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船宿たき川捕物暦
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船宿たき川捕物暦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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思ったよりきれいな一冊でした。店で探すのが大変なので、とても助かります。 | ||||
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今年になって、著者の単行本で「初めての梅」を読み、とても良かった。その本が続編であることを知り、さっそく「船宿たき川捕物暦」を購入した。これが初めての時代小説とのことだが、時代考証といい、会話の語り口といい、主人公の人柄といい、とても初めてと思えないくらい良かった。剣の達人である浪人が、目明しの元締め、つまり町人になるという変わった経歴の話だが、シリーズとして続けてほしい。著者の現代ものも悪くはないが、この捕物暦を何冊も読みたい。佐伯泰英のように、初めから文庫本でどんどん書いてほしい。 | ||||
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今年になって、著者の単行本で「初めての梅」を読み、とても良かった。その本が続編であることを知り、さっそく「船宿たき川捕物暦」を購入した。これが初めての時代小説とのことだが、時代考証といい、会話の語り口といい、主人公の人柄といい、とても初めてと思えないくらい良かった。剣の達人である浪人が、目明しの元締め、つまり町人になるという変わった経歴の話だが、シリーズとして続けてほしい。著者の現代ものも悪くはないが、この捕物暦を何冊も読みたい。佐伯泰英のように、初めから文庫本でどんどん書いてほしい。 | ||||
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「青鬼」の異名を持つ小野流一刀流道場の師範代・真木倩一郎が、 江戸の岡っ引きの総元締めである二代目米造を襲名してから三月。 八百善という料理屋の娘・お美代が、奇怪な頓死を遂げる。 米造が探索に乗り出した矢先、配下の清次が何者かに斬られてしまい……。 特にミステリ的仕掛けがあるわけではなく、未回収の 伏線もいくつか残した状態で、本作は幕を閉じます。 そのあたりは続篇で、ということなのでしょうか。 著者の現代ものの主人公たちは、自分と世の中とのギャップに疲れ、 屈折した物言いや身振りを示すことが多いのですが、本作の主人公は おおらかな江戸っ子の世界を背景に、完全無欠なスーパーマンとして 描かれているため、現代人の苦悩や屈託からは自由でいられます。 それをあえて辛口に評するなら、現代人が時代劇のコスプレで ストレスを発散している、ということになるのかもしれません。 このあたり、時代小説のプロパーな読者が、本作を どのように評価するのか、聞いてみたいところです。 また、著者も“ユートピアとしての江戸”のみを描くのは居心地が悪いのか、 今回から、東北の飢餓というシビアな世相も物語の背景として描かれます。 そういった設定が、今後の展開にどのような影響を及ぼしていくのか、 注目していきたいです。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 正木倩一郎を主人公としたシリーズの第一作。 剣術ものと捕物帳を合わせたような小説。長編であり、江戸の風物を楽しませたり、色恋を組み込んだり、壮大な陰謀が潜んでいたりと、なかなか楽しめる娯楽作品に仕上がっている。 樋口氏が現代物を書くと、あまりに気障すぎて耐えられないが、時代物ではそれがちょうどよく働き、格好良くすっきりした物語になる。こういう方向性も、ありではないだろうか。ただ、持ち味が消えてしまうような気も。 色々と不満の残る本でもあった。男女の仲の描き方が上手くないし、陰謀の話も納得いかない。結末の唐突さもどうなのか。 | ||||
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著者の別シリーズと同じく,主人公はいい男で口もうまいのですが, 言葉などのせいもあり,落ちついた言動がなんとも言えずカッコよく, 非情の裏にあるやさしさなど,派手ではないものの寡黙さに惹かれます. また,女性のほうも,さりげない仕草の中ににあるはじらいが素敵で, 男女のことにしても,互いに『そのこと』を直接口には出さないながら, どこかで通じ合っているみたいな『空気』がとても心地よく感じられます. 事件やいくつかの謎,真犯人など,ミステリなところもあるのですが, 夏の江戸時代を彩るいくつもの風景や,時代を感じられる情緒や文化と, どちらかといえば,時代小説として,落ちついて読める1冊だと思います. むずかしい言葉もありますが,調べながら読むとさらに楽しめると思いますよ. | ||||
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樋口悠介の新作が時代小説?かなりびっくりしましたがとても面白く読めました。主人公とからむ女性の描き方など樋口ワールドは健在ですし、主人公は剣客商売の大二郎と戦わせて見たい位の剣の使い手ですから。終わり方からして次回に続きそうで楽しみです。 | ||||
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