トライロバレット
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トライロバレットの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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さすが鬼才と呼ばれるだけあり、最後まで惹き込まれた。高校での銃乱射事件を題材に、主人公は?彼の唯一の友人は?と次の展開が予想できないほど。後を絶たない銃乱射事件に警鐘を鳴らす作品ともいえるか。これまでも他の作家にはない独特の世界を楽しませてくれた著者。今回も打ちのめされた。次回作はどれだけ鬼才ぶりを見せてくれるか? | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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佐藤究は純文とエンタメを交錯させる作風だが、今作はそのバランス感覚に疑問を覚えた。登場人物は類型的で群像としての厚みを欠き、主人公を突き動かす衝動が強迫観念だけというのも弱い。どことも接続しない、極めてつまらない人生を送る人々たちの物語。語り口と文体だけで最後まで付き合ったが、読了後の徒労感は強い。 | ||||
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いじめられっ子が、いじめっ子に反撃するために銃を手に高校に登校しましたよ アフガン紛争に参加した元兵士がメンタルいかれて銃を手に高校を襲撃しましたよ たまたまそれが同じ日で、撃ちあいになりましたよ…、というだけの話。 前半と後半との二部構成だが、前半ではただひたすらいじめられっ子がいじめられ、元兵士がいかれている様子が描かれ、後半では襲撃の経緯が描かれる。 こうした作品では、普通に生活していた高校生がなんらかの事件をきっかけにいじめられはじめ、しだいに追い詰められていく経緯や、普通に生活していた退役軍人が、周囲との軋轢の中で心を病み、妄想にとりつかれていく姿などが描かれてこそ物語として成立するものだが、この小説では 冒頭からすでにいじめは開始されており、元兵士は最初から幻聴や幻視にさいなまされている。そこにはなんのストーリー展開もない。 なので、はっきり言ってこの本の前半は読む必要がない。高校生は、ただただいじめられてます。元兵士はとにかくいかれてます。それだけを知ったうえで、後半の襲撃部分だけ読めば十分。 作品紹介で、アメコミ的ヒーローと書いているあたり、出版社も理解しているのだろうが、この本は後半のアクションシーンを読み流すためだけのコミックのようなもの。物語を楽しむことはできません。 | ||||
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スピード感、疾走感を文章で体感させる鬼才。 各書、装丁にもこだわっていて、小説とリンクしていたり謎かけが隠れていたりと楽しめます。 佐藤究、イチオシの作家です! | ||||
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最後は夢オチだろうな、という想像はまさに弾丸で撃たれたように破壊されてしまいます。徹底的ないじめ、アフガニスタンでの戦闘体験をそれぞれ別々に進行させながら、ラストにむかってどう交わって、収束させるのかまったく想像がつきませんでしたが、さすがに剛腕の作者は力業でまとめきりました。 海外小説そっくりの「硬い翻訳調」を意識的に使って現在アメリカのいびつな分断状況を見事に描いています。 | ||||
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いまノリにノッてる佐藤究の最新作はアメコミヒーロー小説であった。ストーリーは定番の流れだがモノローグは確かに佐藤究節が唸っている。 サクッと読めてしかも面白い小説なのだが、もう少し最後のカタルシスが欲しかったので星一つ下げて四つか。 ヒーローは生み出すまでが楽しいのだろうが、できれば続編を無理やり書いて正統派のヒーロー譚を語って欲しいものである。 | ||||
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