仕掛島
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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タイトルと表紙の雰囲気に釣られて手に取りました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本作は作者の代表作の一つである「館島」の姉妹編的な作品で、「館島」で探偵役を務めた女性私立探偵の息子が本作の探偵役。 前作の「館島」は、ある一つの事実が解き明かされることによって、ドミノ倒し的にすべての謎が氷解するスマートで美しいプロットを備えた傑作だったが、本作もタイプは異なるものの読み応えのある力作である。 ただ、表面に現れる謎がいささか地味であったり、ほとんどの読者が気づくであろう事実を先延ばしにするといった不満点もないではない。 とはいえ、過去と現在の二つの事件は、それぞれ趣向を凝らした謎解きを堪能できる。 ラストはエモーショナルな幕切れで、読後感も良い。 総じて、本格ミステリの巧者らしい、さすがの面白さでした。 | ||||
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内容に関しましては他の方のレビューを読んで頂いて。 東川作品の1作目に(一冊め)に、この本を選ばれる方は 皆さんがおっしゃるように、作風の好みが、ハッキリ分かれます。 もっと言えば、半か丁、白か黒、右か左、裏か表、のような二つに一つ、 全くつまらない・途中で放り出し、時間を奪われた憎悪に燃えるか、 ハマって一気に読んで尚、満足できず、その足で本屋に次作を駆け込み 2〜3冊を一気に読んでしまうほどのファンになるか、きっぱり、好みが 分かれるハイリスクがあります。 まずは、この方の作品に触れるなら「謎解きはディナーのあとで」 から、入られることをオススメします。 キャラがハッキリしており、ギャクも綺麗ですので触りやすいかと思います。 が、しかし・・・前作の館島から更に、ひつこ過ぎるほどのギャグトーク炸裂で コメディミステリーの様相を呈す流れは、壮大な仕掛けもかすむ可能性もあり、 ぜひ、入門から入られて、この作家が自分に会うと思われる方は是非読んで 頂きたい作品です。 それでも、前作の館島から入れば、前作から続く仕掛島のキャストの関係も 良く分かることと思います。 ご参考にして下されば幸いです。 | ||||
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あの「館島」の続編らしいということで、期待十分で読み始めました。 岡山の孤島に建つとんでもなく個性的な館で、当主の四十九日法要に集まった一族に遺言が伝えられた夜に事件発生。 台風で島が孤立する絵に描いたようなクローズドサークルの中で個性の強い登場人物がすったもんだ。 探偵と助手役が掛け合い漫才のようなやりとり。 まさに東川篤哉ワールド。 一気読みしましたが、タイトルのとおり、まさに仕掛満載で面白かったです。 ただ、「館島」のような奇想天外さ、掛け合い漫才のなかにまで張られた伏線を見事に回収していく巧みさにはやや及ばなかった。 これを機に、是非とも岡山シリーズ、もしくは小早川探偵事務所シリーズとしてシリーズ化していただきたい。 | ||||
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もともと短めの長編でも大仕掛けを繰り出すタイプの作者なので、主人公コンビの掛け合いとかディテール部分をゆったり盛り込んで大長編化した印象。人によってはダラダラ感を感じるかも知れない。個人的にはまあまあ楽しめた。 ただ、ディテール部分で一言。この館は個室ごとに浴室がついているらしいが、見取り図ではあまりに狭い印象だし、失踪した被害者の部屋あらためでその点の言及がまったくない。共同トイレが寝室エリアにあるのも変で、個室トイレがなくて浴室だけがあるのだろうか? 連載時に読者や編集者の疑問は出なかったのだろうか。 | ||||
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ミステリとして破綻はしていない。 十分きれいに纏ってはいる。良作ではあると思う。ファンなら読んで損はしない。 ただまぁこの作者ならではの作風で、いつものスラップスティックが長々と続く感じ。つくづくショートストーリー向けの作者なんだなと感じました。長編ならではの重厚感とか、のめり込みのような加速感のようなものは無い。 | ||||
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