罪名、一万年愛す



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初公開日(参考)2024年10月
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長編小説

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罪名、一万年愛す

2024年10月18日 罪名、一万年愛す

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。九州を中心にデパートで財をなした有名一族の三代目・豊大から、ある宝石を探してほしいという。宝石の名は「一万年愛す」。ボナパルト王女も身に着けた25カラット以上のルビーで、時価35億円ともいわれる。蘭平は長崎の九十九島の一つでおこなわれる、創業者・梅田壮吾の米寿の祝いに訪れることになった。豊大の両親などの梅田家一族と、元警部の坂巻といった面々と梅田翁を祝うため、豪邸で一夜を過ごすことになった蘭平。だがその夜、梅田翁は失踪してしまう……。(「BOOK」データベースより)




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罪名、一万年愛すの総合評価:7.92/10点レビュー 13件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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(7pt)

嵐の夜にウィスキー片手に思い付いたお話かな?

2024年の新聞連載に加筆修正した長編小説。九州の小島に集められた富豪一族と元刑事、探偵が米寿を迎えた富豪の失踪と失われた宝石の謎を解く、軽めのミステリーである。
一代で財を成した梅田壮悟の米寿祝いに梅田氏所有の島に集められた面々は、豪華な宴会の翌朝、梅田壮悟が姿を消したことに気が付く。ちょうど台風が襲ってきた日で島の外に船を出すのは無謀と思われたのだが、壮悟が残したメモ(ヒント)を頼りに、壮悟が隣にある小島に渡ったのではないかと結論付けた。さらに時価35億円の宝石が行方不明になっていることも関係しているようだった。激しい嵐を突き切って面々が隣の小島にたどり着いてみると、そこには梅田壮悟の人生の秘密が隠されていた…。
宝石探しと失踪した富豪探し、二つの探し物に、終戦直後の世相と未解決殺人事件を絡めたミステリーではあるが、「悪人」や「怒り」のサスペンスを期待すると裏切られる。良くも悪くも読みやすさ重視、媒体のレベルに合わせた新聞小説ミステリーというしかない。
読んで損はないけど、絶賛してオススメする作品とは言えない。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(3pt)

無理矢理感

中盤まではほのぼの感満載のミステリーだったが、後半から終盤にかけてシリアスなストーリー展開。

作者らしい作品と言えなくもないが、全体的に無理矢理感があり視聴者は置いてきぼり。
罪名、一万年愛すAmazon書評・レビュー:罪名、一万年愛すより
4041150302
No.11:
(5pt)

目頭が熱くなった。

終戦直後の上野駅浮浪児の悲惨さに改めて驚く、同時に浮浪児を蔑視するようになるとは。
そして自分も知らず、そのような感情を持っていたことに愕然とした。
子供達に一片の罪もないのに、全て大人のしでかしたことのツケを払わされているのに。

物語は、浮浪児のその後の人生の綾を描いている。
使われている素材は、それぞれどこかで聞いたようなものが多い。
が、それを巧みに用いて秀逸である。
ラストシーンの梅田翁の告白シーンは、映画を見るようで感動的だった。
罪名、一万年愛すAmazon書評・レビュー:罪名、一万年愛すより
4041150302
No.10:
(5pt)

ミステリー?人間ドラマ?コメディ?様々な要素を楽しめ最後は泣いた

吉田修一さんのファンの図書館司書です。
吉田作品ほとんど読み、
新作も良いだろうとは思っていましたが、
そんな想像を遥かに超える
素晴らしい内容でした。

続きを知りたくなり
ページをめくる手が止まらない展開から、
予想外の裏切りやらユーモアも加わり、
読書にこれを読ませたかったんだなと
ダイレクトに伝わる重要シーンまで
引き込まれます。

日本人全員に読んで欲しい!
罪名、一万年愛すAmazon書評・レビュー:罪名、一万年愛すより
4041150302
No.9:
(5pt)

戦後80年たった今読むべき本

孤島に散りばめられた謎を一つ一つ解いて、新しい秘密の扉がひらく。
リズミカルでテンポが良く、ラヴェルのボレロの如く盛り上がり、ページをめくる手が止まらなくなる。
そして大円団となるかと思いきや、そこで明かされた20ページほどの過去の出来事の記述に圧倒される。
その後のファンタジー的なシーンや、すべての登場人物の善良さと明るさが救いとなって、この受け止めることが難しい過去の出来事をやすやすと読ませてくれる。
最後に、この物語を是非書いてほしいという願いからこの本が生まれたという入れ子になっており、このような出来事が本当にあったことだと訴えている。

そしてこのような子供たちは本当にいたのだ。それは戦後日本で実際にあった過去であり、多くの人間が忘れてしまった、見ない様にしてきた日本人の最も暗い過去なのだ。
戦後80周年たった今、このような少年少女を是非思い出すべきであり、知らない人は知る必要があるとと思った。
ケロという少年の知性、詩子の人間愛に哀惜の念を感じ胸が熱くなった。
罪名、一万年愛すAmazon書評・レビュー:罪名、一万年愛すより
4041150302
No.8:
(4pt)

展開が見ものです

映画を見ている様な色を感じる作品で、最後の展開が見ものでした
罪名、一万年愛すAmazon書評・レビュー:罪名、一万年愛すより
4041150302



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