(短編集)
死者のための音楽
- 身元不明 (119)
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乙一が山白朝子の名前で紡ぎだす作品は昔の日本が舞台の和風だったり、現代でもどこか懐かしく、全体的に繊細な情緒が漂います。 本作はその作風が特に洗練されているように感じました。短編集なので一話ごとの区切りがよくてそう感じるのかもしれませんが。 作者はずっと理系の学校だったのに何故こんな美しい幻想を織りなすことができるのか不思議です。 きっと傷つきやすく、心の内側に向かう傾向が強いからでしょう 幻想でも甘くはなくて、切なくて繊細で痛みを伴いリアルに感じる世界です。 鬼物語は惨劇の描写が淡々と簡潔なのに映像がハッキリ浮かんできて恐ろしく、ひねった描写でも怖くない作家との才能の差を感じました。 個人的に1番好きな雰囲気で心に響いたのは、美しく悲しい献身的な黒い鳥の話です。鳥の容貌とラストに向けた切ない描写に心奪われました。 最後を飾る「死者のための音楽」は、サラサラと流れるような文章で交差する親子の物語に、頭が考えるより先に何故か無性に胸打たれ所々で泣けてきました。自分も子育ての経験があるから重なる部分があったのだと思いますが、それを男性作家が描いているとは。(乙一としてでもそうですが女性目線から描く作品が多いですね) 歴史上の有名な音楽家が夢などの不思議な体験から曲を得たエピソードがいくつかありますが、無名の一個人にその機会が与えられた様子を描くとこうなるのか、と。身近な日常と気高い遥かな世界のいりまじる不思議な感覚を体験しました。 | ||||
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買ってよかった、読んでよかった、と思える本でした。まだまだ続きが欲しくなります! 幽ブックスの三本の栞、不評もあるようですが、なんだか雰囲気があって私は好きです。 | ||||
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乙一作品から辿り着きました。天帝妖狐・石の目の様なちょっと古い言い伝え・物語的な感じの作品が多い感じでしょうか。静かな怖さや静かな切なさを感じました。乙一作品が好きな方は安心して(安定感)読めるかと思います。 | ||||
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申し訳ないと思いつつ、3作品しか読んでません。堪えられませんでした。文体はシンプルです。それ故にもう少し表現力を。。。と思います。ただそれもやはり個々によって好き・嫌い、読みやすい・読みにくいが分かれるのでしょう。私は無理でした。無理矢理に答えを与えられたような感覚がして面白さを感じられません。ジャンルが怪談?ホラー?なのであるならなおさらです。文体と表現力のせいで稚拙な文章に感じられました。全部読んでないくせにごめんなさい。 | ||||
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思ったより読みやすく、そこまで暗くなく、気軽に時間潰しできた。 | ||||
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