(短編集)
パーク・ライフ
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「パーク・ライフ」と「flowers]が収められています。 パーク・ライフですが、見ず知らずの女との出会いは、もしこれが散歩中だったら十分あり得る話です。その方がリアリティーがある設定だと思うのですが……。主人公が公園で独自の瞑想法らしきものをやっていますが、これは作者もやっていることなのでしょうか? 公園でたまに見かける気球を飛ばす謎の老人は、この小説にちょっとしたアクセントを加えます。その正体がはっきりわからないところがいいですね。続編がありそうな終わり方で、この小説の続きを読みたくなります。 flowersは、個人的にはこちらの方が好きです。むしろ、こちらの作品の方が芥川賞を受賞してもおかしくなかったのではないでしょうか? 私の尊敬する花村萬月先生の作風に似ていて、こういうのがもっと多く読みたいですね。元旦のような人物は、実は私たちの周りに意外といるものです。そういう人間とも 社会人として上手に付き合っていかなければなりません。元旦をシャワー室で集団暴行するシーンは、人間の集団心理を上手く表現していて、こちらの作品の方が小説として成功していると思います。 私の感性がたまたま合わなかったのか、パーク・ライフの方はその良さが理解できず、どこが素晴らしくて芥川賞なのか、ちょっと疑問に思ってしまいました。 | ||||
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面白いのでお勧めです。 | ||||
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ラノベと同じく芥川賞も結局、個性的な女なのか エロと暴力なのかと こういうのをたくさん読みたがる人はどういう感性をしているのだろうか 不愉快な読後感 強烈な違和感 | ||||
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「波紋の広がる池、苔生した石垣、樹木・・・、それらすべてが視界に入っている状態というのは、実は何も見えておらず、何か一つ、たとえば池に浮かぶ水鳥を見たと意識してはじめて、ほかの一切から切り離された水鳥が、水鳥として現れるのだ」本当にその通りです! 公園で気球を上げているおじさんの話が面白いし、猿のラガーフェルドは可愛いし、読後感が爽やかで、部屋で本を読んでいても、公園のベンチに座って読んでいる気持ちになりました | ||||
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〇 これがはじめて読んだ吉田修一作品だった。この人はいいなと思って他の作品をあれこれ読んだうえで(と言っても7,8冊だから多産なこの作者の全体を理解したとまで言うつもりはないが)改めて読み直してみると、やっぱりこの作品が一番良いなと思った。 〇 日比谷公園で昼を過ごす若いサラリーマンの日常を、自宅と、職場と、この公園を舞台に描く短い作品で、短いながら作者の小説制作技術が惜しみなく注ぎ込まれている。 〇 特に印象に残るのは、最後の場面。主人公が公園で知り合った女性の「よし。・・・私ね、決めた」という呟きだ。何を決めたのかはまったくわからない。知る手がかりもない。たいしたことでは無いように思えるが、一大決心(たとえば転職とか?)なのかもしれない。でもそこが良いのだ。ちょっとしたことだが決められない、なかなか踏ん切りが付かないという経験は誰にでもあるはずだが、そこを「決めた」と言って潔く一歩踏み出そうとする姿が爽快な快感を呼び起こす。 〇 この作品全体のテーマは「人と人の距離感」だろうか。他人との距離を近く取れる器用な人が数多く登場してくる(例えば、公園で会った女性、上司の近藤、アパートの隣室の女、散歩仲間の浅野さんなど)、その一方で不器用な主人公や友人の瑞穂・和博夫妻もいる。作者は、どうすればいいんだろう、それぞれで苦心しながら答えを探すしかないんだよな、と言っているかのようだ。 | ||||
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