弁護士探偵物語・天使の分け前
- 『このミステリーがすごい!』大賞受賞 (26)
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- 弁護士 (37)
- 弁護士探偵物語シリーズ (2)
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読書録「弁護士探偵物語 天使の分け前」4 著者 法坂一広 出版 宝島社文庫 p128より引用 “ タクシーにカーナビがつく世の中だ。タク シー運転手は道を知らなくても許される。 警察官は法律を知らなくても許される。 テレビドラマの主演女優は顔かスタイルさえ良 ければ、脚本の棒読みで許される。ヌードになれ るならなおさらいい。 政治家は地盤があって金集めさえうまければ、 官僚の用意した原稿の丸暗記で許される。 裁判官や検事は、事件を数多く処理できれば許 され、内容は問われない。 その一方で、裁判員制度が導入されて分かりや すい裁判をしなければならないなどと言われ、弁 護士は法廷で書面を読み上げるだけでは許されな くなりつつあるらしい。どうにも不公平だ。" 福岡を舞台とし、酒好きでひねた弁護士を主人 公とした、ハードボイルドミステリ。同社刊行作 文庫版、著者デビュー作。 深夜のファミレスで、依頼人の旦那に呼び出さ れ、酒臭い無駄話を聞かされた弁護士の主人公・ 私。寒さに体を震わせながら、事務所へ帰ってき たところ、ドアに靴のような物が挟まってお り…。 上記の引用は、主人公がタクシーに乗り運転手 がカーナビを操作する場面での一節。 自分に出来ないことでも、機械などで補える、 便利な世の中に感謝せざるを得ません。 と同時に、本人に能力を求められずに済むような 事は、そのうち人が必要とされなくなるかも知れ ませんね。 文章の書かれ方が独特で、段落の変更がとにか く多いのが特徴。ぎゅう詰めで書かれるよりは、 読みやすいので助かります。 中盤までは話の展開が遅く、主人公のひねくれ た人物像と相まってだるさを感じてしまいます。 ハードボイルドな雰囲気から、映像化されるなら モノクロが似合いそうな感じを受けますが、後半 に入ると二時間のサスペンスドラマのように色合 いが付いてきます。しかしやはり、全体としては モノクロな雰囲気を感じ取れました。 所々に光る、台詞回しが気障ながらユーモア。 前半を読んで慣れてくると面白い作品だと思われ るので、合わないなと思ってももう少し読み進め てほしいところです。 ーーーーー | ||||
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物語自体は、★★★~★★★★でも良いかと思います。後半は話が入り組んで、良く分からなくなりましたが。 ただ、会話とか言い回しが、気持ち悪くて全く無理でした。理由は、★ひとつを付けた方々の書評に書かれている通りです。あのような会話は昭和ならともかく、今の人にはもう無理だと思います。 それと、元々のタイトルは「懲戒弁護士」とのことですが、その方がずっと良かったです。どうして変えたのでしょう。「懲戒弁護士」ならもっと売れたと思います。 | ||||
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しかし、一人称の主人公のキャラが感情移入を阻んでいるのは、ハードボイルドとしては致命的かと思います。 文体としては、明らかにチャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを模倣して書かれています。 ただし、差し挟まれるワイズクラック(減らず口)は、チャンドラーのものと比較すると、かなりひどいと言わざるを得ません。 ちなみに、この小説の原題は「懲戒弁護士」だそうですが、著者は実際にその後、懲戒処分になったという見事なオチが付きました。 | ||||
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おもしろく一気読み。小説は書かれた内容だけで楽しむもんじゃありませんよね。 文章のドライブ感、作者が大切に思っているところが醸し出されるべきじゃ。 あまりに評価が低く驚きました。 | ||||
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気持ち悪いナルシストのハードボイルド気取りの弁護士が見たいなら中古で100円で買って読んでも可です。ただ問題はそこではないです。問題はこのミステリーは凄い大賞の作品で無ければ見向きもされない出来上がりなところです。まあ売れてないみたいですが当然ですね。下手な文章でふざけた証拠隠滅や捜査妨害が見たい人ならバーボンでも飲みながら読んだらいいのではないでしょうか。細部もひどいが全体もだめなラノベレベルですね。 | ||||
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