逆転美人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.25pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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途中の違和感が後に解説されてて、なるほどなとは思ったものの、美人物語からの殺人物語に一気に変わってしまって、なんかちょっと…っていう感じでした。 | ||||
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読み始めて、直ぐ嫌になったが | ||||
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すごく記憶に残る作品でした。 | ||||
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素晴らしい作品でした。SNSや書店で盛り上がっている本書。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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泡坂妻夫が似たような仕掛けの本出してた気がするが一応読んでみたらまあやっぱり同じ仕掛けだった。内容も延々と同じことの繰り返しでしんどい。 | ||||
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今まで読んだ本の中でも、1、2位になるくらいの大どんでん返し!前半はあまり気がのらずに読んでいましたが、最後の最後に「え?そうなの?」と度肝を抜かれました。一度読んでみる価値あり!です。 | ||||
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全体的によくわからん文章なんですが、最後には綺麗にまとめてくれる秀逸さがあります。 本格ファンからすると変化球すぎる、どちらかというとライト好きの方におすすめです。 次回作を読んでファンになるかどうかだどおもいます。 | ||||
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そもそも推理小説として読まずにライトノベル感覚で楽しんで読み進めた。 「文章力が低い」、と評するレビュワーもいたが、それは違うだろう。あくまで当初は高校中退の美人シングルマザー=香織(優子)が書いたものとして設えられたものだったからだ。むしろそうだとしても上手いな、と感じたくらい。それが全編にわたって娘の亜希=16歳が書いたものだと分かり、そこに判断基準を持ってきても、やはり上手いなと感じる。高校に行く前、何とか中学を卒業したレベルにおいて、仮に文芸部だったとしても文章は秀逸だ。もちろん小説家が書く文章に比べれば深みが無く平板な印象を与えるが、それはどう考えても計算済みだろう。さすがにプロレベルの文章が連ねられていても、設定からしてチグハグになってしまう。 そして平板な状況描写がゆえに、スルスルと読めてしまう。それは次々起こる不幸の連鎖に魅力がある、ということ。普通に考えてここまで不幸が連続することはありえないし、美人だったらそれを少しでも隠そうと、メガネかけて髪型を地味にしたりして自衛に努めるだろう。あと、顔には子どもとはいえ、メンタルが現れるから、ずっと人を惹きつけてやまない美貌も変化を余儀なくされる。なので途中から完全にファンタジーとして読むことになった。作り事にしか思えないので気楽に読める。しかし個々の事例は実際たくさんあるだろう。イジメの具体例としてはさもありなん、といった印象。 そこで私は2つのことを思いながら読んだ。 1 これだけ注目を集めてしまう美人というのは、今まで会った女性で誰がいただろうか?クラスに1人くらいのレベルではない。学校で1人いるかいないかのレベル。そう考えると高校時代の後輩で1人だけ該当する女性がいたことを思い出した。その女子は大学進学後、しばらく深夜番組やCMや雑誌に登場していた。あとから話に聞くに、子供時代から地域では有名な美人だったようだ。ただ、彼女が美人すぎるがゆえにどのような困難に遭遇して来たのかは知る由もない。おそらくどんなに親しくなろうが、本書のように詳らかに話してくれることなど無いのは自明の理。言えば言うほど自慢話に聞こえてしまい、どちらも辛くなる。ゆえに美人ハラスメントというものはまさに、蟻地獄がごとくそこから這い出せないものなのだろうと推測できた。それが本書の最大なる功績であり着眼点であろう。最後の仕掛けは面白いけど、メインディッシュが終わったあとのデザートに過ぎない、とすら言える。少なくとも私の読後感はそうであった。欧米では特に容姿を褒めることはご法度のようだ。やはり向こうの方が進んでいる。何気なく、悪気なく『美人ですね。』などと言ってはならない。言われたら本人はせめて『お世辞でしょうが有難うございます。』と言うのが精一杯。難しいのは、単に『有難うございます。』だと、お前、自分で認めたな?となり嫌味になる。さらに予防線として『お世辞でしょうが』と頭に表明しても、相手はむきになって『そんなことはない!本当のことを言ってるんだ!!』とか言い出しかねないので、やはり美人さんからは何も言わない方向で行くしかない。そして不毛な時間をやり過ごすだけ・・・。これが男だったらどうか?『あなた、ハンサムね!』とか『男前やわ〜!』とか、『イケメンだなあ。』とか言われたりする。目をキラッと見開いて親指と人差し指でアゴを支えて『まあね!』くらいやっとけば、スムーズだし笑いも取れる。しかし女性だとそうはいかない。どこまでも嫌味に受け取られる。ああ、可哀想★ 2 次にルッキズムについて。確かにエチケットとして容姿を評価するようなことは慎まなければならない。しかし本音のところでルッキズムは無くせない。それは動物の本能であるからだ。例えば80代の女性に対して普通性欲は湧かない。そういう人もいるかもしれないが、超特例だろう。動物の本能として子孫を残さんがための性欲である。そして男は若くて美人を、女も若くてイケメンを、と標準を定めていく。美人であったりイケメンであったりは、単に整っている、ということ。動物としてはなるべく健康で整った子孫を残したいのだ。それはいくら何でも否定しようがないだろう。 そうなると内なるルッキズムは根絶出来ない。我々男女は(その他もいるが、)ルッキズムを認めたうえで、次善三善を考えないといけない。しかしそれこそが教養なんだと思う。例えば中高生の頃、『モテたくてバンドを始めた』なんて言うミュージシャンは吐いて捨てるほどいる。ミュージシャンでなくても異性の気を引くためにルックス以上の付加価値を自らに付けようと努力する。そこで文化が花開いていくのだ。 そして最後に、昔から言われることだが、『二十歳からの顔は自分で作るもの』 自分の顔は自分で責任を持て!どんなに美人であっても、大人になって油断していると数年でブスになってしまう。そういう例を多くの人が目の当たりにしてきたに違いない。美人の形質を生まれ持った女性も例外なく衰えていく。それを下支えするものは教養に他ならない。内面から出る美。それも否定出来ない側面だろう。例えば脳科学者の中野信子さん。どんどん美しくなっている。それは内面の探求を怠らないからだろう。 かくして高校時代に会った絶世美人はその後どうなったか?たまたまバッタリ会う機会があり、かるく挨拶を交わしたが、40代でも破壊的に美人であった。もちろんそんなことは本人には絶対言わないけどね。 | ||||
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読み応えのある作品でした。 | ||||
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