カラフル
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彼女の発言にドキッとする事が何度もあり自分に置き換えながら読みました ずうっと読んでいたい物語でした | ||||
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「カラフル」は、阿部暁子氏による感動的な青春小説です。高校入学式の朝、主人公の荒谷伊澄が駅のホームでひったくり犯を捕まえる際に出会った、車椅子に乗った少女との出会いから始まる物語です。 伊澄は、夢を追い続けられなくなった少年で、一方の少女は、事故で車椅子ユーザーとなり、夢を絶たれてしまった人物です。二人は互いに傷つきながらも、前を向いて歩み続けようと奮闘します。 この作品では、障がいを持つ人物の視点が描かれており、彼らの日常生活や心情が丁寧に描かれています。また、夢を追い続けることの大切さや、諦めずに前に進むことの重要性も描かれています。 登場人物たちの成長と再生の物語は、読者の心を深く揺さぶります。特に、車椅子ユーザーとなった少女の葛藤や、彼女を支える周囲の人々の姿勢は印象的です。 この作品を通して、障がいのある人々への理解を深めるとともに、自分の夢を諦めずに追い続ける大切さを学ぶことができます。 感動的な物語と共に、人生観を問い直す機会を提供してくれる素晴らしい作品です。ぜひ、この作品を手に取って読んでみてください。きっと心に残る一冊になるはずです。 https://amzn.to/4c9Fbek | ||||
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夢を追い続けられなくなった少年と車椅子ユーザーとなったことで夢を絶たれてしまった少女の物語です。 中学入試に出題される可能性があると思って購入しました。 彼女の発言は読んでいるこちらもハッとさせられるものがありました。 あらゆる世代に読んでほしい本。読み終えて、親子で話したくなる一冊になるかと思います。 | ||||
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夢に向かって真っ直ぐに突き進んでいた日々がある日突然終わってしまった過去を持つ二人の高校生。無気力な男の子が入学式の朝に出会ったのは、車椅子でも夢を諦めない女の子だった。 新しいクラスのメンバーが徐々に慣れ、時にぶつかり合いながらも理解を深めていく日々の中で、二人の中も変わっていく。 印象的なのは、二人の不器用で一途な描写や、身障者との関わり方に悩みながら本音をぶつけて話し合うクラスの描写で、多くの読者にとっても切実なテーマがしっかりと書かれていて読ませます。 時として重いお話になる部分でも爽やかな読後感が得られる物語としてお勧めです。 | ||||
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病気で車椅子生活となった渡辺六花と、怪我をして陸上を続けることができなくなった荒谷伊澄。 同じ高校に通い同じクラスになった二人が、同級生たちとともに世の中には色々な人間がいることを実感しながら成長していく物語となっていた。 「障がいは個性」とよくいうけれど、今の六花はこれを個性と言われたくない。自分の足で歩けるようになりたいという気持ちと、なんとか折り合いをつけて生きていこうという気持ちを行ったりきたりしている状況で、個性なんていいものには思えない。けれど、個性という言葉がダメと言っているわけではなくて… というところが本当に難しいところだと思う。 必ずしも正解があるわけではなく、その人それぞれの気持ちをその都度、尊重して考えるのが大事ということがよく分かる内容になっていた。 誰かの手を借りないと、助けてもらえないと、どうにもできない時があって迷惑をかけてしまうことがある。 本当は誰にも迷惑なんてかけたくないけれど、それを言葉にして伝えるのは勇気がいることだし、話しても理解してもらえないかもしれない。 それでも簡単に「仕方ない」で済ませることをせず、少しずつでも何に困っているのか、どうしたらできるかを考えていくというプロセスには多くの学びがあった。 青嵐強歩という高校の歩きイベントにおいて、六花の参加をめぐるクラスの議論で矢地先生が言った 「差別とは、相手を何とかわかろうとする意志を、手放したときに始まるものなのだと思います。 でも、どうか少しだけでいい、常に目の前にいる人の気持ちを想像してほしい。抱えている痛みを思いやってほしい。どうか、この世界にはそれぞれにまったく違うたくさんの人が生きていることを知ってください。それをいつも頭のかたすみにおいて、出会う人の一人ひとりに敬意を払い、誠実に接せられる人間に、みなさんはなってください」 という言葉に、今の多様性の時代に大切なことが詰まっていると思う。 世界がカラフルであることはいいことだと信じたい。そんな心温まる物語だった。 | ||||
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