一千兆円の身代金
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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第12回「このミス」大賞の受賞作。「一千兆円の身代金」という、目を引くタイトルが中味をすべて表している通り、意表をつくアイディアが光る作品である。 | ||||
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現実的なテーマを扱った誘拐事件のお話。リアルな問題に絡めて起きる誘拐事件を追う警視庁特殊班の刑事や各人の視点で進む展開だけれど、そのリアルな内容に囚われすぎて人物が少し掘り下げ方が弱いと云うか通り一遍の | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この作品は、宝島社主催の第12回『このミステリーがすごい』大賞受賞作である。日本の政治や財政状況に危機感を抱く若者ナオトのもとに大学生、保育士らが集まってくる。そして前副総理の孫が誘拐される事件が起こる。物語は最初から最後まで登場人物ひとりひとりの視点から多角的に描かれ展開していく。 日本の政治そして少子高齢化や借金財政状態に危機感を持っている人間には共感できるところが多くあるにちがいない。ミステリー小説でありながら、現代日本社会の問題点を浮き彫りにして警鐘を鳴らしている社会派の作品でもある。 私は観ていないが、2015年秋にフジテレビで香取慎吾を主人公ナオト役にしてドラマ化されている。小説では誘拐された前副総理の孫は雄真という男の子であるが、どのような理由なのかわからないがテレビドラマでは本田望結が演じる真由という名の女の子に変えられている。ほかに俳優の杉本哲太、仲里依紗、木村多江らが出演していたようだ。 『一千兆円の身代金』というタイトルから誘拐犯と警察の緊張感ある駆け引きを期待していたが、日本の政治や財政状況について繰り返し述べられている部分が多く、正直なところ飽きてしまうところも一部にあり少し物足りなさを感じた。個人的には、ハラハラドキドキしながら先へ先へと読み進んでいくようなミステリー感をもっと出してくれれば良かったように思う。 政治に無関心な若者が多い中、がんに冒され余命わずかながら日本の将来を憂う犯人ナオトの熱い思いには共感でき心を打たれる。現代日本が抱える様々な問題を改めて考えさせられる作品である。 | ||||
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読み切るのちょっと苦労しました。 犯人にも意外性が無かったのがちょっと残念だったかな…。 | ||||
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誘拐に対する身代金が国の借金と同額という発想が、ずば抜けて優れていると感じました。返せるアテのない金額というのは犯人も知っているはず。それをどう解決していくか、そしてそもそもの動機は何かという謎が、物語を牽引していきます。2020年3月末には国の借金が1,114兆円という、途方もない数字が財務省から発表されたこともあり、今この本を読んでも充分に楽しむことができました。 | ||||
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この先きっと面白くなるんだろうと期待(ガマン)しながら何とか最後まで読み、その期待はものの見事に玉砕された。著者の本業はコピーライターのようだが、作品の出来が如実にそれを物語っているようだ。要はインパクトあるのはタイトルだけで、肝心の中身は「一万円の身代金」。 しかしある意味、本作は貢献してくれた。「このミス」大賞をあてにして本を買う将来の無駄をキッパリ排除してくれた。なんでこれが大賞取んのよ!!! | ||||
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誘拐事件と、日本の財政問題をセットにした作品。 犯人は人質誘拐をするが身代金1085兆円を自ら受け取るわけではない 日本の借金問題を提起するうえでは非常に面白い作品だったが、誘拐事件部分は余りもお粗末な展開。 すぐに犯人が特定できてしまう点が難点だった。 一般文学通算2054作品目の感想。2018/04/03 12:55 | ||||
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