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仕掛島
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仕掛島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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本作は作者の代表作の一つである「館島」の姉妹編的な作品で、「館島」で探偵役を務めた女性私立探偵の息子が本作の探偵役。 前作の「館島」は、ある一つの事実が解き明かされることによって、ドミノ倒し的にすべての謎が氷解するスマートで美しいプロットを備えた傑作だったが、本作もタイプは異なるものの読み応えのある力作である。 ただ、表面に現れる謎がいささか地味であったり、ほとんどの読者が気づくであろう事実を先延ばしにするといった不満点もないではない。 とはいえ、過去と現在の二つの事件は、それぞれ趣向を凝らした謎解きを堪能できる。 ラストはエモーショナルな幕切れで、読後感も良い。 総じて、本格ミステリの巧者らしい、さすがの面白さでした。 | ||||
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内容に関しましては他の方のレビューを読んで頂いて。 東川作品の1作目に(一冊め)に、この本を選ばれる方は 皆さんがおっしゃるように、作風の好みが、ハッキリ分かれます。 もっと言えば、半か丁、白か黒、右か左、裏か表、のような二つに一つ、 全くつまらない・途中で放り出し、時間を奪われた憎悪に燃えるか、 ハマって一気に読んで尚、満足できず、その足で本屋に次作を駆け込み 2〜3冊を一気に読んでしまうほどのファンになるか、きっぱり、好みが 分かれるハイリスクがあります。 まずは、この方の作品に触れるなら「謎解きはディナーのあとで」 から、入られることをオススメします。 キャラがハッキリしており、ギャクも綺麗ですので触りやすいかと思います。 が、しかし・・・前作の館島から更に、ひつこ過ぎるほどのギャグトーク炸裂で コメディミステリーの様相を呈す流れは、壮大な仕掛けもかすむ可能性もあり、 ぜひ、入門から入られて、この作家が自分に会うと思われる方は是非読んで 頂きたい作品です。 それでも、前作の館島から入れば、前作から続く仕掛島のキャストの関係も 良く分かることと思います。 ご参考にして下されば幸いです。 | ||||
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あの「館島」の続編らしいということで、期待十分で読み始めました。 岡山の孤島に建つとんでもなく個性的な館で、当主の四十九日法要に集まった一族に遺言が伝えられた夜に事件発生。 台風で島が孤立する絵に描いたようなクローズドサークルの中で個性の強い登場人物がすったもんだ。 探偵と助手役が掛け合い漫才のようなやりとり。 まさに東川篤哉ワールド。 一気読みしましたが、タイトルのとおり、まさに仕掛満載で面白かったです。 ただ、「館島」のような奇想天外さ、掛け合い漫才のなかにまで張られた伏線を見事に回収していく巧みさにはやや及ばなかった。 これを機に、是非とも岡山シリーズ、もしくは小早川探偵事務所シリーズとしてシリーズ化していただきたい。 | ||||
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もともと短めの長編でも大仕掛けを繰り出すタイプの作者なので、主人公コンビの掛け合いとかディテール部分をゆったり盛り込んで大長編化した印象。人によってはダラダラ感を感じるかも知れない。個人的にはまあまあ楽しめた。 ただ、ディテール部分で一言。この館は個室ごとに浴室がついているらしいが、見取り図ではあまりに狭い印象だし、失踪した被害者の部屋あらためでその点の言及がまったくない。共同トイレが寝室エリアにあるのも変で、個室トイレがなくて浴室だけがあるのだろうか? 連載時に読者や編集者の疑問は出なかったのだろうか。 | ||||
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ミステリとして破綻はしていない。 十分きれいに纏ってはいる。良作ではあると思う。ファンなら読んで損はしない。 ただまぁこの作者ならではの作風で、いつものスラップスティックが長々と続く感じ。つくづくショートストーリー向けの作者なんだなと感じました。長編ならではの重厚感とか、のめり込みのような加速感のようなものは無い。 | ||||
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…の違いなのかも知れないけれど、シリアスな場面や、クライマックスでのジョークが白ける。大事な場面ではユーモアは、本格ミステリーとして控えた方が良いのでは?と、気が逸れてイマイチ世界観に入り込めなかった。 また、帯に“最大最長最新傑作”とあったが、読み始めから終始、意味をなさない情景描写や説明書きがやたらと多く、展開による最長ではなく、文字数の多さにあるところが残念… ディナーは謎解きのあとで…を楽しく視聴していたし、テレビで新刊として取り上げられていたので購入したが、書籍としては私とは合わなかったよう。 | ||||
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好みの問題かもしれませんが、シリアスな場面でもギャグが多いので胸焼けがします。 | ||||
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「館島」との兄弟作品?だが、直接的な関係はないので、読んでいなくても全く影響はない。 瀬戸内海に浮かぶ島に集まった人々が台風で身動き取れなくなり…というお馴染みの「絶海の孤島」もの。 様々な伏線がありそれらもしっかり回収されるので、ミステリとしてはよく出来ている(仕掛けが現実的かどうかは別として…)。 ただ、前作(というかこの作者の他作品)と同じくコメディ仕立てだが、それがいちいち鬱陶しい。 ユーモアではなく、ダジャレやツッコミが多いためキャラが薄っぺらになるし、無駄なセリフも増えて肝心のサスペンス感にも水をさしており残念。 これがこの作者の持ち味といえばそうなので、こういったトーンが好きな人には2倍楽しめるかもしれない。 | ||||
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初の東川篤哉氏の著書で、氏の作品は「謎解きは〜」のドラマや映画を観た程度でした。 北川景子さんや櫻井翔さんがやっていたあの薄ら寒い小ネタの数々は、てっきりドラマ用に脚色されているかと思いきや、小説内にも頻発し話の腰を折りまくる始末。 お陰で一つも本筋に集中できない。 「あなた達、目の前で人が亡くなっているんですよ?何で薄ら寒いギャグ飛ばしたり、そのギャグにいちいちツッコミ入れたり笑ってられるの?」と問いたくなる様な登場人物の緊張感の無さにも白けました。 おそらく彼の作品を読むことは二度と無いと思います。 自分の感性ではこの著者の良さが理解できませんでした。 | ||||
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瀬戸内の孤島に建つ実業家の館、そこで執り行われる遺言状の公開、そしてその夜に発生する殺人事件と、ミステリー好きな読者にとって好きなものが沢山盛り込まれています。 作者らしいユーモアも忘れず、また謎の解決へのアプローチもしっかりと描かれえています。 肝となる仕掛けには、作中のワトソン役の弁護士張りにツッコミしたいところもありますが、ワクワクした気持ちで読めるミステリーです。 | ||||
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これはちょっと無理。 文体も厳しいなあ | ||||
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この作者の本はほとんど読んでいますが、この話はとても面白かったです。この探偵と弁護士のシリーズも読んでみたいです。 | ||||
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後半で何となく犯人画像がわかって、なるほど、と思っていると、三重四重の伏線回収が待ってます!まさに仕掛けだらけの島と小説です。 | ||||
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マグリット絵画のような表紙画に惹かれて、「仕掛島」(東川篤哉 東京創元社)を読み終えました。パズラーですから、あまり多くを語ることができません。 奇想天外なプロローグ。岡山方言。瀬戸内海の孤島、斜島。或る人が亡くなったことによる遺言状の開示。奇妙な館「御影荘」で起こる殺人事件。接近する台風、また台風。そして、「桃太郎伝説」と共に家族の歴史が過去の闇の中からジワジワと浮上してきます。 探偵・小早川隆生。ワトソン役でもあり弁護士の卵、沙耶香のコンビネーションが絶妙で、笑えます。ロジカルでドライな感覚は、この国のミステリ界の中ではとても貴重な才能だと思います。 幾つかの伏線はしっかりとタイミングよく回収され、しかしながら島田荘司かと見紛う「奇想」はこの時代のヴァーチャルな空間の中、果たしてインパクトをもたらしたのかどうか?評価がわかれるような気がします。 | ||||
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今作は、凄い!東川篤哉先生の味わいを残しつつも、いつも以上の本格ミステリー。しかも、過去の作品の同じ舞台での話というから、世界観は、なかなか広がるではないか。私は、その前作を買いながらも、まだ、見ずに、先に、今作品を見てしまったが、充分、面白い。まさに、いつも以上のお薦め作品だ。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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