ひなた
- 同級生 (93)
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全2件 1~2 1/1ページ
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ストーリーの柱として平凡な日常を描いた作品。桂子だけにイラつきを覚える作品。 | ||||
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某ファッションブランドの広報部に入社した新人・レイ、レイの恋人の大学生・尚純、尚純の兄で新婚の浩一、浩一の妻でファッション雑誌編集者の桂子、20代前半から後半の4人の生活と関係と秘めたるものの一巡りする春夏秋冬の変化を、それぞれの視点から描いた、雑誌連載小説。掲載媒体が女性誌ということで舞台設定はファッショナブルだが、小説の中身は脆くてほろ苦い、吉田修一ワールドである。 | ||||
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本当に、『悪人』や『怒り』を描いた吉田修一なのか、と思わせるような作品だ。熱い思いを綴る場面はまったくなく、どこか冷めたような心情で、四人のありふれた日常生活を淡々と綴られている。話しに盛り上がりや変化がない分、読んでいてあまり面白くない。特に、男性には向かない本だ。 何故、それぞれ四人の春、夏、秋、冬、計16通りの話しを描いたのか?作者の意図がよく分からない。 | ||||
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新堂レイは、誰もが知っているブランド、Hの広報に就職したばかりの新卒。昨年、元同級生の大路尚純と偶然再会して付き合い始めた。尚純は一浪でまだ学生、文京区小日向の実家に家族と暮らしている。その実家に兄浩一と兄嫁の桂子が引っ越してくるという。兄嫁はファッション誌の副編集長だ。浩一には離婚しそうな友人、田辺がいる。田辺はいつも日曜の午後浩一に電話をかけてきては浩一を連れ出していく…。 | ||||
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働き続けるにしても、主婦になるにしても、女性の居場所には何らかの理由がいるらしい。常日頃から抱いているのではなく、ふとした瞬間に足元が揺らぐのかもしれない。日常の淡々とした物語の中、ちょっと斜めからの思考が入る物語は大好きだ。みんなの居場所が「ひなた」であってほしいとのタイトルだろうか。 | ||||
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吉田修一さんの作品が大好きでほとんどの作品は拝読しましたが、「ひなた」は吉田修一さんらしくないような、違和感を覚えました。 女性誌「JJ」に連載されていたということで、吉田修一さんなりに「キラキラ女子」を起点に試行錯誤して書かれたように思いました。 ただ、主人公の位置にいる新堂レイの活躍ぶりは少々無理があるような..そんなにとんとん拍子にいくものですかね.. (そして「夜叉姫」が出てきた瞬間に引いてしまったのは私だけでしょうか。。) 新堂レイ以外の3人の視点のお話はまだ吉田修一さんらしさも垣間見え、スラスラ読み進めましたがましたが、新堂レイのパートだけ読むのが苦痛でした。ごめんなさい。。 | ||||
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ビートルズでいえば、ノルウェイの森、みたいな。好きになると憑りつかれるような深い作品。すべての章がそれなりの毒をはらんで重くて深い。不義の子供、不倫を重ねる妻、何も知らない哀れな男二人、前途明るく見えるけどそれではすまなさそうな彼女。それぞれの闇、濁り、澱み、そして救い。大なり小なりこういうものを抱えて生きる現代の男女、でも、どこか他人事のような醒めた目線で傍観する危うさと怖さ。やっぱりこの作者は一筋縄でいかない心の機微を描くのが上手い。階段に座って、幸せでいるって幸せじゃない、みたいなことを考えるお母さんの心。これを理解するだけでも数日かかるでしょう。それだけ、味のある小説です。 | ||||
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