いなくなれ、群青



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初公開日(参考)2014年08月
分類

長編小説

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いなくなれ、群青 (新潮文庫)

2014年08月28日 いなくなれ、群青 (新潮文庫)

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

いなくなれ、群青の総合評価:6.74/10点レビュー 85件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

いなくなれ、群青の感想

階段島
山奥に住むという魔女によって下界から隔絶されたこの島で僕は平穏な日常を送っていた。 何の為に僕らは集められここに閉じ込められているのか、 自身の失くしたものを探し出せば島から出れるというが・・・。
そして11月19日午前6時42分、僕はこの島で一番会いたくなかった人に再会する。

 学園を舞台にした青春ミステリかと思いきや、不思議な力で支配された島からの脱出を図るファンタジー。 とはいえ主人公はあまり乗り気ではない。 未来を生きることに悲観している故にこの平穏な島から出る理由を見出せないでいる。 しかし、2年振りの彼女との再会が状況を一変させる。 対照的なまでに底抜けな理想主義な彼女はこの階段島の違法性を主張し主人公を振り回す。 
 シリーズを見越して様々な伏線、登場人物を収めた本作。 シリーズの一作目、つかみの作品として上々。

りーり
9EDFH0HC
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

いなくなれ、群青の感想

読書前後でイメージがまったく変わりましたが、なかなか気持ち良い読後感でした。

裏表紙のあらすじに『失くしたものは、何か。心を穿つ青春ミステリ』として書かれています。
ミステリっぽく、謎・真相は?・階段島と言った単語を前面に出したPRですが、個人的にこれは出版社側の商業戦略だと思いました。中身は自己や相手を思う心模様を描いた青春小説だと感じます。

記憶がなく突然島に現れた人々が、とりあえず普通に生活する階段島。舞台設定の謎は、現実的なミステリ寄りではなく、ファンタジーでとらえると良いです。
過去と外界を削除した箱庭舞台なので、登場人物達の、その後の考え方や人との関わり方に焦点が合わせやすくなり、詩的な情景や哲学的な感情を味わえます。
なので、何でだろう?という謎を追い掛けるミステリ的な読書ではなく、情景や皆の気持ちを感じる青春小説として読むと、より良い読書になると思います。

ネガティブな主人公にポジティブなヒロイン。ちょっと癖やコンプレックスがある人々など、特徴的な登場人物達による作品作りは、わかり易く巧いですね。なるほどと思いました。
成長を描くというと厳密的には違うのですが、不安定な心やそれの解放や共感など、若い世代に合う作品だと思いました。中々良かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いなくなれ、群青の感想

河野裕さん及び新潮文庫nex初読了。幻想的な文章。主人公の行動と「階段島」の持つ本当の意味が明かされていく論理的な伏線回収は本格ミステリとして、その真相によってもたらされる心理描写は青春小説として、双方の魅力を感じさせる青春ミステリでした。由宇の「何かを捨てて進むことが、成長だとは思いたくない」というセリフが印象的でした。

水生
89I2I7TQ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.82:
(2pt)

詩を読んでいるよう。比喩に独特の感性。

物語の設定やストーリー展開は、先が読めない・先を読ませないものになっており、一気に最後まで読みたくなります。
ただ、表現技法が独特な気がしました。1文が短く、表現が淡いことが多いので、詩を読んでいるような感覚になることが多い気がしました。読み手の感受性を試されると思います。
文中の比喩表現は、ストーリーに色を付けるというよりは、文脈をあえて深くするような(敢えて捉えにくくするような)ものになっているため、”何かよくわからないけど、続きが気になる”という心持ちにさせるところも、最後まで読みたくなる理由の1つかもしれません。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.81:
(2pt)

無味無臭

サクラダリセットもそうだけど、ネジが外れた無感情気質のキャラが物語の中心にいて、作者によってテコでも動かねーぞ、みたいにがっちり固定されてる感じ。
よって話にダイナミズムがなくて、淡々と終わりに向けてコマを進めるみたいな。
勝手に自らの意思で動くようなキャラをこの人は書けないのかね、書かないだけなのかね。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.80:
(1pt)

雰囲気小説

すみのよるとか好きな層が好きそうって感想
一昔前の携帯小説の方がまだ起伏とかテーマがあるだろってぐらい内容が薄くてよく300ページも書けたなと感心する 
マジでどうやって続けたんだw
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.79:
(5pt)

独特の世界観

若者の内面的な葛藤のようなものがファンタジーとして語られているような作品。
何人かの特徴的な人物が出てきて、彼らのやり取りが群像劇のようでもある。
映画も見ました。映像がすごく幻想的で綺麗だし、よかったんですが、内容は原作を読んだ方がわかりやすいと思います。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.78:
(5pt)

キャラの一貫性が保たれてて好き

舞台は、階段島という島で最初はストーリーがゆったりと進んでいた。あまりストーリーが動かない時の方が著者の哲学を知れて、面白いと感じる。一説を抜き出せば、「休息と暇の違いは大きな違いだ。」とか、「時計は毎日毎時間毎秒働かされていて可哀想じゃないか。」とか、「人は幸せを求める権利と同じように不幸を受け入れる権利を持っている。」とか、なんだか悲観的な発言が多いが、楽観的な発言が刃となって、悲観的な発言が癒しとなることもあるのだと知れた。
話のクライマックスには、キャラの考え方ならそうならざるを得ない、というキャラの特性をよく掴んだ動機で動いていることが理解できてすごく納得のいく読後感抜群の本となっていた。
いなくなれ、群青。負けるな、群青。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049



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