八月の舟
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私は好きですが…という感じです。 そもそも作家自体が読み手を選ぶところもありますが 柚木草平シリーズを片端から読んで、ストーリー運びやこじゃれたテンポのいい会話にウンウンとうなずいている方も ここまでさかのぼると少し別な感じなのでご注意いただきたい。 林檎の〜なんかも一応は人が死んで主人公が犯人探したりするのですが、そういう要素もなく、単純にこの葉山研一がどういう運命をどう受け入れていくかを見届けます。読み手としては、彼の胸内の言葉に共感できたり、できなかったり、微妙な距離感を取られながら物語が流れ。どこまでもスッキリできないそのもどかしさが、ときに心地良く、こういうのはまあ、なかなかないかなと。 | ||||
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窓の外は~に比べ更にハードボイルドな主人公。ハードボイルドな主人公はモテる。 | ||||
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この方の作品ほど幅が広く、ある意味当たり外れが多いのも珍しい。 その中で最高傑作である「ぼくと、ぼくらの夏」そして「八月の舟」「夏の口紅」へと続く一連の 作品カラーは読んでいて本当に心地いい。現実世界と離れ過ぎることなく、かすかにファンタジー のような女の子が出て来る。周りを固める癖のある人たちとは、ある種哲学を感じさせる会話が 軽妙に流れていく。このやり取りが実際のところ的を射ており、引き込まれる。青春物、と評されることが 適切かわからないが、ずっと昔に見た、無名に近い俳優たちが出ているドラマ(例えば、木曜ドラマストリート でやった「桃尻娘」のような)で、だけどとんでもなく心に沁み込んで来るような感覚を覚える。 作品に流れる十代の頃の不確定さ、主人公が信念がないようで妙に決然としているところ、そういう要素が 相まって結果、独特で忘れがたい魅力を放つシリーズ(関連はないが)になっている気がする。 とにかく稀といえるレベルの魅力を感じ、迷わず★5。ただし本当にシリーズによって読み手を選ぶというか、 同じ作者の作品と思えないほど、差が大きい。 | ||||
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主人公の彼女の名前が学生時代に付き合ってた元カノと同じ名前なので購入しました。樋口ワールドは一人称で読み易く主人公にも感情移入できて読書中は自分も高校生になってしまいました。ただし、通勤電車の中だけなので気分はシンデレラ。活字で出版されていると同じに品揃えがあれば嬉しいんだけど…。 | ||||
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ミステリー仕立てではないです。起承転結の構成で、すっきり事件解決、、、を期待すると当てが外れます。著者のメジャーデビュー作「ぼくとぼくらの夏」は、自分自身 大学時代に下宿していた土地が描かれていて 余計に好きな作品ですがその魅力でもある、青春の時のもどかしさが、この作品では それ自体がストレートに描かれています。唐突な「ともだち」の死、将来への葛藤。私は、この作品の「粗さ」が逆に印象に残る作品でした。 | ||||
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