(短編集)

死者のための音楽

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評判

死者のための音楽の評価:

4.54/5点 レビュー 28件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.54pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 1〜20 1/3ページ
No.46
(5pt)

どの作品も、風景描写と情景の美しさが際立ちました。

4

2024/01/23
ネタバレ
あの世とこの世の境界を曖昧にする、不思議で切ない7篇。時代も場所もさまざまな設定なのに違和感がなく、どこか懐かしい昔話のような世界が広がっている。 特に好みだったのは「井戸を下りる」「黄金工場」「未完の像」「鬼物語」「鳥とファフロッキーズ現象について」。もうほとんど全部好みだった。 どの物語も、読んでいて悲しい予感がある。きっとこの先悲しいことが起こると分かっていて読み進めるのは辛いけれど、その予感を裏切らないで最後にしっかり切ない気持ちにさせてくるところが良かった。 この切なさは登場人物たちの愛情によるもので、どの物語にもみんなが生きた証があった。余韻に浸っていたい。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.45
(5pt)

痛みを伴う幻想

乙一が山白朝子の名前で紡ぎだす作品は昔の日本が舞台の和風だったり、現代でもどこか懐かしく、全体的に繊細な情緒が漂います。
本作はその作風が特に洗練されているように感じました。短編集なので一話ごとの区切りがよくてそう感じるのかもしれませんが。
作者はずっと理系の学校だったのに何故こんな美しい幻想を織りなすことができるのか不思議です。
きっと傷つきやすく、心の内側に向かう傾向が強いからでしょう
幻想でも甘くはなくて、切なくて繊細で痛みを伴いリアルに感じる世界です。
鬼物語は惨劇の描写が淡々と簡潔なのに映像がハッキリ浮かんできて恐ろしく、ひねった描写でも怖くない作家との才能の差を感じました。
個人的に1番好きな雰囲気で心に響いたのは、美しく悲しい献身的な黒い鳥の話です。鳥の容貌とラストに向けた切ない描写に心奪われました。
最後を飾る「死者のための音楽」は、サラサラと流れるような文章で交差する親子の物語に、頭が考えるより先に何故か無性に胸打たれ所々で泣けてきました。自分も子育ての経験があるから重なる部分があったのだと思いますが、それを男性作家が描いているとは。(乙一としてでもそうですが女性目線から描く作品が多いですね)
歴史上の有名な音楽家が夢などの不思議な体験から曲を得たエピソードがいくつかありますが、無名の一個人にその機会が与えられた様子を描くとこうなるのか、と。身近な日常と気高い遥かな世界のいりまじる不思議な感覚を体験しました。
山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス) Amazon書評・レビュー: 山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)より
4840120927
No.44
(5pt)

極限の愛

買ってよかった、読んでよかった、と思える本でした。まだまだ続きが欲しくなります!
幽ブックスの三本の栞、不評もあるようですが、なんだか雰囲気があって私は好きです。
山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス) Amazon書評・レビュー: 山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)より
4840120927
No.43
(4pt)

なかなか面白いです。

乙一作品から辿り着きました。天帝妖狐・石の目の様なちょっと古い言い伝え・物語的な感じの作品が多い感じでしょうか。静かな怖さや静かな切なさを感じました。乙一作品が好きな方は安心して(安定感)読めるかと思います。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.42
(4pt)

なかなか面白いです。

乙一作品から辿り着きました。天帝妖狐・石の目の様なちょっと古い言い伝え・物語的な感じの作品が多い感じでしょうか。静かな怖さや静かな切なさを感じました。乙一作品が好きな方は安心して(安定感)読めるかと思います。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.41
(1pt)

私は好きではないです。

申し訳ないと思いつつ、3作品しか読んでません。堪えられませんでした。文体はシンプルです。それ故にもう少し表現力を。。。と思います。ただそれもやはり個々によって好き・嫌い、読みやすい・読みにくいが分かれるのでしょう。私は無理でした。無理矢理に答えを与えられたような感覚がして面白さを感じられません。ジャンルが怪談?ホラー?なのであるならなおさらです。文体と表現力のせいで稚拙な文章に感じられました。全部読んでないくせにごめんなさい。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.40
(1pt)

私は好きではないです。

申し訳ないと思いつつ、3作品しか読んでません。堪えられませんでした。文体はシンプルです。それ故にもう少し表現力を。。。と思います。ただそれもやはり個々によって好き・嫌い、読みやすい・読みにくいが分かれるのでしょう。私は無理でした。無理矢理に答えを与えられたような感覚がして面白さを感じられません。ジャンルが怪談?ホラー?なのであるならなおさらです。文体と表現力のせいで稚拙な文章に感じられました。全部読んでないくせにごめんなさい。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.39
(4pt)

気軽に読める短編集

思ったより読みやすく、そこまで暗くなく、気軽に時間潰しできた。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.38
(4pt)

気軽に読める短編集

思ったより読みやすく、そこまで暗くなく、気軽に時間潰しできた。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.37
(5pt)

ふしぎで温かく、でも怪談

どの短編も味わいがあってため息が出ました。
どれも素晴らしかったけど、表題作の『死者のための音楽』がいちばん好きです。

母と娘のお互いを思いやる気持ちや、裕福ではない母子家庭のつらさが読んでいて切なかったです。
特に、娘のために洋服を買おうとする母と、家計が苦しいのに母にお金を使わせたくないと考える娘のやりとりが健気でした。
そして、慎ましく暮らしながらも、ふたりでレコードを聞くのが大好きだったと言う娘の言葉を聞くと、こちらがもらい泣きしてしまうようでした。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.36
(5pt)

さらっと読んで、読後も満足です

背筋が凍るような怪談ではありません。
だけど、人間の持つずるさや愚かさをひしひし感じられるという点では、恐怖がないわけじゃありません。
怖いのは幽霊や怪奇現象ではなく、偏見や差別など、人の浅ましさの方ですから。

この短編集に登場する人物たちは、逆境にもめげずに前向き人生を歩んでゆく強さを持っています。
怪談でありながら、読後はやさしい気持ちになれるのは、彼らのこうした健気さに触れられるからだと思います。

背筋は冷たくならないものの、おすすめの怪談話です。
山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス) Amazon書評・レビュー: 山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)より
4840120927
No.35
(5pt)

ふしぎで温かく、でも怪談

どの短編も味わいがあってため息が出ました。
どれも素晴らしかったけど、表題作の『死者のための音楽』がいちばん好きです。

母と娘のお互いを思いやる気持ちや、裕福ではない母子家庭のつらさが読んでいて切なかったです。
特に、娘のために洋服を買おうとする母と、家計が苦しいのに母にお金を使わせたくないと考える娘のやりとりが健気でした。
そして、慎ましく暮らしながらも、ふたりでレコードを聞くのが大好きだったと言う娘の言葉を聞くと、こちらがもらい泣きしてしまうようでした。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.34
(5pt)

読みごたえあります

この作者のことを全く知りませんでした。偶然にも手に取ることができ、得をしました。ご自分の内世界を構築していて、その世界をごく自然のように物語る作者が好きなのです。とても満足です。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.33
(5pt)

読みごたえあります

この作者のことを全く知りませんでした。偶然にも手に取ることができ、得をしました。ご自分の内世界を構築していて、その世界をごく自然のように物語る作者が好きなのです。とても満足です。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.32
(5pt)

綺譚は良いです。

ある有名な作家の変名だそうです。とても綺麗な綺譚の世界が広がっています。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.31
(5pt)

綺譚は良いです。

ある有名な作家の変名だそうです。とても綺麗な綺譚の世界が広がっています。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.30
(5pt)

最高

哀愁のある物語です。

読んだ後の後を引く余韻がたまりません。

ミステリー的な❝オチ❞を求める人には向かないかもしれません。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.29
(5pt)

最高

哀愁のある物語です。

読んだ後の後を引く余韻がたまりません。

ミステリー的な❝オチ❞を求める人には向かないかもしれません。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764
No.28
(4pt)

グロテスクで、切なくて

山白朝子さん『死者のための音楽』は、乙一さんが別名義で発表した短編集である。乙一さんの作品はグロテスクなホラーと、せつない系の物語におおよそ分かれるが、本作品はその双方をあわせもつ怪談話だ。

■長い旅のはじまり
寺を訪ねてきた少女は、父を殺され記憶を亡くしていた。お宮と名づけられた少女は、やがて、無垢なまま身ごもり子を産んでしまう。お宮は、我が子が長じるにしたがって、父の心を宿していることを知るのだった ・・・

実の父を自身の子として再生させてしまったお宮。親娘の想いが、美しく結実していく余韻がよい。

■井戸を下りる
追っ手から逃れ、古い井戸に身を潜めた青年は、そこで幻のような女性 雪に出会う。雪はその井戸の底にある部屋で暮らしていたのだ。青年は、徐々に雪に心を寄せるようになるのだが ・・・

異空間にさ迷い込んだ青年と、そこに住まう女性の因縁ばなし。結末は、想像を上手く外し、悠久の時を感じさせる締めくくり方になっている。

■黄金工場
不思議な工場の廃液を見つけた ぼく。それは、生き物をも黄金に変えてしまうのだった。ぼくの話しを聞いたと母は、黄金作りに勤しむようになる。母が黄金にしてしまったのは ・・・

初恋の甘酸っぱさを感じるメルヘンタッチの作品かと思いきや、救いのない陰惨な結末に怖気をふるってしまう。 

■未完の像
仏師のもとに弟子入りを申し入れた少女。少女の彫るものは、言いえぬ親しみを感じさせるものだった。やがて、少女が人殺しであることがわかり ・・・

どこかで聞いたことがあるような錯覚を覚える作品。ひねりが欲しかった。

■鬼物語
山に隠れ住んでいた鬼が村へおりてきた。次々と村人たちを殺戮する鬼。逃げ惑う少女とその弟は、追い詰められ、そして ・・・

冒頭の会話に込められた切なさが、読了して始めてわかる仕掛けになっている。

■フロッキーズ現象について
私の家に住むついた巨大な鳥。小説家の父が何ものかに殺されてから、鳥は、わたしの心に思うものを持ってくるようになった。鳥に養われるようになった私。しかし、鳥が人を襲うのを見てしまい ・・・

(別名義)乙一さんらしいミステリタッチの作品。他の作品は時代背景がぼやけているけれど、本作品は現在に近いと想像できる。

■死者のための音楽
母と娘の心のうちがそれぞれの立場からつづられていく。母が聞いた不思議な音楽とは ・・・

母娘の愛情に満ちたやり取りの中に、寂しさと儚さが漂う作品である。死をテーマにしながらも、清々しさすら感じる。
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143285
No.27
(4pt)

グロテスクで、切なくて

山白朝子さん『死者のための音楽』は、乙一さんが別名義で発表した短編集である。乙一さんの作品はグロテスクなホラーと、せつない系の物語におおよそ分かれるが、本作品はその双方をあわせもつ怪談話だ。

■長い旅のはじまり
寺を訪ねてきた少女は、父を殺され記憶を亡くしていた。お宮と名づけられた少女は、やがて、無垢なまま身ごもり子を産んでしまう。お宮は、我が子が長じるにしたがって、父の心を宿していることを知るのだった ・・・

実の父を自身の子として再生させてしまったお宮。親娘の想いが、美しく結実していく余韻がよい。

■井戸を下りる
追っ手から逃れ、古い井戸に身を潜めた青年は、そこで幻のような女性 雪に出会う。雪はその井戸の底にある部屋で暮らしていたのだ。青年は、徐々に雪に心を寄せるようになるのだが ・・・

異空間にさ迷い込んだ青年と、そこに住まう女性の因縁ばなし。結末は、想像を上手く外し、悠久の時を感じさせる締めくくり方になっている。

■黄金工場
不思議な工場の廃液を見つけた ぼく。それは、生き物をも黄金に変えてしまうのだった。ぼくの話しを聞いたと母は、黄金作りに勤しむようになる。母が黄金にしてしまったのは ・・・

初恋の甘酸っぱさを感じるメルヘンタッチの作品かと思いきや、救いのない陰惨な結末に怖気をふるってしまう。 

■未完の像
仏師のもとに弟子入りを申し入れた少女。少女の彫るものは、言いえぬ親しみを感じさせるものだった。やがて、少女が人殺しであることがわかり ・・・

どこかで聞いたことがあるような錯覚を覚える作品。ひねりが欲しかった。

■鬼物語
山に隠れ住んでいた鬼が村へおりてきた。次々と村人たちを殺戮する鬼。逃げ惑う少女とその弟は、追い詰められ、そして ・・・

冒頭の会話に込められた切なさが、読了して始めてわかる仕掛けになっている。

■フロッキーズ現象について
私の家に住むついた巨大な鳥。小説家の父が何ものかに殺されてから、鳥は、わたしの心に思うものを持ってくるようになった。鳥に養われるようになった私。しかし、鳥が人を襲うのを見てしまい ・・・

(別名義)乙一さんらしいミステリタッチの作品。他の作品は時代背景がぼやけているけれど、本作品は現在に近いと想像できる。

■死者のための音楽
母と娘の心のうちがそれぞれの立場からつづられていく。母が聞いた不思議な音楽とは ・・・

母娘の愛情に満ちたやり取りの中に、寂しさと儚さが漂う作品である。死をテーマにしながらも、清々しさすら感じる。
死者のための音楽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者のための音楽 (角川文庫)より
4041010764