ダンデライオン
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買う前のレビューで「大きな風呂敷をひろげたがラストは尻すぼみだった」とか書かれていたが、 個人的にはこれ以上ないくらい綺麗にまとまっていると思えたし、 書評どおりミリ単位で設計された構成で一分の隙もない構成に感じた。 満足の一冊。 | ||||
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序盤の盛り上がりに対して、どんどん尻すぼみしていくような作品でした。 序盤は本当に良かった。見えない事実が多いなかで、主人公の味わう不思議な出来事。飛んでいる綿毛、カセットテープの音声、小春から聞かされる過去の話。想像力を非常に掻き立てられるし、乙一らしい淡々とした文体から匂いたつ独特の雰囲気に惹きこまれました。 しかし、謎が可視化されるにつれて、小春と主人公との関係性の描写の薄さが気になるようになりました。 免許証や婚姻届けの件は面白かったのですが、肝心要の二人の関係性にあまり魅力がなく、それこそ作られた恋心のように感じられました。 計4回の頭への衝撃、一日ずつ交換するという設定による枷に対して、最後まで料理しきれなかった印象を受けます。かなりの努力の跡がありますが、打ち勝つことはできなかったのだろうというのが正直な感想です。 小春を助けた主人公は、そのあとすぐに真犯人との対決に移らざるを得ない。間に、子供のときの主人公が大人になるまでの過程をはさんでなお、流れとしてサスペンスとロマンスがうまく調和しない。もう少し、小春と恋愛関係になるまでの過程を綿密に書いてほしかったです。 制約の多い設定の中で、うまくまとめ切っているとは思うものの、やはり序盤に感じた作品のポテンシャルを最大限に生かしきれなかったのだろうと思います。 こればっかりはしょうがないのかもしれないです。 | ||||
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過去と現在の繋がりをここまで緻密に計算して描けることにただただ驚きました。 読み進めていくうちにどんどん繋がって行く点と点、「まさかこれも!」と思わず唸ってしまいました。 こんなに興奮しながら読んだ作品は初めてでした。 | ||||
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ロバート・F・ヤングの名作「タンポポ娘」を明示的なベースにして、タイムトラベル物のボーイ・ミーツ・ガール兼ミステリーを作り上げたこの力技、すごいです。 カバーの絵にもなっている無数のタンポポの綿毛が舞う空は、時空が歪んでいることを暗示させる大事なシーンで、雰囲気があり、内心にも感傷を盛り上げてくれます。必ず彼女を救うんだ! レビュアーとしてはこの懐かしくも切ない空気が全編に漂ってほしかったのですが、目まぐるしく1999年と2019年を行き来し、何人かの視点で語られていく物語は少々忙しい。とある一日を上手く使いきらないと未来が無いという切迫感があるので仕方ないですが。 でも、「時間旅行物はどうせこんな目出度し目出度しになるんでしょ」という読者の小賢しい予想をひっくり返し、予告された未来に縛られるという時間の陥穽から自分も彼女も救い出して未知の幸せに向けて踏み出していくエンディングは凄い。 意志の力がみなぎったタイムトラベルの良作です。 その意味ではロバート・A・ハインラインの「夏への扉」と同系のテイストかもしれません。 ただレビュアーが一番強く思い出したのは岡崎武士の「レッツ☆ラグーン」。コミックスですが、恩ある大切な女子を助けるために時をジャンプする男子の想いはこちらも熱々ですよ。 | ||||
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一気に読みました。好きなナイター中継も見ずに(笑) タイムトラベル(?)ものは好きで、ロバートAハインラインの「夏への扉」も大好きです。 中田永一は好きで、「吉祥寺の朝日奈くん」を読み、「くちびるに歌を」は映画で見ました。 今回のストーリー、私にはちょうど良かったです。 | ||||
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