あなたのいない記憶

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種別
長編
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あらすじ

2017年10月25日 あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

絵画教室をやめて以来、大学で約十年ぶりに再会した優希と淳之介。旧交を温める二人だったが、絵の講師の息子だった「タケシ」という人物について、それぞれ記憶が書き換わっていることに気づく。タケシのことを架空の人物と思っていた優希と、有名スポーツ選手と勘違いしていた淳之介は、タケシの幼馴染・京香に連れられ、心理学の専門家・晴川あかりのもとを訪れる。「虚偽記憶」現象の原因究明を始めた四人が辿りつく真相とは――。作家・森絵都氏推薦の、『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ最新刊。(「BOOK」データベースより)

評判

あなたのいない記憶の評価:

5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.00pt

あなたのいない記憶の総合評価:

6.78/10点 レビュー 9件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(5pt)

発想はいいが中身が薄い

発想自体は非常に面白いと思いました。かつて子供時代、同じ絵画教室で絵を学んでいた二人の男女、優希と淳之介が大学時代に再会するんですね。
この二人が過去の子供時代の共通のある知り合いの人物について会話を交わすわけです。それはその絵画教室の講師だったある女性の息子で 健と呼ばれる人物なんです。二人で話しているうちにどうにも奇妙な気分になってくるわけです。なぜかと言うと同じ人物について話しているはずなのにどうも記憶に違いが見られるわけです。
優希の方はこのタケシのことを絵本の中の架空の人物だと思い込んでいました。ところが淳之介は全国的に有名なバレーボール選手だと思い込んでいるわけです。不思議ですよね、二人の記憶がなぜこれだけ食い違ってくるのか。もしかすると二人の記憶は書き換えられたのではないかそう思って彼らは色々調査を始めるわけです。
ここまでは非常に話の流れとしては面白いんです。非常に怖く思えます。薄ら寒い感じすらしますよね。ところがここから先がイマイチなんですね。この記憶の書き換えという行為自体がそもそも実際にできるものなのかどうか可能なのかどうか。これがよく分かりません。いかにも簡単にできるように言っていますが、実際には実現不可能だと思います。それぐらい稚拙な方法なんですね。こんなことで人の記憶は簡単には書き換えられない、そういう風に私は感じました。 それともう一つの記憶を書き換えたその理由です。これもなんだかよくわからないんですね。果たしてこんなことで人の記憶を書き換えるようなことをするものかどうか、すごく幼稚なわけなんですよ。読んでいただければ分かると思いますけども。そんなことは絶対に普通やらないでしょう。つまり動機と方法、この二つが非常に幼稚というかありえないんですね。記憶の書き換えという発想としては非常に面白いんですよ。ただ内容がそれについて行ってないんですね。そこが最大の問題なんですよこの小説の。その部分が作者の力量がまだ足りないと言えば言えるわけで、そこが非常に残念だと思うんです。探偵役として出てくる女性心理カウンセラーこの人物なんかも非常に魅力的な存在ではあるんですけれどもこのような内容の薄い事件だと彼女の凄さも生きてこないと思うんですよ。その部分が非常に残念だ、そう思うわけです。

話はちょっと違うかもしれませんが人間の記憶というものは非常に不思議なものですよね。私なんかもよく夢を見ますが、長い間全く頭の片隅にも思い浮かばなかった何十年前の小学生時代の同級生が、夢に出てくるわけです。 しかも夢の中においてストーリーに組み込まれて出てくるわけです。なぜ 突然出てきたのでしょうか。不思議ですね。このように人の記憶とは非常に不思議で面白いものです。ですから その面白さがうまく伝わるように小説を書いていただきたいというのが私からのお願いです。


いわし雲
78XRDN1A

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(4pt)

怖い人には怖い本

『ザ ギバー』のように、偽られてしまった記憶を紐解く物語。
153ページについては、淳之介が小学校高学年(6年ぐらい)で、優希は中学年(4年か3年)。ミスはなかったかと。

 私の方が、犯人を先読みして半分解っている状態で読んでいたので、どうでもよい話には感じられませんでした。じっくり読むと、犯人はすぐわかる。ただ、自分の方が、犯人や動機を深読みしてしまい、実際はもっとシンプルなものでした。

 ミステリーよりサスペンスとして読む方がいい。つまり、最初にすぐ犯人に見当をつけ読むと、面白い。

 晴川先生の、ラボは明るいのに不気味だから好き。
あの子供もかわいい。
あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800277574
No.7
(5pt)

探偵役となる晴川の洞察力

虚偽記憶に関するミステリー。
最初はよくわからなかったが途中から面白くなる。
人間の記憶というのは、案外当てにならず小さい頃からの記憶のねじれによって入れ替わってしまうことを丁寧に説明してあって面白かった。

ただ、一部で?となる箇所がありました。
淳之介が小学校高学年、優希が中学生くらいの時期だ。とありますが…
淳之介の方が優希よりも2歳年上では??(p.153)

2017.1.19 読了17冊目
あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800277574
No.6
(2pt)

やはり東大はダメ

冒頭2人の記憶が全く違うという興味を引く話題から始まりますが
何かどうでもいい話が続く。
登場人物も何でこんな事をやるの?って疑問だけ。

途中読むのが苦痛だったが
最後まで読んでもどうでもいい結末。
つらかった。
あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800277574
No.5
(5pt)

虚偽記憶

自分の記憶はどこまで正しいのだろう?とふと不安になる。ラストは感動。
あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800277574
No.4
(5pt)

断然おもしろい

この作者の小説には有無を言わせぬ説得力があり、本作もあり得ないような設定をリアルに感じてしまう。今までは探偵がいなかったが本作は晴川という探偵役が登場する。
あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: あなたのいない記憶 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800277574

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