大樹館の幻想
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乙一さん大好きで全作読んでます。 初期の「きみにしか聞こえない」が好きな方にピッタリです。 登場人物が宝石に例えられているので、読み終わってから石言葉を検索するとテンション最高潮になります。 登場人物全滅してこそ館もの!という過激派はお引き取りください。 | ||||
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久々に信じられないくらいつまらないミステリーだった。これはミステリーではなく、ファンタジー小説です。ラストに何の驚きもない。途中で読むのをやめればよかったと読後にこんなに後悔した作品はあまりない。 | ||||
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久しぶりの乙一でしたが、大満足でした。 今までの文体の美しさと妖しさに加えて、論理的なトリックが加わって、読み応えありました。 ちょっと余韻を残した終わり方は、いつもの乙一らしいです。 | ||||
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・ツリーハウスの館。そこで起こる惨劇を予知する胎児。 ・館にまつわる噂話。平行世界での未来と様々な推理。いろんな情報を選択しながらの推理。 ・館ものとしての満足度、そして多層的な物語へのフラットな視点と温度感。居心地のよい作品です。 乙一先生の館もの。特殊設定ミステリ。 ツリーハウスのような館を舞台に、密室殺人。 それが発見される前、身ごもった主人公はおなかの中から胎児の声を聞きます。彼曰く、未来からの転生者らしく、未来では事件の第一発見者になってしまい、犯人にされてしまったとのこと。 彼の助言をもとに違う形で、事件と向き合うことになるのです。 平行世界での出来事や大樹館への噂。 それらが同時にありながら、紐解いていきます。 館ものとしても、幻想小説としても、 そして家族の物語としても、大満足でした。 | ||||
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特殊設定もののミステリ。ほとんどSFと言っていい幻想的な世界と、その世界のルール、設定に惹かれました。 風変わりで特殊な設定のいの一番に挙げたいのは、主人公の女性・穂村時鳥(ほむら ほととぎす)が事件の情報交換をする相手が、この世界とは別の時間軸に存在している未来の息子だというところ。将来、〝穂村ツバメ〟と名づけられることになるこの息子が、現在は時鳥の胎内にいて、へその緒でつながっている胎児て設定なんですね。その胎児と精神感応を通して時鳥が対話をする‥‥てなことになってます。で、このとんでもない設定による母と子のやりとりが、意外にもなかなかに良かった。じんわりと胸に沁みてくる妙味がありました。 バベルの塔を思わせる〈大樹館(たいじゅかん)〉という屋敷の、あたかも迷宮をさ迷うが如き雰囲気も良かったですね。この異形の屋敷と、それに付随した仕掛けなどは、稚気(ちき)にあふれた愛すべきもので、私は好ましく感じました。 事件の謎解き、その推理がきちんと理解できたかっていうと自信ないし、ちょっと腑に落ちないところもありました。なんせ、穂村時鳥のいるこっちの世界と、胎児(穂村ツバメ)が存在するあっちの世界と、ふたつの時間軸で発生する事態に違いがあったりするので、結構混乱しましたから。 本格ミステリとしてよりも、白昼夢を見ているような幻想的なミステリとして面白かった言うのかな、作者の稚気やロマンを楽しんだ作品でした。 | ||||
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