そして花子は過去になる
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
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そして花子は過去になるの総合評価:
10.00/10点 レビュー 1件。
感想一覧
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花子には何故かデート当日の記憶だけが一切なく、残されたスマホのメッセージによって、彼とデートに出かけたという事実をあとから知ることになる。なぜデート当日の記憶だけが飛んでしまっているのか?謎が残されたまま、物語は花子、蓮の2つの視点で進んでいき、2人の過去や、2人を結びつけるある人物の存在が明らかになっていく。
なぜ、彼女にとって1番大切な記憶だけが飛んでしまっているのか、中盤まではモヤモヤしながら読み進めていくことになる。その理由は、物語後半であっと驚くような切実な理由として明かされることになるが、そこからタイトルに込められた意味を知り、花柄のモチーフが散りばめれた中村佑介氏のイラストを眺めて静かな感動が広がっていった。
主人公のふたりが出会い、ゲームの中の世界から1歩踏み出して現実で結ばれるまでの心の再生の過程は、同じような悩みを抱える読者にとって心強い励みにもなりそうだ。
また、ぜひ読了後は2周目を読んでみることもおすすめ。読み返してみると、物語のあちこちに伏線がしっかりと描写されており、積み重なる違和感がクライマックスで一気に解消するように、会話の一つ一つに至るまで綿密に練り込まれて書かれていることに感銘を受けるはず。
読了した時、心が花々に満たされたような幸せな気持ちになれる、カラフルで極上の青春恋愛ストーリー。文句なくおすすめ。