そして花子は過去になる



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初公開日(参考)2023年02月
分類

長編小説

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そして花子は過去になる (宝島社文庫)

2023年02月07日 そして花子は過去になる (宝島社文庫)

学生時代のトラウマで引きこもっている花子。 コンビニバイトと家を往復する毎日の蓮。 スマホゲームで出会った二人は惹かれ合い、現実でデートを重ねるようになるが……花子にはその記憶がない。 だが蓮からは毎回、デートをした裏付けのようなメッセージが送られてくる。 ――デートに行っている「私」は一体誰なのか? 京都を舞台に描かれる切なく温かい青春ミステリー。 タイトルの意味がわかったとき、きっとあなたの運命の一冊になる。(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(5pt)

心が満開の花で満たされる、奇跡のような青春ラブストーリー

高校を卒業した時のショックな出来事をきっかけに、3年以上引きこもり生活が続いている京都在住の主人公・花子と、携帯アプリで出会った東京に住むフリーターの蓮が遠距離恋愛で愛を深めていく恋愛小説。

花子には何故かデート当日の記憶だけが一切なく、残されたスマホのメッセージによって、彼とデートに出かけたという事実をあとから知ることになる。なぜデート当日の記憶だけが飛んでしまっているのか?謎が残されたまま、物語は花子、蓮の2つの視点で進んでいき、2人の過去や、2人を結びつけるある人物の存在が明らかになっていく。

なぜ、彼女にとって1番大切な記憶だけが飛んでしまっているのか、中盤まではモヤモヤしながら読み進めていくことになる。その理由は、物語後半であっと驚くような切実な理由として明かされることになるが、そこからタイトルに込められた意味を知り、花柄のモチーフが散りばめれた中村佑介氏のイラストを眺めて静かな感動が広がっていった。

主人公のふたりが出会い、ゲームの中の世界から1歩踏み出して現実で結ばれるまでの心の再生の過程は、同じような悩みを抱える読者にとって心強い励みにもなりそうだ。

また、ぜひ読了後は2周目を読んでみることもおすすめ。読み返してみると、物語のあちこちに伏線がしっかりと描写されており、積み重なる違和感がクライマックスで一気に解消するように、会話の一つ一つに至るまで綿密に練り込まれて書かれていることに感銘を受けるはず。

読了した時、心が花々に満たされたような幸せな気持ちになれる、カラフルで極上の青春恋愛ストーリー。文句なくおすすめ。
そして花子は過去になる (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:そして花子は過去になる (宝島社文庫)より
4299039424



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