カフネ



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初公開日(参考)2024年05月
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長編小説

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カフネ

2024年05月22日 カフネ

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。(「BOOK」データベースより)




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カフネの総合評価:8.48/10点レビュー 98件。Bランク


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(7pt)

カフネの感想

2025年本屋大賞を受賞という事で手に取りました。作者の作品を読むのは今回が初めてです。

ミステリとは関係のない一般文芸かと思いきや、散りばめられた伏線や謎の隠し方がミステリーの技法であり驚きました。期待していなかったのもありますが、意表を突かれて強く印象に残った次第。作者の過去の作品を調べると、創元推理文庫から『金環日蝕』という作品があるので、ミステリー的な要素を取り入れる事もできる作家さんなのだと感じました。ただし、念のために付け加えると、本作はあくまで家族小説に近い作品であり、ミステリーを期待して読むものではありません。その技法が、物語の印象を深める演出として使われていたという印象です。

物語の主人公は、40代で法務局に勤める真面目な女性。夫から突然離婚を切り出され、心を通わせていた溺愛の弟は急死し、独り身の状態。弟の遺産整理や遺言状をめぐる手続きを進める中で、価値観の異なる弟の元恋人と出会い、彼女との交流を通じて主人公の内面に少しずつ変化が生まれていく――というお話です。

この作品は好き嫌いが分かれやすいと感じました。特に序盤の主人公は鬱屈した描かれ方をしており、読むのが少しつらくなるかもしれません。正直なところ、私は最初の方は苦手に感じました。しかし、物語全体の構造を見れば、主人公の変化を描くためにあえて序盤をマイナスの状態に設定していることが分かります。作品に対する評価は、物語の内容そのものを重視するか、それとも構成や演出の巧みさを評価するかによって分かれそうです。私は、後者の「作り方」に惹かれた次第です。

少し余談ですが、本屋大賞の傾向について。
ここ数年の受賞作には、弱い立場にいる女性やマイノリティの女性が主人公であり、彼女たちが自分らしく生き、成長や自立していく作品が目立つ印象を受けます。そのため、すでに自立していたり、現状の人生に一定の満足感を持っている読者にとっては、主人公と考え方や感情が合わず、距離を感じる場面があるかもしれません。そうした感覚が作品の「好き嫌い」に影響しているようにも思います。

個人的には物語の成長譚は好みに刺さらなかったのですが、読者の感情を揺さぶる為に発生している要所要所のポイントやミスリード的な構成には強く印象を受けました。

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egut
T4OQ1KM0
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No.97:
(5pt)

期待以上(流石本屋大賞)

ありふれた内容を深く読み込める内容です。感動しました。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.96:
(5pt)

素晴らしい

地に足つけて、明日から人生を歩むための、第一歩を導くドラマ。小説じゃないと描けない世界。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.95:
(1pt)

読み終えた後に心に何も残らない

素敵なタイトルと表紙に惹かれて、食にまつわるほっこりしたお話かと思い期待して手に取りましたが、私はあまり好みではありませんでした。
文章の言い回しも個人的に好きではなく、文字で全てを細かく説明してしまうので(例えば登場人物の服装やその時の景色等)読み手側が想像する楽しみがない文章と言う印象を受けました。
そして、特に薫子の台詞の言い回しが古い言葉が多く、今の時代に合っておらず感情移入できませんでした。
中々の分厚さがある本ですが、読み終わった後に何も心に残らなく残念でした。
唯一、物語に出てくるお料理の中で卵味噌は知らなかったので、どんな味なのか興味が沸きました。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.94:
(5pt)

久しぶりに泣いた。

新緑に染まった風が胸元を掠めていった。私も自分の道をこのまま進もう。ちょっと姿勢を正して口角を少し上げて目線は100メートル先くらいにしよう。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.93:
(5pt)

複雑な生き方

読み進むうちに、アッと驚く展開で大変面白く最後まで読み進めました

今の時代だから理解できる内容だと思いました
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263



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