君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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『君が/僕が電話をかけていた場所』のタイトル違い2冊が上下巻です。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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社会不適合者としての側面を持つ主人公と、謎を抱えた薄幸のヒロインによる悲恋を描くことの多い著者の作品の中で、明らかな異彩を放つ結末を持っている作品です。(厳密に言えば、全員が幸せなラストにたどりついていないので、いつもの雰囲気も漂いますが) 物語のモチーフは、簡単に言えば『人魚姫』ですね。 主人公の初恋が叶えば勝ち。初恋が成就しなければ、主人公は負けて泡となって消えてしまう。そんな状況下で、ストーリーは進んでいきます。 上下巻構成なのでかなりの長編作品ですが、展開は何度も大きく動きを見せ、「そうくるか!」という驚きが幾度となく押し寄せます。気がつけば、二冊読了してしまう。そんな力を秘めた作品です。 また、所々に差し込まれる主人公とヒロインの過去エピソードが暖かく、また、ああその感じ、人魚姫っぽい、と思わせる展開が随所に入ってくるのが印象的でした。結末はちょっと三秋さんっぽくない部分こそありますが、読み応えは十分です。 唯一気になった点は、サブヒロインが助かった部分の描写。ネタバレになるので書きませんが、一点だけ矛盾点を感じてしまいました。 | ||||
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三秋縋の作品は何度も読んだがやはり裏切らない。個人的に今回は若干明るい感じがするが言葉選びがすごくよい。そして最後の最後まで退屈させず、そのまま終わるのかと思わせて、しっかりと最後にふさわしい演出を持ってきている。偉そうに言っているが言いたいのは三秋縋大好きの一言 | ||||
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上下巻構成となっていて、その文章量は三秋先生の出されている小説の中でもとても多いです。 と、言うことはその分より細かい心理描写や展開があるということです。読み応えがありました! 伏線回収や余韻は下巻にお預けです、、、すぐにでも下巻を読んできます | ||||
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この書き方はおかしい気もするけれど、物語のラストで誰の命も犠牲にならずにいわゆる”ハッピーエンド”で三秋先生がおわらせたことにとても驚いています。そして、エピローグがあることにもとても驚きました。 ”救いはないけどどこか儚くてそこはかとなく美しい物語”を今まで描かれていたので、てっきり今回もそうであることとばかり思っていました。たまにはこういう救いのある物語もありっちゃあり、、、なのか、、な? あとがきでのサマーコンプレックスのお話はとても興味深く感じました。凄まじい余韻は相変わらずでさすがだなぁと感じます。 | ||||
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スターティング・オーヴァー、三日間の幸福、いたいのいたいのとんでいけ。後に出版された恋する寄生虫や君の話。これら全てに共通する未来のないハッピーエンドとは異なり、結末には未来がある物語です。 これまでの三秋さんの作品を読んだことがある人たちなら以外に感じるかもしれません。しかしある人物に焦点を当てると、三秋さん十八番のあまり救いのないハッピーエンドと考えることもできます。これを非とするか是とするかは読者次第になると思います。 個人的には三秋さんの作品の中で傑作とは言えないが、良作だと感じました。 | ||||
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