夜空の呪いに色はない
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答えのない問題を考えたり人間関係に傷ついたり人のために行動したり。今の社会では当たり前でないことがこの小説では当たり前のように描かれています。既存の思想や宗教よりも考えさせられる話ですね。今の社会につける薬はありませんが、安心するのはこういう小説を読んでいる時くらいですね。 | ||||
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時任さんは絶対キーパーソンだとは思っていました。結果やっぱりそうでした。 そろそろクライマックスやなと思います。 今回もとても面白かったです。こういう青春恋愛ミステリー系は最近になってどんどん出てきています。そんな中でも埋もれることなく異彩を放ち続けているこのシリーズは本当にすごいと思います。サクラダリセットとはまた違った群青色の深くて青い物語です。こういう恋がしてぇーなぁーと痛烈に感じました。 だからこの本はそういった''群青色''な恋を欲している人におすすめです。 | ||||
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魔法によって「純粋で愚直な美しさへの信仰」を捨てた少年、「正しさへの純粋な愚直さ」を捨てた少女、何も捨てないための魔法で「ゴミ箱の中の楽園」を守り続ける魔女。捨てられた信仰と愚直さと魔女の魔法が目指し続けるそれぞれの理想。社会における人間の根源的な矛盾を「呪い」と言い切り、彼らの葛藤を残酷なまでに美しく、優しく描き出す。 青春ミステリーなどという枠を超え、物語自体をある種の美学や哲学へまで昇華させた作品と言っていいかもしれない。子供から大人への過渡期にある少年少女が読んでも、大人になった(なってしまった)人が読んでも、この物語の中に投影できる自分がいるのではないか。自分と自分が向き合うための勇気をくれる作品だった。 | ||||
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まるで箱庭のように堀と一から階段島を構築した七年前の自分と統合した七草。 七草と真辺が互いに惹かれていながらも魔女の座を争う七草・堀と真辺・安達という構図になると思いきや、 相原大地の件については、なぜ彼が母親を嫌うようになったのか、そしてそもそもなぜそのような 親子関係になったのかという理由を探っていく話とが並行して進みつつも、時折それらが交差していく さまが描かれている。 理想とするのは現魔女である堀が構築する、捨てられた人々が否定されることなく共存共栄である一方、 異性としては互いに惹かれていながらも、かつて堀と魔女の座を争った安達を味方につけ、 魔女の座を奪おうとする側である真辺由宇に対する複雑な感情を抱く七草もさることながら、 何故柏原『第二』高校なのかという理由も込みで大地の母親に隠された秘密や先代魔女であるとある女性の 姿を通じ、『何でもできること』は『何でも解決できること』とはイコールではないということを示唆する 寓話のようなエピソードが展開されている。 | ||||
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表面的には謎や伏線が回収されているように思えますが、登場人物たちは本当に成長していると言えるのでしょうか。進んでいるように見えて、実は同じところをぐるぐる回っているような気がします。それと全ての巻においてモノローグがものすごく多いので、もう少し削ってもよかったのではないかと思います。そこまで言わなくても読者はわかるよ、というところまで書きすぎていて、一冊の本にするために文字数や行数を稼いでいるように感じてしまいました。非常に退屈でした。 ストーリーは作り込まれていても、伝えたいメッセージが多すぎて何が重要か分かりません。 この本を通して何を学べばいいのでしょうか? | ||||
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