さくらのまち
- 青春ミステリー (5)
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| いつもは300ページかけて伏線を回収し、起承転結の転を書くような作家さんだったたが、今回は最後のための伏線を300ページかけて書いたような感じがした。その分一人一人の行動に生い立ちからなる性格を考慮した説得力があった。またそれをうまくまとめたなと思った。いつも以上に緻密ですごくよかった。ただ前半部分の面白さがいつもより薄れていたとも思う。今作はサスペンスな要素が濃く、どん底に咲く花といったものではないと感じた。 サクラ妄想そのものを実際に私も患っていた。正直自意識過剰だと今となっては思う。ただその時の自分がなければ今の私もない。その時の自分を肯定された気がして少し嬉しかった。 ブランクが空きテイストも変わったが、三秋縋さんが書く物語の美しさはいまも顕在している事がわかり安心した。 | ||||
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| 「恋する寄生虫」以降の少し違う雰囲気、三秋縋さんの作品の共通要素、推理小説的な要素で書かれている。 特に今作は主役級の登場人物達が、かなり歪んだ感覚の持ち主、いや…脇役も歪んでいる。自我、人間不信が絡み合い、歪みに歪み切っていると言っても過言でないかもしれない。 推理小説的な要素は1回読んでも全ては読み取れないと思う。1回目で大体の話しの流れを覚え、2回、3回目で違う視点で読み通すと面白い。 登場人物の澄香と霞は何がしたかったのか…主人公なりには解決しているものの、3度読んでも行動と理由を考えると少しの疑問が残る。 それを元に考察をすると、実はその行動には別の理由があったのでは?と…考えてしまう。そういう考察をする楽しみ方もできる。 | ||||
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| 過去作(特に恋する寄生虫以前)と比べると、作風が変わっているように思います ただ、共通する部分は未だ多くありますし何より面白いのは変わりません 内容について言えば、読んでいるとなんだか人間不信になっていく気がするので気を付けてください | ||||
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| 文章が読みやすくスラスラ読めた。 結末や人物の解像度が私には合わなかった。 | ||||
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| ごめんなさい。八つ当たりみたいなもんですが、★3にさせて頂きます。 私は今まで三秋作品が大好きでした。心の底から。 その理由は”終わり際の輝き”が見事に表現されていたから。 三秋縋が描く世界はいつだって退廃的で、どこか仄暗くて、儚くて脆くて、そして何より美しかった… もう取り返しのつかないところまで落ちてしまっていて、でもその全てが報われてしまうような真実が最後の瞬間に明かされる。そんな三秋作品が大好きだった。 しかし、作風が徐々に変わっていきましたよね。 「恋する寄生虫」から違和感を感じ、「君の話」で確信に至りました。作風が変わっていると。そして私は決めました。 ”次の作品に願いを懸ける”と。 そんな願いを懸けて読んだ「さくらのまち」 願いは見事に砕けました。 読み物としては素晴らしいのだと思います。序盤から中盤にかけて物語にスルスルと引き込まれていってしまう感じは、初期の三秋縋を彷彿とさせました。三秋縋が戻ってきたと思いました。 しかし物語の種明かしで、それは勘違いだったと知らされた。 「こんな終わらせ方は、三秋縋じゃない」 率直に、そう思いました。 この終わらせ方には、問いがある。意義がある。読者にメッセージを残すという意味で、小説としてはこちらの方が優れているのかもしれない。素人ながら三秋縋の小説家としての成長も感じ取ることが出来る作品だった。 でも、私が好きだった三秋縋は、もういない。 そんな事実を突きつけられました。 別の意味で涙が出ました。 もう三秋作品を読むことは出来ないんだなあ… そう思うと、自然と涙が溢れました。 こういうのって当たり前なんだと思います。 クリエイターは時期によって作風が変わっていく。自分の中にあるものをひねり出して作品を作っているのだから、それは当たり前です。 ただ、三秋縋も、傘村トータも、カンザキイオリも、みんな私を置いていく。 みんな売れて幸せになって、苦しかった頃を忘れてしまう。それが作品にも反映されてしまう。 寂しいですね。 という訳で、私の盛大な愚痴でした。 さようなら。三秋縋。素敵な作品たちを生み出してくれてありがとう。 私は昔のあなたを心の拠りどころにして、生きていこうと思います。生きれるところまで。 28年の人生の中で唯一愛した小説家へ。 | ||||
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