(短編集)

成瀬は天下を取りにいく



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成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)

2025年06月25日 成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

成瀬は天下を取りにいくの総合評価:7.88/10点レビュー 269件。Aランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

成瀬は天下を取りにいくの感想

ミステリーではなく一般文芸の青春小説です。本屋大賞作品で文庫化されたことで書店にたくさん並んでいたので手に取りました。
読んでみると話題になるのも納得でした。短編集なのでサクサク読めますし、成瀬というキャラクターの魅力に引き込まれ、楽しく読み進められる作品でした。

成瀬は人生における憧れの姿の1つの道を体現していると感じます。
人の目を気にせず、自分の思うままに行動する姿は爽快で、その行動力はお化けですが、「こんなふうに行動してみたかった」という、読者の願望をかなえているような姿が心に響きます。また、成瀬自身が完璧なキャラクターかというとそうではなく、隙のある身近な存在として描かれている点も魅力であり、愛着が湧いてくるキャラクターなのも良かったです。

本屋大賞は書店員の投票により決まります。近年の大賞作品の傾向は、自分らしく生きる女性像を描いたものが多く、本作もその流れの中で多くの書店員の心を捉えたのだと感じました。

egut
T4OQ1KM0
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

面白かったです。

愛すべきキャラ、成瀬あかり。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

成瀬は天下を取りにいくの感想

成瀬中毒に見事になりました。
淡々としてるんですが凄い魅力です。

島崎との絡みも面白くて楽しく読めました。

読み終わって続編と漫画もすぐ買ってしまった。

出来たらシリーズが少しでも続く事を願います。

あとミステリー要素はないのでミスナビにあるとは思いませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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MEI
GD5UZMNE
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.266:
(4pt)

読後、きっと「自分も何かを始めてみよう」と思える

2024年の本屋大賞受賞作。
どこが書店員さんたちの心を掴んだのか?
成瀬あかりの魅力を探ってみました。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

そんな宣言から始まる、成瀬あかりの型破りな日々。
閉店間近の西武百貨店に通い詰めたり、漫才コンビ『ゼゼカラ』でM-1に挑戦したり、高校の入学式に坊主頭で現れたりと、彼女の行動はいつも想定外。

しかし、どの出来事も周囲の人々に小さな変化を生み、やがて大きな『つながり』をつくっていく。

他人の視点から描かれる成瀬の姿は、主体が変わる度に違って見える。
そんな人間の奥深さを感じる青春群像劇。

成瀬あかりは、他人から見れば少し変わった人。
でも、その真実は『自分の信じる道』を一心に歩んでいる一人の少女。

けん玉やシャボン玉、西武百貨店通い……
一見突拍子もない行動の中に、彼女なりの『哲学』がある。

その姿を通じて、私も『自分の中の何かを信じて進む勇気』をもらえた気がしました。

「大きなこと百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる。だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだ」

この言葉には、夢を見ることを恐れない成瀬の生き方が凝縮されています。

口にすることで、夢が現実に一歩近づく。
たとえ全部叶わなくても、『声に出すこと』自体が未来を動かす力になる。
そんな彼女の姿を見て、『声に出すこと』の重要性を教えられた気がします。

人というのは、『見方』ひとつでまったく違って見える。
成瀬を通して、『他人を決めつけることの危うさ』と『個性を受け入れることの大切さ』がわかる。

成瀬のように『やりたい』を口にすることの力。
行動の種は、言葉から始まるのだと気づかされます。

・本屋大賞の作品が気になっていた人
・なかなか『やりたいこと』に踏み出せない人
・自分の個性を持て余しているすべての人へ。

読後、きっと「自分も何かを始めてみよう」と思える。
そんな不思議なエネルギーをくれる一冊です。
成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)Amazon書評・レビュー:成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)より
4101061416
No.265:
(5pt)

成瀬くん最高〜

最高に面白い,次作も読んだが又次の作品に期待します
成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)Amazon書評・レビュー:成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)より
4101061416
No.264:
(1pt)

本屋大賞はあてにならない

本屋の本でもハズレが大多数。
本屋大賞は今回もハズレでした。
完結まで読むことすら困難。
成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)Amazon書評・レビュー:成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)より
4101061416
No.263:
(1pt)

すごく正直に言うと

表紙の美少女が主人公だと刷り込みされるから成り立つ話じゃないかな。ブスでは成り立たないでしょ、この小説。
成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)Amazon書評・レビュー:成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)より
4101061416
No.262:
(5pt)

通勤時に読む時にはご用心を

評判通りの面白い本でした。
通勤時に電車の中で読んでいるのですが、何度か乗り過ごしそうになりました。
成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)Amazon書評・レビュー:成瀬は天下を取りにいく (新潮文庫 み 73-1)より
4101061416



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