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    初公開日(参考)2024年11月
    分類

    長編小説

    閲覧回数796回
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    小説

    2024年11月20日 小説

    我々は、なぜ小説を読むのか。 五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。 複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。 そこには望むもののすべてがあった。 十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。 そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。 しかし、その屋敷にはある秘密があった。 小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。 宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    小説の総合評価:7.57/10点レビュー 28件。Bランク


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    (8pt)

    小説の感想

    作者買いしている一人なので、新刊が出たことが素直に嬉しいです。点数には好み補正が入っています。

    今回は「小説とは何か?」そして「読者」がテーマとなっている作品です。
    作者はこれまでもテーマ性のある作品を多く手がけており、『know』では「知る」とは何か、『タイタン』では「働く」とは何かを描いてきました。本作では『小説』というタイトルで「読者」をテーマとして描かれています。『アムリタ』から『2』の頃は「創作」に関する作り手側の視点を描いていましたが、本作ではそれを受け取る側に焦点を当てた作品だと感じます。

    本を読むことが好きな人ほど、心に刺さる言葉があるのではないでしょうか。
    「そんなに本が好きなら自分で作らないの?」から受けるネガティブとか、「読むだけじゃ駄目なのか」という問いは、読み手側の心情を代弁しており、かつその問いに対して野﨑まど流の哲学的な考えが展開される物語です。今回も「解法」や「解放」となる考え方に触れることができとてもよかったです。小説に対する見え方が変わる一作でした。

    egut
    T4OQ1KM0
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.27:
    (3pt)

    うーん、終わりがな

    前半から中盤は引き込まれる。
    謎めいた小説家と、主人公2人の学生時代は興味深いのだけど、加速度的に大人になって内容が薄くなっていく。

    せっかくキャラ的に立っている現実社会が、ファンタジー混ぜたことによって色あせてしまった。
    小説Amazon書評・レビュー:小説より
    4065373263
    No.26:
    (4pt)

    読みづらいけど感動する

    これは、「小説」を読む書く読んで心が意味を持ち、虚構が成立する。
    だから、人は読み手と書き手に分かれたり混じったり。ただ、生きてるだけで意味がり心の内側があって世界が広がる。

    最近、量子力学がもてはやされてると言っていいのか。でも、変な涙が後半止まらなくなり、内海くんと、外崎くんで笑い。
    うん、生きてるだけでいいんだなって。励まされました。
    小説Amazon書評・レビュー:小説より
    4065373263
    No.25:
    (3pt)

    序盤ワクワクした。

    なるほど、当たり前の話。小説とは虚構ってことでしょ。でももう少しロジカルに作って欲しかった。外崎と内海のタイムスリップも虚構ならではで小説ならではだが、ファンタジーになってしまってちょっと落胆。でも面白い小説ではあったと思う。私には刺さらなかったが。
    小説Amazon書評・レビュー:小説より
    4065373263
    No.24:
    (5pt)

    読み終えたとき、ちょっと鳥肌が立った

    最後4分の1ほどで、いったいどこに連れて行くのかと思いながら、頁をめくる手がとまらず、最後は全く予想外の着地だった。壮大な嘘を読んで爽快な気分になった。これぞまさに小説。
    小説Amazon書評・レビュー:小説より
    4065373263
    No.23:
    (2pt)

    小説とは何なのかを考えさせられた

    自分にとっての小説とは何なのかを考えさせられましたし、小説家の物語を書くことに対する想いと大変さを感じることも出来ました。小説家の方々が産み出した物語をただ楽しめている自分は幸せ者なのだと思いました。
    でも正直この作品は読んでて面倒くさかったしそんなに面白く感じることもなかったです。自分は別に哲学的でもないし、もっと分かりやすい物語が好きだし、本を読んでて特に思い詰めることもないので読んでてイライラしました。
    この本を読んで救われたと感じてる人もいるみたいだけど、ちょっとヤバいっすよ。本読んでる場合とちゃうで(笑)
    小説Amazon書評・レビュー:小説より
    4065373263



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