君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 A ランク
君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所の総合評価:
8.69/10点 レビュー 59件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
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痣。 顔の右側に青白くあるそれのせいで僕の人生は醜く歪んでいた。
「賭けをしませんか?」 公衆電話の向こう側からの提案、それは自身の醜さのせいで諦めた初恋を叶えるというもの。 斯くして僕の痣は消えた。
1994年夏、三年ぶりに出会った彼女は自殺を図り、その顔には僕と同じ痣があった。
粗筋だけで面白い。 もちろん本編も面白い。
「痣」という大きなコンプレックスによって諦めた過去の恋を謎の電話主からの提案で取り戻しに行くというストーリー。 しかし初恋の彼女には自身と同じような痣が出来ていて、この提案が酷く残酷なものだと気付かされる。 痣を含め自分を素直に受け入れてくれた彼女、立場が逆になった今、彼女が自分にしてくれたことをそのまま返すだけではどうにも同情らしい感情が見えてしまう。 そしてこうも思う、「痣」という悲観的な特徴が無くなった僕は彼女にとってもう一介の男子にすぎないのではないかと。 そんな葛藤の中でも皮肉なことにコンプレックスの無い僕の人生は前とは見違えるほどに他人との交流に輝いている。 賭けをしているのも忘れるほどに。
少年がこの賭けにどう打ち勝っていくのか、非常に読み応えのある青春小説でした。