罪名、一万年愛す
- 失踪 (242)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2024年の新聞連載に加筆修正した長編小説。九州の小島に集められた富豪一族と元刑事、探偵が米寿を迎えた富豪の失踪と失われた宝石の謎を解く、軽めのミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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中盤まではほのぼの感満載のミステリーだったが、後半から終盤にかけてシリアスなストーリー展開。 作者らしい作品と言えなくもないが、全体的に無理矢理感があり視聴者は置いてきぼり。 | ||||
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終戦直後の上野駅浮浪児の悲惨さに改めて驚く、同時に浮浪児を蔑視するようになるとは。 そして自分も知らず、そのような感情を持っていたことに愕然とした。 子供達に一片の罪もないのに、全て大人のしでかしたことのツケを払わされているのに。 物語は、浮浪児のその後の人生の綾を描いている。 使われている素材は、それぞれどこかで聞いたようなものが多い。 が、それを巧みに用いて秀逸である。 ラストシーンの梅田翁の告白シーンは、映画を見るようで感動的だった。 | ||||
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吉田修一さんのファンの図書館司書です。 吉田作品ほとんど読み、 新作も良いだろうとは思っていましたが、 そんな想像を遥かに超える 素晴らしい内容でした。 続きを知りたくなり ページをめくる手が止まらない展開から、 予想外の裏切りやらユーモアも加わり、 読書にこれを読ませたかったんだなと ダイレクトに伝わる重要シーンまで 引き込まれます。 日本人全員に読んで欲しい! | ||||
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孤島に散りばめられた謎を一つ一つ解いて、新しい秘密の扉がひらく。 リズミカルでテンポが良く、ラヴェルのボレロの如く盛り上がり、ページをめくる手が止まらなくなる。 そして大円団となるかと思いきや、そこで明かされた20ページほどの過去の出来事の記述に圧倒される。 その後のファンタジー的なシーンや、すべての登場人物の善良さと明るさが救いとなって、この受け止めることが難しい過去の出来事をやすやすと読ませてくれる。 最後に、この物語を是非書いてほしいという願いからこの本が生まれたという入れ子になっており、このような出来事が本当にあったことだと訴えている。 そしてこのような子供たちは本当にいたのだ。それは戦後日本で実際にあった過去であり、多くの人間が忘れてしまった、見ない様にしてきた日本人の最も暗い過去なのだ。 戦後80周年たった今、このような少年少女を是非思い出すべきであり、知らない人は知る必要があるとと思った。 ケロという少年の知性、詩子の人間愛に哀惜の念を感じ胸が熱くなった。 | ||||
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映画を見ている様な色を感じる作品で、最後の展開が見ものでした | ||||
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