君の話

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種別
長編
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あらすじ

2021年11月03日 君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1)

架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。『三日間の幸福』や映画化作品『恋する寄生虫』の著者による最新作、待望の文庫化(「BOOK」データベースより)

評判

君の話の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

君の話の総合評価:

8.99/10点 レビュー 79件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

君の話の感想

個人的に作者買いの一人。不思議な世界観と男女の心情や世の中との距離感を素敵な文章で紡いでいく小説としての良さがあり好み。本作も健在でとても素敵な作品でした。

記憶改変できる世界での恋のお話。
舞台は、サプリメント摂取のように薬を飲むことで架空の記憶を移植できる世界。楽しかった事、嫌な事、これらは記憶の中の思い出による感情であり、記憶の追加・削除により人生を豊かにしたり、欠落した虚無感を補える世の中となっています。記憶がテーマとした土台の上で、世の中から距離を持った青年視点の物語となっています。
偽物の記憶であるはずの幼馴染の彼女が現実世界に現れた謎はありますが、読みどころは青年の心模様。人を信じられない卑屈な動きにヤキモキしますが、極端な例により孤独感や拠り所となる彼女の存在をとても感じます。登場人物については基本的に孤独で悲観的で心のどこかが欠如している傾向があります。人生を謳歌していてウェーイ!という感じな人にはまったく刺さらなそうな作風なのですが、寂しさや心に傷を持ったりした時には染み渡る独特の中毒性があります。
相変わらずの他人から見たらバットエンド模様だけど当事者にはハッピーエンド…のような絶妙な物語。『三日間の幸福』とは違ったアプローチで、生き方や考え方を感じさせられました。

著者作品はアイディアも然ることながら独特の世界観とそれを表現する文章が好きです。
過去作を読んできてますが、今作は伝えたい大事な想いは前後に空白行を入れて強調したり、会話文をあえて増やしたり、または無くしたり、改行を取っ払って溢れ出す思いを描いたりと、多様な表現が目に留まりました。技術的な事はわからないですが、文章やセリフ回しが読みやすく毎回不思議な世界観に浸れる読書が心地よいです。
あと表紙の女性も綺麗。作中には出てきていない永遠の愛を意味する桔梗を持つ儚い女性。著者の作品に出てくる女性ってこういう脆さを感じる雰囲気でマッチしていますね。
久々の新作で早川レーベルになった影響もあるかもしれませんが、色々と洗練されより深く心に残る作品でした。よかったです。

egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.78
(5pt)

めっちゃ気持ち悪い気持ち良さのある作品だった!

流行りものをちょこちょこ読んでる位の
自分なんですが、、

読んできた恋愛モノの中で
1番好きな作品でした。
君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1) Amazon書評・レビュー: 君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1)より
4150315051
No.77
(5pt)

めっちゃ気持ち悪い気持ち良さのある作品だった!

流行りものをちょこちょこ読んでる位の
自分なんですが、、

読んできた恋愛モノの中で
1番好きな作品でした。
君の話 Amazon書評・レビュー: 君の話より
4152097825
No.76
(5pt)

記憶とは儚くて曖昧なもの

ただただ素晴らしかった。特に物語真ん中からの反転していく流れに引き込まれてしまう。
夜眠る時に明日も自分である事を疑わず、昨日と今日の自分が同一人物であるつもりで日々を過ごしているけれど、一体私はこれまでどれ位の過去を忘れてしまっているんだろうか。どれだけ昨日のことを覚えているんだろうか。そばにいる大切な人を確かめたくなる話だった。
君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1) Amazon書評・レビュー: 君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1)より
4150315051
No.75
(5pt)

記憶とは儚くて曖昧なもの

ただただ素晴らしかった。特に物語真ん中からの反転していく流れに引き込まれてしまう。
夜眠る時に明日も自分である事を疑わず、昨日と今日の自分が同一人物であるつもりで日々を過ごしているけれど、一体私はこれまでどれ位の過去を忘れてしまっているんだろうか。どれだけ昨日のことを覚えているんだろうか。そばにいる大切な人を確かめたくなる話だった。
君の話 Amazon書評・レビュー: 君の話より
4152097825
No.74
(1pt)

うーん、最終章が微妙。。

これまでの、三日間の幸福、いたいのいたいのとんでゆけ、恋する寄生虫、、

は、涙なくして読めないものでしたけど、本作は最終章の「僕の話」が
ちょっと唐突で、いっそ無かったほうが良いんじゃないかと思いました。

わたしに読解力が不足しているのでしょうが、「秒速5センチメートル」
と同じだなあと。。
君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1) Amazon書評・レビュー: 君の話 (ハヤカワ文庫 JA ミ 18-1)より
4150315051

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