山ぎは少し明かりて



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    初公開日(参考)2023年11月
    分類

    長編小説

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    山ぎは少し明かりて

    2023年11月15日 山ぎは少し明かりて

    祖母が守りたかったもの、それは? 瑞ノ瀬村に暮らす佳代、千代、三代の三姉妹は、美しい自然の中をかけまわり元気に暮らしていた。大切な人が戦地から帰ってくる日も、村中から祝われながら結婚式を挙げた日も、家で子を産んだ日も、豊かな自然を讃えた山々の景色が、佳代たちを包み込み、見守ってくれていた。あるときそんな瑞ノ瀬村に、ダム建設計画の話が浮上する。佳代たちの愛する村が、湖の底に沈んでしまうという。佳代は夫の孝光とともに懸命に反対運動に励むが──。 定年退職まで営業部で忙しく働く佳代の娘・雅枝と、海外留学先であるイタリアで「適応障害」になり、1ヶ月と少しで実家に帰ってきてしまった孫・都。湖の底に沈んだ瑞ノ瀬への想いはそれぞれにまったく異なっていた。 大藪春彦賞受賞、吉川英治文学新人賞ノミネートなど、いま最注目の若手作家・辻堂ゆめの最新刊! 都市開発や自然災害で、瞬く間に変わりゆく日本の古き良き故郷(ふるさと)の姿。私たちが得たものと失ったものは、一体何なのか。若き作家が三世代の親子の目を通じ、変わりゆく日本の「故郷」を壮大なスケールで描いた感動作。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (5pt)

    どこまでも沁みる物語

    読了してからしばらくの間、
    本を胸に当てたまま
    心に刻み込まれた場面に思いを馳せ、
    まるで自分が体験したかのように
    回想にふけりました。

    そうせずにいられなかった・・・

    三代にわたる女の歩みを描いた大作です。

    迷える大学生の孫娘を描く一章で
    爽やかな気持ちになり、仕事人間の娘を描く
    二章には切なさと驚きを覚え、
    彼らの源流となった女性を子供時代から描く
    三章では全てに圧倒されました。

    故郷にこだわる気持ちが、
    並外れた思い入れが、
    幼少期からのドラマを通じてしかと伝わってきますね。

    だからこそ、村に降ってわいた出来事で
    人々の心が引き裂かれていく様が
    驚くほど胸に迫りました。

    カネに踊らされることの恐ろしさだけでなく、
    心から愛し合えることの尊さも実感できた気がします。

    読む人の視野を広げ、その生き方にも
    訴えかけてくるものがある作品だと思います。

    (対象年齢は13歳半以上かな?)
    山ぎは少し明かりてAmazon書評・レビュー:山ぎは少し明かりてより
    4093867011
    No.1:
    (4pt)

    自然はすべてを与えてくれる。人為はすべてを奪ってゆく。

    海外留学にはつらつとむかった孫はわずか1か月で適応障害を起こしてしまい無念の帰国後引きこもる。その母は家族のために必死で働いてきたがあっけなく定年退職をむかえる。祖母は近所に住んで穏やかな老後を暮らしている、という母子三代の「家族による大河ドラマ」。

    宮ケ瀬ダムがモデルと思われる国家的プロジェクトの名の下で、自然豊かな村が根こそぎ水没してしまう史実をもとに失ったものの大きさをしみじみ考えさせられます。

    けれどもその喪失感からの立ち直り方がそれぞれ実はたくましくてうらやましい限りです。

    些細なことですが祖父の失踪の真相がまったくスルーされてしまうことと住民の方言はどうしても神奈川県ではなく茨城か福島あたりを連想させられました。
    山ぎは少し明かりてAmazon書評・レビュー:山ぎは少し明かりてより
    4093867011



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