ひきこもりの弟だった
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この著者の作品は他にも何冊か読みましたが、自分には合わないみたいです。 特に終盤の展開から結末までの流れは、読んでいて残念な気持ちになりました。 | ||||
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僕は小学校時代から不登校を経験していて作中の兄に少し近しい経歴を持っている 親はやっぱり作中の母親にいくらか似たところのある人だし、兄弟にも極軽度の引きこもり経験者がいる そんな僕にとっては、不幸な境遇を跳ね返し真っ当な人生を掴み取った人物からこれまでの僕の怠惰甘えなど諸々を指摘されたように感じさせる本だった そもそもの家庭の不和や、引きこもりに陥った子供をただ甘やかすばかりで矯正する力を持たない親、惨めで擁護し難い現状をなんとか理屈をつけて正当化しようとする兄、そんな兄の低レベルな葛藤を他所に自立の為日々外で挑戦を続ける弟...これまでの人生の色々な部分を思い出した まあ読んでてなにが辛かったかっていうと自分が知らず知らずのうちに誰かに対して犯した罪を詳らかに見せつけられている気がしたこと この世は適者生存という現実を今一度突き付けられたこと 弟がこれだけ苦しい境遇の中でも必死に同年代と関係を築き這い上がり、最終的には幸せな家庭を手にした一方、兄は自死の勇気こそ持てど他者と関わる一歩は踏み出せず部屋の中で死んだ事が答えで みんなありふれた幸せを掴むために必死に努力するのだし、そこについてこようとしない者はただただ邪魔者にすぎず 被害者ですらなくて消極的加害者なのだということ 家族の枷であるということ しかし兄だって僕だってそんなことは分かっていて それでも恐怖で体は動かないし、外に出るという最低限のボーダーをクリアしてもそこから先には自分が今まで先延ばしにした何百の課題が利子と共に待ち受けていて 誰だって幸せになる力を持って生まれて来たはずと思ったって事実ここに落ちこぼれはいて 僕らを肯定する物は何もなくてただ歩まなかったという事実だけがあって 手遅れなのかまだ助かるのか歩み出せば認められるのか否定されるのか 年齢に不釣り合いな不安を抱えた自分がただ1人でここにいる 僕と同じような境遇にあったのにしっかり社会性を確立した主人公とヒロインという巨人が雲の上で慰め合うのを見上げるばかりで情けなかった ヒロインの日記や兄の手紙、文章のそこかしこに含蓄ある言葉があり共感できる文章がありまた読み返したい本だと思うがそうするにはなかなか苦しい気持ちもある タイトルから抱いた印象に対して十二分の内容で答えてくれたので評価としては満点としたいが、人におすすめしたいかと言われると...辛かった | ||||
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パートナーや家族を中心円として暮らす、ある種利己的な、現代の”普通”を高揚しようという内容なのかなと。 本当に現代の”普通”を捉えてますし、本当の意味で普通でいいよね。という現実に流れる現代的な空気感を代表している物語だと思います。 ただ、それならもう少し時代や世の中に踏み込んで欲しかったですね。個人的には。”普通”の数は100%に達することはないわけですから、”普通”を高揚して普通の人が道徳のようなものを手放し始めている現代に私たちはどうなるのかが気になりました。 | ||||
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今後何度も読み返すことになるだろうとおもいます。「知っている側」の人にしか書けない小説です。 | ||||
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いままで読んだ中で一番好きな本です。 弟と兄のやり取りが悲しくも面白くて…一気に読んでしまいました。 書き方も大好きです。 | ||||
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