(短編集)
答えは市役所3階に 2020心の相談室
- コロナ禍 (64)
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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心が温かくなりますし、よく出来た構成にあっぱれ!読み終わるとスッキリするし、短編に分かれているのでその時読みたいところを開いてもう何度も読んでいます。小学4年生の娘も愛読書です。 | ||||
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コロナ禍の最中、市民向けに開かれた「こころの相談室」が舞台です。 いろんな人が悩み相談に来ますが、「語る内容」=「真実」とは限らないところがポイント。 悩みを打ち明けた人は、それぞれ自分なりの答えを見つけて帰っていきます。 その一方で、最後まで本人は語らなかったけど、知らず知らずに示唆されていた背景や真実を、相談員の女性が鋭い洞察力をもって導きだします。 もちろん、相談してきた本人には秘密ですけどね。 ある意味、謎解きの要素があると言っても過言ではないでしょう。 5話まであって、各話の終わりにその真実が明かされる感じです。 この本は、前からただ読んで真実が解明したら終わり、という読み方よりも、 この「真実が解明」されたあとに再度じっくりはじめから読んでみると、別の面白さが発見できる本です。 | ||||
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読み終わった時、ああこんな風に繋がってるんだって言う面白さがありました。 | ||||
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2020年に出産したため、出産した三千穂は、境遇は違えど、まるで自分のことのようでした。物語を通して、自分自身が閉じ込めていた感情や記憶もよみがり、あっというまに物語の世界に入り込んでいました。市役所でカウンセラーさんが今日も待っている気がします。 | ||||
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(これはネタバレ的なレビューになりますので、念のために) 市役所に所属する2人のカウンセラー(若い女性と高齢の男性)が、コロナ禍の影響で困り事ができて悩んでいる人たちの相談に乗るというお話です。この作者の文章力自体は秀逸と思いました。また、これから以下に記すことはちょっと別としまして、各登場人物の性格設定もよくできていると思いました。 ただ、この作品に登場する相談者たちはみな、カウンセラーに対して、嘘を言ったり、隠し事をしたり、カウンセラーが誤解をしていても正さずに話を続けたりしています。これでは正しい助言を得ることは難しいですね。もっとも、必ずしも正しい助言を得ることを期待せずに、自分の言いたいことを自由に他人に言って、気持ちをすっきりさせたいということもよくあることですし、この相談者たちはおおむね、このような感じで前向きな気持ちになることができたのですが。 そして、特に若い女性のカウンセラーは、天才的な推理力と洞察力を持っていて、話のちょっとした矛盾や不自然さから、これらの嘘や隠し事を見事に見抜きます。すぐにはわからなくても、あとになってわかって、男性カウンセラーとの個人的な話の中でそれを披露したり、ときには話をしているさなかに見抜いて、しかしそれを言って相談者を責めたりはせずに、それなりに考えた助言をしたりします。 ですから、ストーリーとしてはとても面白いのですが、彼女の推理の根拠となる事柄が非常に細かく、私の頭が切れないからかもしれませんが、読んでいていささか疲れてきます。ですが人によっては、緻密な構成で素晴らしいと評価するのではないかとも思います。この点で評価が分かれそうですね。 | ||||
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