一千兆円の身代金



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初公開日(参考)2014年01月
分類

長編小説

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一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2015年02月25日 一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突きつけられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だった―。警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに全国に派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開させる。やがて捜査陣は、あるブログを見つけるが…。(「BOOK」データベースより)




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一千兆円の身代金の総合評価:6.91/10点レビュー 33件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アイディアが秀逸!

第12回「このミス」大賞の受賞作。「一千兆円の身代金」という、目を引くタイトルが中味をすべて表している通り、意表をつくアイディアが光る作品である。
政治家の家系の男児を誘拐し、日本政府に一千兆円という法外な身代金を要求してきた犯人、その真の狙いはどこにあるのか? 次世代のことを考慮せず、財政赤字という当座凌ぎの借金を膨らませ続ける旧世代に対する犯人の怒りは、多くの国民の共感を得るが、誘拐は凶悪犯罪であり、警察は全力を挙げて事件解決をめざして奮闘する。人質の少年は、無事に解放されるのだろうか?
犯人側、被害者側、捜査側と視点を交替させながらのストーリー展開もスムーズで、登場人部のキャラクターも巧く設定されている。突き抜けた面白さは無いものの、デビュー作としては非常に高く評価出来る。文句なしにオススメです。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

一千兆円の身代金の感想

現実的なテーマを扱った誘拐事件のお話。リアルな問題に絡めて起きる誘拐事件を追う警視庁特殊班の刑事や各人の視点で進む展開だけれど、そのリアルな内容に囚われすぎて人物が少し掘り下げ方が弱いと云うか通り一遍の
描写に感じられて共感度は低い。圧倒的なボリュームで今の日本の現実を書き表しているが、こういったテーマのものには必ず参考資料が偏っているとか、一面しか見ずに取り上げているとかの批判が出てくるが
それは違うと思う。その問題だけを論じるのならともかくフィクションの物語のバックボーンであり人物を動かす材料なわけで、有る程度の部分を取り上げて背景として書いているだけだからそう神経質になる必要はないと思う。
個人的に興味があるのは、今は選挙権のない十代の人がこれを読んだらどの様な感想を持つだろうかと云う事。肝心のミステリとしての部分はそう謎解きもサスペンスも感じられず経済小説のような雰囲気だけれど警察内部の
動きや捜査のあり方はキッチリ書き込まれていて読ませる。ラストにどれだけの共感を得られるかが少し心配。女刑事も初めだけであまり目立たずに脇役どまりの感じで、どうもこういった点からも登場人物の配置とか動かし方が
中途半端に感じる。経済問題の資料にエネルギーを使い過ぎたのかな。個人的におススメは三好徹の「コンピューターの身代金」「モナ・リザの身代金」「オリンピックの身代金」と本田靖春「誘拐」天藤 真「大誘拐」ってところです。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.31:
(4pt)

ミステリー小説でありながら現代日本の問題点を浮き彫りに

この作品は、宝島社主催の第12回『このミステリーがすごい』大賞受賞作である。日本の政治や財政状況に危機感を抱く若者ナオトのもとに大学生、保育士らが集まってくる。そして前副総理の孫が誘拐される事件が起こる。物語は最初から最後まで登場人物ひとりひとりの視点から多角的に描かれ展開していく。
日本の政治そして少子高齢化や借金財政状態に危機感を持っている人間には共感できるところが多くあるにちがいない。ミステリー小説でありながら、現代日本社会の問題点を浮き彫りにして警鐘を鳴らしている社会派の作品でもある。
私は観ていないが、2015年秋にフジテレビで香取慎吾を主人公ナオト役にしてドラマ化されている。小説では誘拐された前副総理の孫は雄真という男の子であるが、どのような理由なのかわからないがテレビドラマでは本田望結が演じる真由という名の女の子に変えられている。ほかに俳優の杉本哲太、仲里依紗、木村多江らが出演していたようだ。
『一千兆円の身代金』というタイトルから誘拐犯と警察の緊張感ある駆け引きを期待していたが、日本の政治や財政状況について繰り返し述べられている部分が多く、正直なところ飽きてしまうところも一部にあり少し物足りなさを感じた。個人的には、ハラハラドキドキしながら先へ先へと読み進んでいくようなミステリー感をもっと出してくれれば良かったように思う。
政治に無関心な若者が多い中、がんに冒され余命わずかながら日本の将来を憂う犯人ナオトの熱い思いには共感でき心を打たれる。現代日本が抱える様々な問題を改めて考えさせられる作品である。
一千兆円の身代金Amazon書評・レビュー:一千兆円の身代金より
4800220505
No.30:
(2pt)

総じて意外性があまり無い…

読み切るのちょっと苦労しました。
犯人にも意外性が無かったのがちょっと残念だったかな…。
一千兆円の身代金Amazon書評・レビュー:一千兆円の身代金より
4800220505
No.29:
(5pt)

このテーマに誘拐を組み合わせた発想が秀逸

誘拐に対する身代金が国の借金と同額という発想が、ずば抜けて優れていると感じました。返せるアテのない金額というのは犯人も知っているはず。それをどう解決していくか、そしてそもそもの動機は何かという謎が、物語を牽引していきます。2020年3月末には国の借金が1,114兆円という、途方もない数字が財務省から発表されたこともあり、今この本を読んでも充分に楽しむことができました。
一千兆円の身代金Amazon書評・レビュー:一千兆円の身代金より
4800220505
No.28:
(1pt)

この方、もう著作はあきらめた方が良い。

この先きっと面白くなるんだろうと期待(ガマン)しながら何とか最後まで読み、その期待はものの見事に玉砕された。著者の本業はコピーライターのようだが、作品の出来が如実にそれを物語っているようだ。要はインパクトあるのはタイトルだけで、肝心の中身は「一万円の身代金」。
しかしある意味、本作は貢献してくれた。「このミス」大賞をあてにして本を買う将来の無駄をキッパリ排除してくれた。なんでこれが大賞取んのよ!!!
一千兆円の身代金Amazon書評・レビュー:一千兆円の身代金より
4800220505
No.27:
(3pt)

財政赤字部分は共感したが誘拐部分はお粗末

誘拐事件と、日本の財政問題をセットにした作品。
犯人は人質誘拐をするが身代金1085兆円を自ら受け取るわけではない
日本の借金問題を提起するうえでは非常に面白い作品だったが、誘拐事件部分は余りもお粗末な展開。
すぐに犯人が特定できてしまう点が難点だった。
一般文学通算2054作品目の感想。2018/04/03 12:55
一千兆円の身代金Amazon書評・レビュー:一千兆円の身代金より
4800220505



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