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一千兆円の身代金
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一千兆円の身代金の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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この作品は、宝島社主催の第12回『このミステリーがすごい』大賞受賞作である。日本の政治や財政状況に危機感を抱く若者ナオトのもとに大学生、保育士らが集まってくる。そして前副総理の孫が誘拐される事件が起こる。物語は最初から最後まで登場人物ひとりひとりの視点から多角的に描かれ展開していく。 日本の政治そして少子高齢化や借金財政状態に危機感を持っている人間には共感できるところが多くあるにちがいない。ミステリー小説でありながら、現代日本社会の問題点を浮き彫りにして警鐘を鳴らしている社会派の作品でもある。 私は観ていないが、2015年秋にフジテレビで香取慎吾を主人公ナオト役にしてドラマ化されている。小説では誘拐された前副総理の孫は雄真という男の子であるが、どのような理由なのかわからないがテレビドラマでは本田望結が演じる真由という名の女の子に変えられている。ほかに俳優の杉本哲太、仲里依紗、木村多江らが出演していたようだ。 『一千兆円の身代金』というタイトルから誘拐犯と警察の緊張感ある駆け引きを期待していたが、日本の政治や財政状況について繰り返し述べられている部分が多く、正直なところ飽きてしまうところも一部にあり少し物足りなさを感じた。個人的には、ハラハラドキドキしながら先へ先へと読み進んでいくようなミステリー感をもっと出してくれれば良かったように思う。 政治に無関心な若者が多い中、がんに冒され余命わずかながら日本の将来を憂う犯人ナオトの熱い思いには共感でき心を打たれる。現代日本が抱える様々な問題を改めて考えさせられる作品である。 | ||||
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読み切るのちょっと苦労しました。 犯人にも意外性が無かったのがちょっと残念だったかな…。 | ||||
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誘拐に対する身代金が国の借金と同額という発想が、ずば抜けて優れていると感じました。返せるアテのない金額というのは犯人も知っているはず。それをどう解決していくか、そしてそもそもの動機は何かという謎が、物語を牽引していきます。2020年3月末には国の借金が1,114兆円という、途方もない数字が財務省から発表されたこともあり、今この本を読んでも充分に楽しむことができました。 | ||||
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この先きっと面白くなるんだろうと期待(ガマン)しながら何とか最後まで読み、その期待はものの見事に玉砕された。著者の本業はコピーライターのようだが、作品の出来が如実にそれを物語っているようだ。要はインパクトあるのはタイトルだけで、肝心の中身は「一万円の身代金」。 しかしある意味、本作は貢献してくれた。「このミス」大賞をあてにして本を買う将来の無駄をキッパリ排除してくれた。なんでこれが大賞取んのよ!!! | ||||
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誘拐事件と、日本の財政問題をセットにした作品。 犯人は人質誘拐をするが身代金1085兆円を自ら受け取るわけではない 日本の借金問題を提起するうえでは非常に面白い作品だったが、誘拐事件部分は余りもお粗末な展開。 すぐに犯人が特定できてしまう点が難点だった。 一般文学通算2054作品目の感想。2018/04/03 12:55 | ||||
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テーマが財政赤字であるとするならば、もう少し政府の対応についても踏み込んでみて欲しかった。 犯人と結末については、ある程度予想が出来てしまったのが残念。 | ||||
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つまらないです。 そもそもこれミステリーか? 内容もいつも5chの国債問題で議論されてるような内容ばかり。 登場人物もステレオタイプで裏がなく深みがない。 日本の借金の問題はもうどうにもならないです。 後は破綻の日を迎えるだけ。 | ||||
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「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞ということで、タイトルにも惹かれて読みました。国家相手の身代金要求はフィクションでしかあり得ませんが、仮に考えたとき、国の対応が日本らしいと感じました。 確かに悲観的な日本の将来に対して子供たちにその罪はありませんが、現在の社会保障を崩壊させることもできないとすれば、少なくともボクらの世代は現状の世代間格差にもっと怒るべきだとも感じました。 政治的な社会的なパワーは怒りだとボクは思うので、本書はストレートにそれが表現されている点で心地よく読み進めることができました。 | ||||
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八木圭一先生の「一千兆円の身代金」(宝島社)をいただき、拝読しました。 日本のいま我々が直面している問題について、真っ正面から描いており、身が震える。 | ||||
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稚拙な登場人物。経済小説と思って手に取りましたが、主人公含め全てのキャラクターが、小学生も特捜刑事も全員が二十代前半?の言動と思考で書き分けられてないようです。財政についても、よく書かれている表層の理論です。 | ||||
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革命家の名を借りた、作者のこの国への憤りが 痛いほどに伝わる作品でした。 作家としての力量は さておき、それなりに主義主張がはっきりしていて 何かを考えさせるきっかけには成り得る小説であると 感じました。 | ||||
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読んでいてすごく疲れる。 著者はもっと文章を磨かないといけない。少し読むたびに疲れる。 ページをめくる手が止まる。やがて、斜め読みになる。 世界に入っていく努力を読者は放棄してしまう。 先へ先へとぐいぐい読ませなくてはいけないはずなのに、 決定的なもの、リーダビリティが欠落している。 読んでいて、辛いとしかいいようがない。 経済サスペンスこそ、いかにライトに描写できるか、説明チックにならないようにできるかが大切。 漢字が多すぎるのをまず改善したほうがいい。 一気読みできなきゃ、こういう作品はダメ。 | ||||
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ミステリーとしてはそれほどおもしろいかは微妙だし、 終わり方があっけないといえばあっけないものの、 財政再建問題をこのようなおもしろい設定で、 小説に描いただけでほんと素晴らしいと思う。 いかに今までの政治家、官僚がやってきたことのバカさ加減がわかるだろう。 移動時間の暇つぶしにはちょうどよい、あっという間に先を読みたくなり、 あっという間に読み終えられるおすすめ小説です。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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評判倒れの社会派ミステリー。日本政府の財政赤字と同額の1085兆円を要求する誘拐事件というアイディアは面白いが、それだけだった。多くの登場人物の視点で綴られるストーリーもあまりに断片的過ぎて、物語にのめり込めなかった。 帯には『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、『週刊新潮』『毎日新聞』『産経新聞』で話題だとか書いてあるが、騙された感が残る。 | ||||
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読み出しは入りやすく期待したが、3分の1ほど読んだところで、結末の予想がつき、全く予想通り。ガッカリ。 また登場人物の描写が乏しく浅いため、メインキャストすらキャラづけがはっきりしていない。 犯人の動機・その他の人物の行動に明確な感情説明がついていないまま、薄く進む。 例えば、犯人が誘拐被害者に食事を作るとき、顔を見せないようにと気を付けているが、既に何度も顔を合わせているのに食事の時だけ隠す意味がわからない。 捜査担当刑事の妻子の描写が多いが全く本筋には関係ない。必要か? こんな感じの意味がわからないけど雰囲気で押しきって尻すぼみに話は終わる。 買うと損だが無駄に長いので、暇な移動時間に読んで捨てるのがよい程度 | ||||
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2014年の『このミステリーがすごい!』大賞の大賞作。ミステリーのプロットで読ませる作品というよりも、若者達の人生を大きく左右する社会問題について、訴えかけている社会派ミステリーという印象の作品です。 様々な人物が登場し、話を組み立てていくのですが、今一つ、“う~む、なるほど”と思わせる程には、線と線の織り上げかたに複雑さが不足していて、途中で結末が大体想像できてしまう感じです。 一方で、作者の、若者達が今立ち上がらないで本当に良いのかという熱い問いかけには大いに賛同できます。既得権益を重視する日本社会では、極端な話、厚労省を包囲・占拠するくらいの意気込みでやらないと、現状の若者達を搾取する制度は変わらないことを理解して欲しいです。 | ||||
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先ずタイトルに度肝を抜かれた。しかし八木圭一という作家名を知らないので、どうしたものかと思って後ろを見ると、「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作品ではないか。この大賞作品は今まで読んだことがないが、書き出しをざっと読むと悪くない。騙されたと思って読んでみる。 元副総理の孫が誘拐され、身代金1085兆円を要求される。この金額は我が国の財政赤字の額だ。これを日比谷公園内の花壇に用意するか、財政危機を招いたことの謝罪と再建案の提示をし、それを実施するまで消費税増税、並びに議員賞与の凍結を確約すること。の選択制になっている。 さて、ここから警察側と犯人側の虚虚実実の駆け引きが始まると思いきや、刑事、革命家、保育士、遊軍記者、大学生、主婦、教師等々のサイドストーリーが語られ、これが本流へどう繋がるのかが読みどころとなる。 最初は少し戸惑った。例えば高村薫「黄金を抱いて翔べ」は銀行の地下金庫から金塊を盗み取る話だが、内容はそんな単純ではなく、むしろ重かった。本書も多少それに似ているが、はるかに読み易いのが救いだ。 北海道の高校の卒業アルバムの生徒写真が一人ひとりスキャンされネットのファイル便で届く捜査手法など、現代では当り前のようだが、昔の推理小説を読んできた世代には隔世の感がある。 エンターティメント性にはやや欠けているが、この作家は磨けば光るのではないか。 | ||||
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あんまり悪人が出なくて途方もない金額の身代金か謝罪と説明という興味深い題材なのに本筋とはあんまり関係のない登場人物の説明で筋がぼやけている。 | ||||
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期待しすぎました。ちょっとありえない話ですし、ミステリーっていう意味では面白いかもしれないです。 ただ、次の作品もっていうのはちょっと今はないです。 | ||||
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