(短編集)
日曜日たち
- 連作短編集 (229)
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タイトルからしてあまりに吉田修一氏らしい感じだったので、てっきり既読だと思って、開いてみたら、まだ読んでなかった!体温や息づかいが感じられそうな描写満載の一冊。スキマ時間にぴったりな作品です。 | ||||
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小さな日常の話の積み重ねの最後の最後に涙が出ました。みんな幸せになったらいいいな…そんなお話でした。 | ||||
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それぞれの何気ないリアルな日常を切り取った五つの場面。 それぞれの物語になんら関連性はないのだけれど、唯一、同じ少年と思われる兄弟がチラリと登場する。 兄弟は、たこ焼きをおごってもらったり、寿司を食べさせてもらったり、自分が座るはずの新幹線の指定席に座っていたり、間違って自宅を訪問してきたり、といった形で登場するものの、その兄弟が各話で格別重要な役割を果たすわけではない。 少年らが登場しなくても各話は成立している。 それを最終話でしっかりまとめ上げることで、全体をひとつの長編小説のようにまとめ上げたところが本書の魅力であろう。 格別ドラマチックでもミステリアスでもない、ひとそれぞれの人生。 自分が生きていく中で、ほんの一瞬関わったような人にも、それぞれの人生が展開されている。 たとえば兄弟にたこ焼きをくれた青年は、仕事が長続きせず、それでも付き合っている彼女は医者の卵で「誰かを愛するということが、だんだんと誰かを好きになることではなくて、だんだんと誰かを嫌いになれなくなるということだ」と気づくも、仕事に追われ、無職の自分と次第にすれ違いが大きくなっていく。 銀座のクラブでボーイのバイトをする田端は、学生時代に、母親の家だと間違えて訪問した少年らに「親切など結構だと強がる人が、実はどれほどその親切を必要としているか、これまで考えたことがなかった。相手のためだと思いながら、結局自分のためにいつも引き下がっていた」と気づいて母親の住所まで少年を連れて行ってやる。 まったくなんの関係性もない登場人物らが、何らかの形で同じ少年兄弟にかかわっているが、当然、登場人物らどうしがその関連に気づくことはない。 人生というものはなんとも不思議で面白い。 | ||||
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吉田修一さんの作品を購入する度に読んで良かったとおもいますが、日曜日たちは一入。 派手な展開はないけど、言い当てられて胸に刺さったり、さりげなく慰められる優しい言葉がじわじわと響き、読了後にもの凄く心潤います。決して心晴れる作品ではないのに、そこが吉田修一さんの一番凄いところだなといつも感じます。 読んで良かった。 | ||||
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ラジオの朗読番組で聞きました。 途中になってしまいその先が気になって購入しました。 短編集でしたが、全部面白かったです。 | ||||
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