二人一組になってください



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初公開日(参考)2024年09月
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長編小説

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二人一組になってください

2024年09月19日 二人一組になってください

「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」 とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。 自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。 本当の友情とは? 無自覚の罪によるいじめとは何か? 生き残って卒業できるのは果たして誰か?(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

二人一組になってくださいの総合評価:6.33/10点レビュー 15件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

二人一組になってくださいの感想

タイトルや雰囲気作りは抜群に面白かったです。ただ、勿体なさを感じた作品でした。

『二人一組になってください』という、学校で馴染みのある言葉をタイトルにしたセンスがとても良いです。卒業式直前のデスゲームのルールも、"誰とも組めなかった者は失格" というシンプルで分かりやすく、読者が手に取りやすい作品で巧いなと思ったのが最初の感想でした。作品序盤の出席名簿やカースト表を見せる演出も好感で期待が高まりました。
文章も読みやすく、デスゲーム特有の理不尽なペナルティが発生する序盤のパニック感や心理描写も良いので最後まで一気読みで、面白く楽しめた……はずなのですが、なんというか結果は何も残らない作品でした。

デスゲームものとしての感想ですが、頭脳戦要素は皆無でした。最初に示されたルールから読者なら思いつきそうな戦略もまったく描かれず、登場人物たちは場の流れに身を任せるばかり。考え方の刺激や登場人物の悔しさも伝わらず、ただ死んでいくだけの展開が続いたことで、死の重みが軽くなってしまっていたのが残念でした。結果として大事なテーマや内容の印象が残りにくく、達成感や結末への感情移入もしづらかったため、終盤に至ってもどこか醒めた視点で物語を見てしまいました。

テーマ性について。
「いじめ」がテーマという話が序盤で示されているのですが、正直なところ、根底に「いじめ」があったという事は最後まで隠しておいた方がよかったような気がします。物語の導入で、いじめがあったからデスゲームが行われたと提示されるので、読者にいじめについて考えさせる狙いがありそうな気がしますが、それがあまり伝わってきませんでした。というのも、描かれているエピソードの多くは思春期の女子高生たちの悩みに重きがある為、「いじめが理由でデスゲームに巻き込まれた」という必然性に共感しづらかったからです。むしろ、最初は「なぜデスゲームに巻き込まれたのか?」という理不尽さと緊張感を前面に出し、最後に「実はいじめが背景にあった」と明かすほうが、より印象に残る展開になったのではないかと思います。

文章や雰囲気はとても読みやすく魅力的だったのに、デスゲームといじめのテーマの描き方がチグハグで、もっと良くなりそうな惜しさを感じる作品でした。女子高生たちの空気感や、生徒たちの悩み、友人関係の各エピソードはそれぞれ面白かっただけに、最後は何も残らなかったのが正直勿体ない作品に感じました。

最終章の最後の2行みたいな要素がもっと全編に欲しかったです。

▼以下、ネタバレ感想

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.14:
(4pt)

スクールカーストは後の人生にも影響がある?

この小説は、冒頭で読者を意図的に罠にはめるような演出(過去の関係性の伏せ方)があり、心の声のズレに違和感を覚えた。ただし、二人一組になり、あぶれた子が亡くなるファンタジー的な展開は自然に受け入れられた。
特に印象に残ったのは、スクールカーストの「中間層」の描き方。上でも下でもない、クセもない、正直読んでてスルーしたくなるような存在感。だけど、なぜその位置にいるのかがちゃんと伝わってきて、もしこれを意図して書いているなら非常に優れた作品と言える。
物語終盤の「デスゲームが受け継がれる」展開は既視感があり、ありきたりなエンドに頼らず、より独自性のある締め方ができればさらに良かったと感じた。周りに遺体があることや、人生が後、数分で終わる瞬間に極端に冷静でいるキャラクターが多すぎる点には不自然さを覚え、緊張感が少し薄れたのが惜しい。死に方によって恨みが強いような演出もわかりにくく、どんな風に遺体が転がってるのかもわかりにくい。
私自身も、あの頃、あんな狭い世界の中で必死になって、一軍だ二軍だって馬鹿みたいにこだわっていたなんて思うと、すごく切なくなった。
でも、最後まで一気に読ませる力は確かにあったし、いい作品ですね。
二人一組になってくださいAmazon書評・レビュー:二人一組になってくださいより
4575247685
No.13:
(4pt)

いじめの理不尽さが伝わる

いじめを題材にした物語で、いじめの理不尽さが伝わって来ます。
無自覚な悪意だったとしても、同じクラスにたまたまいただけなのに?という理不尽さ。「これと同じ理不尽さを、いじめにあった人も感じてるのよ!」と言われているようでした。

魔法のコサージュ……ホントどんな仕組みなんでしょう…ファンタジーと融合した世界と割り切ると良いと思います。映像化したら映えそうです。

27人の生徒について描写されていて、それぞれの世界に感情が揺さぶられました。泣けました。
二人一組になってくださいAmazon書評・レビュー:二人一組になってくださいより
4575247685
No.12:
(1pt)

読まなければよかった

タイトルに惹かれて購入しましたが、買わなければよかった、読まなければよかったと後悔しています。いじめを受けた生徒以外のクラスの生徒たちが担任教師に殺されるという話です。あまりに極端な思考法にどんでん返しあるいはしっぺ返しを期待していましたが、それもなく不愉快さだけが残ります。しかも、生き残った生徒が教師になって同じことを繰り返すという救いのなさが、絶望的に後味の悪さとして尾を引きます。
二人一組になってくださいAmazon書評・レビュー:二人一組になってくださいより
4575247685
No.11:
(5pt)

期待

まだ読んでないです。
丁寧な梱包で状態もよかったです
二人一組になってくださいAmazon書評・レビュー:二人一組になってくださいより
4575247685
No.10:
(3pt)

学生時代のトラウマ「二人一組になってください」

この言葉、みなさん一度は先生から言われたことがありますよね?
本書はこの言葉に絡めたデスゲームで構成されています。

[ルール]
1.クラスメイトで二人一組になって下さい。最後に余った一人には死んでいただきます。
2.同じ人とは二回組むことはできません。
3.特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格となります。

これらのルールをもとに、ある女子高のクラスでのデスゲームが始まります。

このクラスには虐めも、そしてスクールカーストも存在します。カースト上位の子達はこんな恐ろしい状況であっても身勝手に傲慢に特別扱いを望みます。
しかし、脱落者が増えるにつれ、友達だと思っていた相手の本性がどんどんと露呈していきます。
その過程があまりにも生々しくて、表紙の絵の可愛さにつられて購入したことを後悔するほどでした。

これは女子校という外から見ればいっそ華やかな世界の裏に隠れる少女特有の残酷さを描いた作品です。

「二人一組になってください」

貴方は、無意識の悪意を他者に向けてはいませんか?
二人一組になってくださいAmazon書評・レビュー:二人一組になってくださいより
4575247685



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