愛に乱暴



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初公開日(参考)2013年05月
分類

長編小説

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愛に乱暴 上 (新潮文庫)

2017年12月25日 愛に乱暴 上 (新潮文庫)

初瀬桃子は結婚八年目の子供のいない主婦。夫・真守の両親が住む母屋の離れで暮らし、週に一度、手作り石鹸教室の講師をしている。そんな折、義父の宗一郎が脳梗塞で倒れた。うろたえる義母・照子の手伝いに忙しくなった桃子に、一本の無言電話がかかる。受話器の向こうで微かに響く声、あれは夫では?平穏だった桃子の日常は揺らぎ始め、日々綴られる日記にも浮気相手の影がしのびよる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

愛に乱暴の総合評価:7.88/10点レビュー 58件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

愛とは乱暴で狂気の沙汰である(非ミステリー)

子供がいない、平凡な主婦が夫の浮気を機に本人も気が付かない狂気の世界へ暴走する、ちょっとブラックな物語である。
結婚8年目で夫の実家の敷地に建つ離れに夫婦で住む桃子は、週に一度のカルチャー講師を勤めるほかは主婦に専念していた。そんな生活は、義父が脳梗塞で入院し、義母の手伝いをするようになったある日、一本の無言電話がかかってきたことで一変する。無言電話の向こうからかすかに聞こえてきたのは夫の声ではないか? 疑心暗鬼に陥った桃子の日常は徐々に変化し、平穏だと思っていた夫婦仲に生じた亀裂は広がるばかり。そして、いつもは使っていない部屋の畳と床下が気になり始めた桃子は床下を見たいという衝動が抑えきれなくなり、とうとうチェーンソーを買ってしまった。そして、夫の浮気相手と対面した桃子は・・・。
実は桃子も現在の夫とは不倫の末に前妻を追い出す形で結ばれた過去があり、その因果が巡る形で現状を迎えているのだった。何事にも優柔不断な夫との関係、義父母との関係というありがちな家族問題と愛情のもつれを、どう解きほぐして行くのか。2時間ドラマみたいな構図の物語だが、そこは吉田修一、思いがけない結末が用意されている。人を愛することは自分の妄想を愛すること、愛は狂気でしかないことがじわじわと伝わってくる寓話である。
途中、ミステリーになるかと思わせる部分もあるが肩すかしで、ブラックでユーモラスなヒューマンドラマとして楽しめる。ミステリー・ファン以外のエンターテイメント作品ファンにオススメしたい作品である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.57:
(2pt)

主人公の考え方

主人公に共感できなかった。
愛に乱暴 上 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:愛に乱暴 上 (新潮文庫)より
4101287562
No.56:
(5pt)

とても綺麗な状態で届きました!

とても綺麗な状態で届き満足しています。
愛に乱暴Amazon書評・レビュー:愛に乱暴より
4104628069
No.55:
(4pt)

因果応報をまざまざと突きつけられる怪作

展開が面白くて、一気読みしてしまいました。
まずこの真守という男は本当にドがつくほどのクズ。
こういう男は本当に1番結婚しちゃダメなタイプだとしみじみ思う。嫌な事があったらただ逃げてリセットして、結局同じことを繰り返す。自分がした事に対する過ちの反省もその場の表面上だけで、心からの意はない。絶対幸せになれないタイプの男。
それでも自分の子どもが出来たら少しは改心するのかねぇ、、と冷ややかな目線で思う。

そしてこの主人公の桃子も中々重い女で、今風の言葉で言うなら俗にいうメンヘラ、だと思う。
家庭も仕事もすべてを完璧にして甲斐甲斐しく尽くされるとうざったく感じてしまうのだろうか…
うーん。結局はその行動自体が相手への愛ではなくて、自己愛の強さから来てるものだと、男の人を辟易とさせてしまうのかなと思う。
本当に相手のためを想う言動ではなく、
「完璧に尽くすから私を愛して欲しい」という動機からくる行動だと男は重く感じてしまうのか?
自分に置き換えながら、身に積まされる思いで読んだ。
女の狂いっぷりが見事で、チェーンソーだの放火だの、中々ドラマティカルな展開ながらも何だか生々しくリアリティがあった。

なんだかんだ言ってバカ息子の味方ばかりの義母もリアルな温度感がある。
身近にいる息子と母親のマザコン具合、溺愛っぷりってこういう感じですよね。こういう親子本当にいるわ〜と思う。
桃子を筆頭に、登場人物皆が、それぞれちょっとずつおかしい。

ラストの「ありがとう」のシーンがとても印象的で胸に刺さり、余韻がすごくありました、。
個人的には中盤にもとても印象に残るポイントがあった。(桃子の親と真守の家の家族の描写の違いの部分を冷静に桃子が分析してる所)

ストーリー全体が非常に生々しいリアルな描写で、この作品を描いたのが男性作家さんだと思うとまた驚く、凄い。、

まるで女性の作品を読んでるような生々しい叙情的な作品だった。
愛に乱暴Amazon書評・レビュー:愛に乱暴より
4104628069
No.54:
(2pt)

映画化決定

映画化決定

観てから読むか読んでから観るか
愛に乱暴 上 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:愛に乱暴 上 (新潮文庫)より
4101287562
No.53:
(3pt)

映画化決定

映画化決定

観てから読むか読んでから観るか
愛に乱暴 下 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:愛に乱暴 下 (新潮文庫)より
4101287570



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