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成瀬は天下を取りにいく
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成瀬は天下を取りにいくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 1~20 1/6ページ
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ライトノベルにも、ジュブナイルにもよさはある。 十代向けの軽く読める一冊というのは、非常に重要で、常に供給されるべきだと思う。 それを三十代四十代が頭からっぽにして読んで楽しむのも、小説の楽しみ方の一つだ。 けれどもこれが本屋大賞と知って、失望したのも確かだ。 本書に洗練された描写というものは、特になかった。文章も登場キャラも手癖で描いているだろう一冊だ。するすると読める分、劇的な出来事や感情への描写を避けている。日常を面白く描ければ、その小説は面白くなるのではという意図のもと、少しばかり非日常な女の子を軸とした日常が描かれている。 別に悪くはない。 だが、よくもない。 小説として優れたところはなく、一般文芸にしては登場人物がキャラクター的なことが特徴だからだ。 つまり、ライトノベルやキャラクター小説に近づいたからこそ評価された作品で、個人的には一般文芸にそんな要素は求めていない。 ハードカバーを発行とする一般文芸が若い子を取り込もうとするには、いいのかもしれない。 本屋大賞の選考者である書店員さんの年齢層も、若々しく変化したのかもしれない。 ただここ数年の傾向からして、私の愛した本屋大賞はなくなったのかもしれないと思う。 そのうちライトノベルを候補作品にして、受賞させて、もっと幅広くして発展してください。 | ||||
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こんな人、出会ったことがない。まったく悪意がなく本当に200歳まで生きてほしい。 真っすぐな気持ちになれる傑作!! | ||||
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小説で読んで面白かったのできっとAudibleでも面白いハズだ。 そう思って99円キャンペーンなので聞いてみたら、やはり面白い。 成瀬を探しに大津に行きたくなった。 | ||||
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西武が出来た時に中坊だった還暦を過ぎたものです。西武百貨店は中高時代学校以外では最も足を運んだ場所でした。階段状の建物は本当に珍しく有名な建築家の設計で、文化を市民の生活の中心に持ち込んだ西武百貨店を象徴する様な建物でした。高校卒業後は滋賀県から離れましたが、実家に帰ると琵琶湖とそのそばの西武百貨店には必ず行ったものです。西武百貨店の閉店には残念ながら立ち会えませんでしたが、膳所駅には成瀬の大看板が目につくところにあり西武百貨店を失った膳所の人々に元気を分けてくれている気がします。出来れば成瀬が膳所、大津、滋賀との繋がりを保ちながら世界に羽ばたく姿を続編で読みたいものです。私個人は地元出身だけあってノスタルジーを感じて楽しく読みましたが、全国的なベストセラーになった事は正直驚くと共に嬉しかったです。バブル前後の記憶の遺構が失われていく時代になってこのような時代を繋いでいく物語が増えていくかも知れませんね。 | ||||
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時々、ハルヒみたいというレビューを見つけましたが、突拍子のないことをするあたりはハルヒっぽい感じはします。 成瀬の突拍子のない考えや行動は身近なことに対してのことですね。 評判がかなり良いので読んでみたものの、そこまで新鮮味というか、面白いと思わなかった。 友達にすれば不思議と目が行きそうな魅力はありそう。 似たような作品を読み慣れているからか、私にはそこそこでした。 | ||||
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本屋大賞の選考は、何か商売ベースのバイアスがかかってるんだなあ。と強く思った。 「こんなん、ライトノベルやん!」 と思ったけど。 本屋大賞は、そんな「普段読まない人でも、読んでみれば? 読みやすいよ」的な気持ちもあるでしょうね。 書店は、仕入れて売れたら御の字なので、組織的にやるんだろうなとも思いました。 これからは、本屋大賞や、レビューでは無く、違う観点で本を探す事にします。 | ||||
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奇抜な独自路線を進む。主人公と平凡な周りの人々の関わりを淡々と描いている。 たまにくすっと笑えるところもあるが、すごい盛り上がりがあるわけではなく、可もなく不可もなくといった感想で終わってしまった。 | ||||
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何かに挑戦してみようという気持ちを抱く、前向き物語で面白かったです。 | ||||
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“熱にうなされる”と書いてある箇所があったけど、正しくは“うかされる”です。 | ||||
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こんな人たちが、周りに居たら楽しいだろうなー、と思える。脇の方々の感情に移入することもできて、パワーを貰える一冊です。それにしても、滋賀、とくに大津あたりに詳しくなった気がします。 | ||||
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大津市出身、西武大津店を懐かしむ膳所高卒業生で、変わり者が多いので有名な膳所高では実際こういう我が道を突き進む人は多かったので、共感を覚える部分は数多くあった。成瀬は感情を表に出さないので、ともすれば「家政婦のミタ」「家売るオンナ」みたいな鉄面皮なのかと思ったけど、最終話では成瀬本人が他者とのやりとりで生じる微妙な心情の揺れ動きが描かれていて、実は意外とナイーブな面もあるのか、というギャップにやられる。 | ||||
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読書歴が長い人も浅い人もどちらにもオススメできる本です! スラスラ読めて面白いですよ | ||||
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2024年の本屋大賞受賞作。本屋大賞受賞って、どんな感じかなぁ?と思って手に取り、最初は正直そこまででもなかったが、最後まで読んでこれはなかなかの作品だと感心した。 収められている6篇すべてが主人公成瀬あかりに絡んだお話なのだが、最初の「ありがとう西武大津店」は、中学2年生の成瀬が2020年8月31日の閉店の日まで毎日、西武ライオンズのユニフォームを着て地元局びわテレの情報番組ぐるりんワイドの中継に写りに行くお話。この年はコロナ禍で何もやれなくなってしまったことも、このようなことを始めた一つの理由らしい。「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」という成瀬のこの冒頭の一句からして、なかなかインパクトがある。 次の「膳所から来ました」は、同じマンションに住み幼稚園から一緒の島崎みゆきと「ゼゼカラ」というお笑いコンビを結成してM-1グランプリに出るお話で、「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」というこれまたインパクトのある一言で始まる。 その後、島崎の視点を離れて、敬太と幼馴染のマサルが西武閉店を惜しみつつ急に転校していったタクローと再会する「階段は走らない」、高校生になり膳所高に進んだ成瀬が入学式に丸坊主で現れ、かるた班に入るのを成瀬とは微妙な関係にある中学からの同級生・大貫かえでの視点で描く「線がつながる」、かるた選手権に出場するため広島から来た男子高校生西浦の目を通して描く「レッツゴーミシガン」と続き、最後は成瀬本人の視点で、これまで出てこなかった成瀬本人の心の中の思いが描かれる「ときめき江州音頭」で締めくくられる。 「成瀬あかり」は極めてユニークな人物造形。幼稚園の頃から運動もお絵かきも歌も勉強も群を抜いた存在で目立っているが、本人はそれを鼻にかけるでもなく飄々としている。他人を寄せ付けないところがあるため孤立していて、島崎とだけは仲がいい。話す言葉が女の子ことばでなく男の子ことばっぽくて、話しことばでなく書きことばっぽいところからして、なんだか変わっている。200歳まで生きると公言していて、ほかにも期末テストで500点満点を取るとか(結果は490点だったけど)日頃からスケールの大きいことを言って、そのうち1つでも実現すればいいと考えている。 私は大津には昨年、66歳にして初めて行って、滋賀県って今は目立たない県だが、昔は織田信長とか豊臣秀吉とか明智光秀とかが拠点を置いて覇を争った、考えてみれば興味深い土地だし、大津は京都の隣の隣の駅なのに繁華街らしい繫華街はないけれど、なんだか雰囲気の良い静かな街のところがとても気に入った。京阪電車が道路を走っているところも面白い。琵琶湖湖畔にはリゾートマンションらしきマンション群も建っていて、琵琶湖ホテルやプリンスホテルとともにおしゃれな景観を形づくっている。 本書には、そんな大津や滋賀の西武大津店、琵琶湖観光船のミシガン号、スーパーの平和堂、きらめき坂、膳所高校などの地元ネタがふんだんに出てきて、それもストーリィの雰囲気づくりに一役買っている。 本書の印象を決定づけた最後の「ときめき江州音頭」は、「成瀬本人の視点でこれまで出てこなかった成瀬本人の心の中の思いが描かれる」と書いたが、親友島崎が東京に引っ越すことになって揺れ動く成瀬の心情が温かい目で描かれている。地域の小学校で開かれる「ときめき夏祭り」の手伝いをするする中で、地域の人たちとの関わりにも一つ一つ心が動く。 たとえば、… ・成瀬は受験生なのに、突然数学の問題が解けなくなる。「島崎が引っ越すと聞いただけでこれほどの不調である。…島崎のことを思うとどうも感傷的になってしまう。」 ・卒業式まで髪を切らないと大見得を切った成瀬に島崎が言う。「『成瀬の言いたいことはわかるけど、なんかモヤモヤするんだよね。こっちは最後まで見届ける覚悟があるのに、勝手にやめちゃうから』成瀬は背中に汗が伝うのを感じた。振り返ると心当たりがありすぎる。成瀬が途中で諦めた種でも、島崎は花が咲くのを期待していたのかもしれない。これでは愛想を尽かされても無理はない。…どうしていいかわからなくなった成瀬は、階段を駆け下りて家に帰った。」 ・「その後もきらめき中学校の吹奏楽部や、公民館のコーラスグループ、有志の三味線やジャグリングなど、バラエティに富んだ人々が舞台に立った。この人たちだって、来年もここにいるかどうかはわからない。同じメンバーが揃うときめき夏祭りは二度と開催できない。そんなことを考えていたら目の奥が厚くなってきて、成瀬はあわてて頭を左右に振った。」 ここまでの5篇はすべて成瀬以外の視点で描かれていて、成瀬は必要以上のことは口にしない性格で、なんだか無表情だし、何を考えているかよく分からないところがあるが、ここにきて(当然のことなのだが)成瀬もいろいろと思うところがあることが伝わってきて、急に親近感が湧いてくる。これにご当地ネタも加わって、なんだか大津という街まで好きになり、愛着が湧いてくる、という不思議な効果がある。ここまで来て、そういう、しみじみとした良い作品だと思うに至った。作者の緻密な設計図に乗せられた、ということだろうか。おススメの作品です。 | ||||
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主人公の魅力を推しているが、変な中学生どまりの印象。 | ||||
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おそばせながら読了。小説を読んだのは何十年ぶりだろうってくらいです。 期待しすぎたからなのか、主人公がだんだん普通の女の子になっていって、あれれ?という感想。 もっと登りつめていく爽快感があるのかなと思ったのに、普通の着地にガッカリしてしまった。 本自体は、とても読みやすかったし、成瀬のキャラもとてもよかった。だからこそ、天下への道のりも期待したし、オムニバス形式だから、もっと伏線があって最後回収していくのかなと思ったのに、そんな驚きの展開もなく。うーむ、、 でも小説すぐ諦めていた自分が最後まで読めたのは新たな発見。これを機に、別の小説読んでみようかなと思いました。 | ||||
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本屋大賞という言葉に惹かれて読みました。読みやすいし、コロナ禍の時事ネタもあって、将来、2023年はこんな時代だったのねと、歴史書にするには良いかもしれないけれど、ただの小説でした。 本屋大賞という言葉に期待し過ぎてしまいました。日本の本屋さんの推しがよくわかりません。 よい作品なのでしょうが、私にはかなり期待外れで寂しさを感じました。 | ||||
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次に成瀬は何を言うんだろうか、何をするんだろうか、考えても予想しないことをする。 それが何ともジワジワときてクスクス笑ってしまう。 しかし、成瀬の言動には芯があるように感じて応援したくなる不思議な魅力がありました。 また続きを読みたいです。 | ||||
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さすがに面白かった。とはいえ、どちらかというと自分が「成瀬」側の人間なので、巷で本作に向けて言われているような〝刺さる〟ということはなく、普通に「キャラ小説」として楽しんだ 既出の感想だろうけれど、成瀬は完全に「ハルヒ」なのだが、ハルヒと違うのは、成瀬が徹頭徹尾、「物わかりのいい善人」であることで ハルヒが令和にアップデートされたらこうなるんだなとゼロ年代オタク世代的には楽しく読んだし、しかし同時に、いつの時代も「ハルヒ」的な人物は求められているんだなと とにかく、令和のハルヒとキョンの関係が尊かった。ので、もっと島崎との話を読みたかったというのが正直な印象。まぁだからこそ、本巻最終話の切なさがあったとも言えるが 自分にもまた、小・中学生時代、同じマンションに住んでいた、一番仲がよく、故に自分のアイデンティティに大きな影響を与えた幼馴染がいたのだが、今となってはどこにいるのかすら知らないことを思い出し、少しセンチメンタルな気持ちになった一冊であった また本作及び作者への直接的な評価ではないが、柚木麻子の推薦文 「可能性に賭けなくていい。可能性を楽しむだけで人生はこんなにも豊かになるのか」 はけだし名言である | ||||
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読んでいて楽しい。もっといろんなことに挑戦して欲しいと感じさせるほど成瀬のファンになりました。 | ||||
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他の方も書いていますが、期待しすぎてしまった感じがありますが、 さらっと読めて、2冊目の方も続けて読ませるくらいの魅力が、成瀬のキャラクターにはあります。 | ||||
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