卒業タイムリミット
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 | 2022年03月10日 卒業タイムリミット (双葉文庫) 高校で人気の女性教師が誘拐され、72 時間後に始末するとネット動画で予告された。 3年生の黒川のもとに「誘拐の謎を解け」と挑戦状が届く。 仲間になったのは、体育会系男子、学年一の美女、幼馴染みの優等生。 事件の背後には、思いがけない真相が――。 『このミス』大賞出身作家が送る青春の光と影を描いたタイムリミット・ミステリ!(「BOOK」データベースより) |
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt | ||||||||
卒業タイムリミットの総合評価:
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| 卒業するまで三日間。誘拐された教師を救い出すために選ばれた４人の高校生。７２時間のタイムリミットの中で果たして４人の高校生は教師を救い出せるのか。 青春だな。軽快で読みやすかった。教師というのは何なのかを考えさせた作品だった。結末が少し惜しかった。 | ||||
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| 【ドラマ版を見る前に】 辻堂先生の作品は読もうと思いつつ読んでこなかったが、今回ドラマ化するにあたって読もうと決意した。 【青春ミステリの良作】 元不良、スポーツマン、学年一の才媛、学年一の美少女、四人の高校生男女の元に「学園の人気教師を誘拐した、謎は君たちにしか解けない」という謎の手紙が届く。なぜこの四人が集められたのか？犯人の目的は何なのか？四人のキャラのバランスと回想を挟みつつ進むストーリー展開が良く最後まで飽きさせない良作だ。他の辻堂先生の作品も読みたいと思う。 【評価】 総合 4 読みやすさ 4 没入感 4 読後感 4.5 | ||||
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| 結論から書くと嫌いじゃないです。結構好きです。 解決部のリアリティが崩壊しているという方もいて、その点私も全く同意します。 ただし『人間の証明』の登場人物の連関のご都合主義に比べればかわいいものです。 （勿論名作と思っていますし、好きですが） しかし私は、青春推理小説として好評価していた方に同意します。 NHKのドラマも見てこちらも楽しみましたが、脚本でかなりいじってました。 故の手練れ感はドラマの方が強く、爽やかさは原作が優っていました。 （蛇足ですが私は往年の教育テレビのジュブナイルドラマのテイストを期待していました） ちなみに今売り出し中の別の若年女性高学歴作家さんに比べると、こちらはアンチコメントが比較的 少ないですね。そちらの方のレビューでも書きましたが、出版社がプロフィールに東大卒とか 書きたがるの、スマートじゃないんですよね・・・。 | ||||
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| 以前に読んだ学園を舞台にした日常ミステリーが悪くなかったので、これも楽しませてくれるだろうと思っていたのと、 ドラマになるということでいい機会だと思い、読みました。 どこにでもいるような学生4人に、高校の教師を監禁した犯人から挑戦状が届き、それを解決するために奔走する話です。 奔走といいますが、実は事件解決にはあまり活躍しているとはいえず、どちらかというと事件を通して、問題があった学園生活や気持ちの掘り下げという感じです。 なので、青春要素が強い作品です。ミステリーとして期待すると拍子抜けしますが、卒業を前にした青春ものと考えれば楽しめるでしょう。 どちらかというと人間ドラマ中心です。 犯人の心情とかは少し普通ではないと思いますが、長期にわたり悩んでいて、心神が病んでいたと想像すれば納得がいかなくはないです。 その辺りの心情が細かく出ていないのでわかりませんが。 あとトリックと関係ないことですが、作中であったテストの処理に関して。 私の出た学校だと、ミスや不正対策として、答案コピーして、教師二人の二重チェックで金庫管理とかで厳しかったです。 新設の教育畑ではない理事長がつくった私立ということで、色々杜撰だったと考えると納得はいきます。 作中でも理事長の極端な方針やダメで空回りしている所が描かれていますから。 ただそうした「対策」がなぜ生じたかというと、学校教育の現場で、作中のような問題が出たりしたための対策が必要になったからでしょう。 またそうした対策をとってくれてたということで、人材や時間を配置してくれてた私立だったからでしょうし、 まだひどい教育現場というのも残っているかもししれません。 | ||||
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| 主人公と犯人のバックグラウンドの類似性が最終章で明らかになり、興味深い。 | ||||
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