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(短編集)
パーク・ライフ
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パーク・ライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 1~20 1/7ページ
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「パーク・ライフ」と「flowers]が収められています。 パーク・ライフですが、見ず知らずの女との出会いは、もしこれが散歩中だったら十分あり得る話です。その方がリアリティーがある設定だと思うのですが……。主人公が公園で独自の瞑想法らしきものをやっていますが、これは作者もやっていることなのでしょうか? 公園でたまに見かける気球を飛ばす謎の老人は、この小説にちょっとしたアクセントを加えます。その正体がはっきりわからないところがいいですね。続編がありそうな終わり方で、この小説の続きを読みたくなります。 flowersは、個人的にはこちらの方が好きです。むしろ、こちらの作品の方が芥川賞を受賞してもおかしくなかったのではないでしょうか? 私の尊敬する花村萬月先生の作風に似ていて、こういうのがもっと多く読みたいですね。元旦のような人物は、実は私たちの周りに意外といるものです。そういう人間とも 社会人として上手に付き合っていかなければなりません。元旦をシャワー室で集団暴行するシーンは、人間の集団心理を上手く表現していて、こちらの作品の方が小説として成功していると思います。 私の感性がたまたま合わなかったのか、パーク・ライフの方はその良さが理解できず、どこが素晴らしくて芥川賞なのか、ちょっと疑問に思ってしまいました。 | ||||
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面白いのでお勧めです。 | ||||
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ラノベと同じく芥川賞も結局、個性的な女なのか エロと暴力なのかと こういうのをたくさん読みたがる人はどういう感性をしているのだろうか 不愉快な読後感 強烈な違和感 | ||||
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「波紋の広がる池、苔生した石垣、樹木・・・、それらすべてが視界に入っている状態というのは、実は何も見えておらず、何か一つ、たとえば池に浮かぶ水鳥を見たと意識してはじめて、ほかの一切から切り離された水鳥が、水鳥として現れるのだ」本当にその通りです! 公園で気球を上げているおじさんの話が面白いし、猿のラガーフェルドは可愛いし、読後感が爽やかで、部屋で本を読んでいても、公園のベンチに座って読んでいる気持ちになりました | ||||
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〇 これがはじめて読んだ吉田修一作品だった。この人はいいなと思って他の作品をあれこれ読んだうえで(と言っても7,8冊だから多産なこの作者の全体を理解したとまで言うつもりはないが)改めて読み直してみると、やっぱりこの作品が一番良いなと思った。 〇 日比谷公園で昼を過ごす若いサラリーマンの日常を、自宅と、職場と、この公園を舞台に描く短い作品で、短いながら作者の小説制作技術が惜しみなく注ぎ込まれている。 〇 特に印象に残るのは、最後の場面。主人公が公園で知り合った女性の「よし。・・・私ね、決めた」という呟きだ。何を決めたのかはまったくわからない。知る手がかりもない。たいしたことでは無いように思えるが、一大決心(たとえば転職とか?)なのかもしれない。でもそこが良いのだ。ちょっとしたことだが決められない、なかなか踏ん切りが付かないという経験は誰にでもあるはずだが、そこを「決めた」と言って潔く一歩踏み出そうとする姿が爽快な快感を呼び起こす。 〇 この作品全体のテーマは「人と人の距離感」だろうか。他人との距離を近く取れる器用な人が数多く登場してくる(例えば、公園で会った女性、上司の近藤、アパートの隣室の女、散歩仲間の浅野さんなど)、その一方で不器用な主人公や友人の瑞穂・和博夫妻もいる。作者は、どうすればいいんだろう、それぞれで苦心しながら答えを探すしかないんだよな、と言っているかのようだ。 | ||||
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スタバに行きたい人が読みたい作品 | ||||
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ネタバレが含まれるかもしれません。ご了承ください。 個人的な意見ですがこの作品か合わない人は芥川賞を受賞した作品もだいたい合わないと思います。吉田修一さんのパレードと比べている方がいますが、私は大衆文学の賞を受賞した作品と純文学の賞を受賞した作品を比べるのはどうなのかな?と思います。 感想書くのは下手なのですが、パークライフの感想を述べるなら、文章の引き込む力がすごいなと思いました。いろいろありますが特に印象に残ったのが書き出しの部分と公園の景色から過去を回想していく場面です。 | ||||
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何が、どこが芥川賞だったのでしょうか。理解不能です。 「flowers」に至っては不愉快でした。買って後悔の一冊になってしまいました。 | ||||
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作家吉田修一を知るのに最適の本。最初のページから数ページ捲るだけで、吉田の世界に引き込まれてしまいます。 | ||||
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(初読)何かに対する怯えが基調にあって、一見仲のよい家族同士の自然な関係が、実は時代つくりだす不条理な<主人とメイド>といった関係であったりする。何らかの力を失い、都会から疎外され始めた兆候からそれが決定的になる最後。都会から拒否される主人公の末期の状態を描きだした作品。 (再読)東京の日比谷公園界隈で友人に頼まれて高級マンションに留守番をしている主人公。ある女性との刹那的な出会いから、再び公園で再会し微妙で希薄な愛情が生まれる。奇妙なものに満ちあふれている、都会の現在とそこに住まう人の生態を描いた作品。 (再々読)日比谷という東京の中心地を舞台に先端の風俗の断片を小説に集約した一作。スターバックス、恋愛の出会いから経過、高層マンションでの留守番生活、空中写真を撮ろうとする老人。ここに出てくるのはいずれも先端の流行である。 | ||||
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平凡な人生に、ふと異物的な関わりで介入した他人。関わるうちに少なからず影響され、依存さえするが、ふとしたきっかけで異物であるが故に関係は解消される。残るのは元通りの生活であり、自分自身でしかないということに対するアンチテーゼにも受け取れた。が、著者のメッセージと合ってるかはわからないし、自信もない。 | ||||
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二人がこれからどうなるのだろうと考えながら読みすすめるが、大したことは何も起こらない。でも最後、何かを決めたのかも分からない彼女の一言「決めた。」に、なぜか晴れやかな気分にさせられる。 あの映画化された悪人を書いた人の作品とは思えません。あっさりとしていて、人体模型の描写などは実は緻密で、想像力を掻き立てられる作品です。川上未映子、村上春樹、又吉直樹など違って文学的と感じさせる作品ではありませんが、芥川賞でいうとコンビニ人間、蹴りたい背中あたりと通じたところのある、ほのぼの系の良作です。 1日で読めるので、おすすめです。 | ||||
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私には何も伝わらない文章でした。それで⁈なに⁈ そんな読後感でした。 | ||||
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吉田修一デビユー作、芥川賞受賞作というので、読んでみたが、期待はずれ、フラワーのほうも、読むのをためらって、パス。 | ||||
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全体構成がとにかく上手い、文章力はそれほどでもないと思う 緻密な日常と差異が積み重なる 純文学として完成度を求めている感じがした この作者が描き出そうとする世界は難しい Flowersが収録されているが、こちらは狂気と花と日常という感じ 表題作は可能性を意識的に抑えた日常といった感じ 読み比べると凄い作者だなと思う | ||||
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最近なのか、昔からなのか??? 「パークライフ」も含め直近の芥川賞受賞作を10作くらい読みましたが、 芥川賞って・・・「面白い小説」や「いい小説」「すごい小説」の バロメーターにはならないという事がよく分かりました。 ①まず、なにも起きない。 ②登場人物の誰も人間的に成長しない。 ③悲しくも楽しくもない。 ④毒にも栄養にもならない。 ⑤オチすらない。 ⑥読者に対して全く影響力を持っていない。 ⑦金返せ! 結局、作者が薄っぺらいのか? | ||||
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「公園生活」「花々」という訳題からして何となくふんわりとしたゆるさを感じますね。私はまだ著者の作品を多く読んでいませんが、独特な人間性の物語だなと思いましたね。『パーク・ライフ』まだ互いの名前も知らないままの二人は何れパートナーになるのでしょうか?かかあ天下になるのは確実ですね。場所違いですが、心字池からさだまさしの「飛梅」を連想した方はさだ通ですね。『flowers』一年中正月の元旦君はボコボコにされて人として悔い改めたのか?どこかで同様に生きていそうですね。 | ||||
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地下鉄の駅で起こった出来事を機に繋がって行く男女の出逢いを描いた小説は00年代初頭の空気をうまく表現している。スターバックスがまだ新しかった当時私は大学生で時代の流れに巧く乗りきれずに悩んでいた。そんな時出会ったこの小説は時代の風をわたしの背中に一杯吹き込んでくれた。その頃わたしの町にもスターバックスがオープンし巻き起こるような風が時代を包んでいた。私もそんな騒がしいが楽しい時代に乗って少しずつ世の中の路を学んでいってような気がする。この小説のアイコンは皆当時私は最先端だったものである。そんな時代の男女の出逢い方、新しい人間のあり方を教えてくれた気がする。若さの素晴らしさを教えてくれたのだ。今ではそんな時代の空気が懐かしくいとおしい。 | ||||
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日常の場面の中の “偶然” を、経時的、視覚的に、 特別な感情移入をせず、「映像」をあっさりと 「文字」に置き換えた様な作風、、、というのか。 作品から何か「意味」を見つけ出すのが難しい。 そもそも、そんなことは度外視しているのか。 好き嫌いが分かれる作品のように感じる。 日常の表層のちょっとした凹凸の陰影を読み取る のが精一杯で、だからといって、その下に横たわる 何らかの「意味」を探ってみるが、やはり一向に つかみどころがない。。。 芥川賞受賞作なのだからと、個人的に視点を変えな がら読むが、最後まで靄った淀んだ空気の中で、息 苦しくもじもじしていた。 どういう意図と価値があるのか、全く不明。 素人の自分と芸術家の作者の立ち位置の違いを 考えることになるが、この作品は「傑作」らしい。 困った、、、まあ、いいか (笑) | ||||
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「パーク・ライフ」、空想好きな私には、どストライクでした。 はじめの出会いはユーチューブのAI朗読バージョン。 ガラケーのメール読み上げ機能に比べ、語尾の下り方など耳ざわり感がかなり解消されてて驚きでした。 ただ、噛む事も無くすばらしいAIさんですが、声色が単調で、今の誰のセリフ?状態になる事しばしば。 30分もしないうちに寝落ちてしまいます。 次に出会ったこちらのオーディブル君。 主人公のイメージにぴったりの声で...いやいや、近藤さんにしろ、上京してきた母親にしろ、まるで一人芝居を観ているかの様な成り切り感で実に愉快! 小説の内容の受け止め方を答え合わせしてるみたいで、私ならこうやって読むかなぁ…と、時には突っ込んだり…。 とにかく、空想満載で、聴き終わっても、アレはどういう意味だったのか…?心と身体はどこまで合致しているものなんだろう…? 書かれた頃とは違い…今じゃこうだよなーとか、あそこは朗読の編集ミスに違いない!なんて炊事洗濯しながら思い巡らして楽しんでいます。 個人的には「Flowers」の方は苦手。 その理由は、なんといっても後味の悪さにある。もう一度聴き直そうとは思えない。 ただ、他の人のレビューではこちらの方が高評価なので不思議…。つくづく、感じ取り方は自由なんだ!と思います。 是非この本の謎解きを他の方々とも共有したい!オーディブルバージョンを聴いた方、貴方の感じた事をお知らせ下さい。 (本当は、作者・吉田先生の感想が一番知りたいんですがね…。) | ||||
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