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カフネ
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カフネの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全140件 1~20 1/7ページ
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冒頭から、弟の死、自身の離婚、アル中、母との確執、など、不条理のてんこ盛りで始まります。 不条理のパレードは、ずっと続くのですが、主人公とせつなさんとのやりとりがコミカルで、 それが救いとなってます。 ただ、読み続けるのが辛い読者もいらっしゃると想像します。ご留意ください。 中盤で、ネグレクトなども加わり、本屋大賞お決まり!題材!、と少し冷めた気分で読み進めます。 起承転結の「転」は見事で、転が出てからは、一気読みです。 次作は、もう少しコミカル要素を増やして、それでも落涙するストーリーをお待ちしています。 ネグレクトや難病はズルイです。 | ||||
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街の本屋で購入 これが本屋大賞 内容は女性向き?!テンポが悪いダラダラとした内容にストレス溜まった。腹筋を丹田と書きながら最後腹筋と書く訳分からん これが本屋大賞なら読書離れ進むね | ||||
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素晴らしい。 女性2人の性格、不器用な生き様、全てありありと描かれていて、情景が目に浮かびます。 中で登場するお料理も美味しそうで、周りを囲む男性達も、とても魅力的です。しかしながら、これは女性の物語です。 今年1番面白かった。 | ||||
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人のことはわからない、想像してるあなたがどういう思いなのか本当はわからない。決めつけたり押し付けたりせずに生きることがどんなにむずかしいか… みんなそれぞれの地獄を持っている 自分の周りにいるひとを大切にしたいと思った | ||||
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この小説は、主人公野宮薫子が突然亡くなった最愛の弟 春彦の婚約者”せつな”に弟の遺言によって遺産相続の権利があることを伝えることからストーリーが始まる。自宅で突然亡くなった弟が何故遺言書を残していたのかという疑問を当然抱いたが、弟の検死結果は他殺でも自死でもなかった。薫子は弟の婚約者せつなとは初対面ではなかったがその不愛想で挑戦的な態度に極度に興奮し、その場で倒れてしまう。自宅でせつなに介抱される薫子、しかし自宅内は荒れ放題で、キッチンドリンカーといっても過言ではない荒んだ生活をおくっている薫子、なにも言わず冷蔵庫にある材料を使った手料理をせつなからふるまわれた薫子はその料理に癒される。せつなから家事代行サービスをやらないかと誘われた薫子は、仕事のない土曜日にせつなと二人で家事代行サービスの手伝いを始める。ちなみに薫子は国家公務員である。結婚していたが、望んでいた子を持つことが叶わず、弁護士である夫に辛くあたり、夫に去られている。 話を戻す、せつなとコンビを組みいくつかの家庭を訪れていくうちに、せつなが弟春彦の婚約者ではなかったこと。春彦には付き合っていた男性がいたこと等があきらかになっていく。そしてせつなが闘病中であることも。 荒れた生活をおくっていた薫子がせつなと知り合ったことで次第に心が回復し、せつなと生涯を共にしようと決意し、薫子と同じく荒んだ人生を送ってきたせつなと心が通じ合ってゆくというお話。弟春彦の死については本編をご覧ください。 | ||||
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生きていく厳しさを教えられます。 その中で育まれていく人との触れ合い。あたたかさ。 | ||||
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2025年本屋大賞。 ストーリーは帯のあらすじ以上のことは書かないけど、弟を亡くし、自分が人生で大事にしてきたことをすべて一気になくした主人公が弟の元婚約者と関わっていくことで起きていく出来事。 この本の中にはいろんな人生の背景を持った人が出てくるのだけれども、自分もそういう人たちにあってきたのだなと思う。普通の誰かなんていないのだよ。みんな生きていくだけで大変なんだ。 作品にはおいしそうな料理がたくさん出てくる。当方グルメ志向でもなんでもないが、おいしいということが力になることがあるのはなんとなくわかる。本を読むだけでは本当は味なんて伝わらないのだけど、なぜか本の中の「おいしいが」自分のなかにリアルに染み込んでくる。不思議。 他人のことはわからない。 自分の血がつながった親や子であってもわからない。 そういうところが浮き彫りにされているのだけど、それがかなしいねっていうのではなくて、そこから自分がいま生きている環境・状況を受け入れて進むしかないというのが自分の中から出てくるようだ。頭の中で思うのではなくて、いま「わたし」の生きているこの瞬間をみようとさせられる、人を動かす本なんじゃないかな。 望んでも叶わないことがある。それ自体の哀しみを否定することはない。でもそれを切り捨てるのじゃなくて、じゃあこういう風にしてみようか。相手のことがわからなくても、同じ気持ちになれなくても、わたしはこうしたいんだから。そんな気持ちがでてくる。 「カフネは愛する人の髪にそっと指を通す仕草」 読んでよかった。感じるだけじゃなくて自分が動かされた一冊だった。 孤独を感じるあらゆる人におすすめする。 | ||||
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多くの読者が本作を褒め称えているので、それ以上の褒め言葉は不要だろう。 自分が言いたいのは、もし本作のあらすじめいたものを読んで、本作を手に取るのを躊躇しているならば、ぜひそれらを忘れて読み出して欲しいという事。きっとページをめくる手が止まらなくなる。 著者の言葉の紡ぎ方は本当に上手い。久しぶりに何度も何度も目がウルウルして困った。 自分なりに理解したことは、本作のテーマが親子関係にあるという事だ。これは意外だったが、読んでもらえれば同感してもらえるはずだ。 本作が唯一批判されると思われるのは、悪人が登場しない事だろう。善人ばかりが登場するのは文学ではないとまでいう人もいるくらいだ。だが、絵に描いたような悪人など滅多にいない。むしろ、世間からはいい人だと思われている両親が実は毒親だったりするのは見過ごされやすい。 ともかく、読み始める前と読み始めてから、そして、途中まで読み進んでから最後まで、予想外の展開に翻弄された。しかし、それが実に心地良いものでもあった。完敗である。 | ||||
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読み終えるのが惜しいくらいに面白い作品でした。 | ||||
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主要人物である薫子とせつなのキャラクターがよくて、序盤から終盤まで2人の会話が面白いので、暗くなりすぎず楽しく読める。しかしストーリー後半で様々な真相が明らかになるにつれて、設定を盛り込んだ感を少し感じてしまう。その設定のためか、説明的なところも結構多くて、キャラクターが立っている良作であるだけに残念に思うところもある。 | ||||
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本屋大賞とはなんだろう? | ||||
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多様化とかダイバーシティとか色々な生き方が認められる世の中とされてますが、生きたいように生きることができない人が悩み困窮しているのもまた事実(お話はフィクションですが)。 そんな人たちをカフネの人達は無償で自分の得意な家事でサポートする、せつなが菜々緒さんで薫子が伊藤沙莉さんで春彦が高橋海斗さん、カフネの代表が上戸彩さんのイメージで読み進めておりました。自分も家族や親類の理想みたいな生き方の注文をされた事があり、悩み気持ち悪い思いをした事があって、時折どこか乱暴で愛のあるせつなの言葉は共感とういうか心に刺さりました。こんな難しいテーマをすらすらと読ませてくれる作者さんの文才は素晴らしい、そして本屋大賞にふさわしい作品と思いました! | ||||
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過去2年の本屋大賞は大当たりであっという間に読んでしまったが 2025年の本屋大賞のカフネはあんまおもしろくなかった。 | ||||
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登場人物みんながとても魅力的でした。伏線回収も見事で、お勧めできる一冊になりました。 | ||||
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面白くてすぐに読み終わった。 | ||||
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久しぶりに一気に読みました。 あまり現実的ではないストーリーだけど、文章も美しく、登場人物のバックグラウンドも興味深く、最後にせつなが薫子に心を許して、それがカフネに象徴されたことが、嬉しかった。 | ||||
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法務局に勤める野宮薫子は、41歳、お節介で全く正直に生きている。そんな正直に生きていた薫子は、弁護士の旦那の公隆から離婚を要求され、離婚した。そして、溺愛していた弟の春彦が、29歳の誕生日に死んだのだった。その春彦の遺した「遺言書」から、弟の元恋人、小野寺せつなに会った。弟は、せつなに遺産を残していたのだ。せつなは、即座に遺産はいらないという。 その話をしていた時に、薫子は倒れる。そのため、せつなは家にまで送ってくれて、その上家の中まで入り込んできたのだった。薫子は、忙しいがゆえに、ゴミも片付けておらず、アルコールの空き缶がいっぱいあった。夫と別れ、弟が死んで、心身が疲れていたのだ。お腹が空いたということで、せつなは、薫子に料理を作ってくれたのだ。豆乳そうめんだった。そこで、薫子は、心が柔らかくなったのだ。 小野寺せつなは、家事代行サービス会社カフネで、働いていたのだ。カフネとは、「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」というポルトガル語である。せつなは、前は一流のホテルで働いていたのだ。どういうわけか、薫子は、せつなの仕事を土曜日だけ付き合う。せつなは、辛い過去と、身体の中に問題を抱えていたのだ。せつなは、 せつなの料理に行く先は、まさに日本の貧困の現場だった。母親は出かけ、冷蔵庫の中に何もないところで、二人の子供の料理を作ってやるのだ。せつなは、その子供に、もっと自分を守れ、闘えという。子供は、お母さんを悪くいうなと反発する。 野宮薫子の誕生日には、死んだ弟からプレゼントが届く。薫子へはイヤリングとせつなへのプレゼントが植物アカべだった。薫子は、なぜ?せつなに?なぜ、アカベ? アカべは花が咲くのに、30年から40年かかるのだ。 薫子は、せつなから、春彦のやっていたこと、そして味覚障害だったことを知る。ずっと、一緒に食べたことがあったのに、春彦が味覚障害だと知らなかった。なんでも、美味しく食べる春彦しか知らなかったのだ。そして、意外な事実も知る。 食べたいのが、オムレツ、ピザ、そして、美味しいのが親子丼。卵味噌。実に、日常に溢れた料理だが、なぜか心が暖かくなる。 そんな中で、体調を悪くしていたせつなに、会社の代表常盤斗季子と一緒になって見舞いに行く。そしてせつなの秘密を知るのだった。 せつなは「栄養とか摂っても意味なくない?異常気象だし、少子高齢化だし、物価高だし、電気代どんどん上がってるし、うち貧困家庭だし、もう未来終わってるじゃん。いいことなんか何にもないよ。だったら生きてく意味ないじゃん」というのだった。 薫子は、そんな捨て鉢の姿勢のせつなに対して提案をするのだった。 本書は、年寄りたちの生活の思い、若い人の抱えている問題、貧困に喘ぐ子供たち。そんな中に、家事代行サービスが、訪問し、笑顔を作り出す。一緒に食べるって、美味しいということがテーマなのだ。それにしても、日本の現実をうまく表現する能力がある。日本は、ここまで、どうしようもない状況に追い込まれていると痛感した。 | ||||
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同僚の同性恋人が出てきたあたりからつまらなくなった。 | ||||
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子供は親を選んで産まれてくることができない、子供をもつことが親のエゴ。衝撃的な視点でした。心も身も余裕がなく、生活に追われる親の葛藤と苦しみ、それを感じるけどどうすることもできなくてもがく子供の苦しみ。 家事代行という他人の立場から手を差し伸べる主人公を通して短編集のように進んでいくが、実は彼女たちもココロに傷を抱え、秘密を胸に必死に生きていた…。 涙が溢れましたが、幸せになって欲しいというスッキリあたたかい気分にさせてくれる一冊でした。出会えてよかったです。 | ||||
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自分と他人の隠れた本心をどう紐解いて何を基準に生きていくかを描いた目の覚めるような人の心理に触れられる作品でとてもよかったです。 | ||||
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