飽くなき地景



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    初公開日(参考)2024年10月
    分類

    長編小説

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    飽くなき地景

    2024年10月02日 飽くなき地景

    痛みを忘れ変貌する巨大都市で、一振りの刀が巻き起こす美と血のノワール 土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    まごうことなき傑作

    読了して、たくさんの言葉に包まれています。

    紹介文にも帯にも書かれていないが、これは、芸術/アート、つまり人の手によって作り出されたものに対するスタンスがテーマなのだと感じた。
    主人公の治道は、家族、あるいは物語中で出会う様々な人との出会いと別れを通じて、自らのスタンスを自覚していく。
    特に芸術に興味を持っている読者には、何かしら共感したり心に響くものがあるのではないか。
    前作のように短文を重ねてリズムよくドライブしていく文章とは異なり、一文一文とても丁寧に書かれていて、文字を手の指でなぞっていくくらいのペースで読み進めると、意味がすっと腹落ちていくように思う。
    情景も、人物の心のうちも、読者の心に鮮やかに再生される、そういう文章だった。
    建築や美術に対する素養、イメージがあると、情景の解像度が上がり、いっそう鮮やかに感じられるだろう。
    主人公が自覚した芸術に対するスタンスとは、つまるところ生き方であり、他者との違いを受け入れ、自分というもの、自分の限界に対する諦念に至る。
    とても美しい物語だった。
    飽くなき地景Amazon書評・レビュー:飽くなき地景より
    4041150671



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