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弁護士探偵物語・天使の分け前



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弁護士探偵物語・天使の分け前の評価: 2.35/5点 レビュー 23件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(4pt)

モノクロ映像が似合いそう

読書録「弁護士探偵物語 天使の分け前」4

著者 法坂一広
出版 宝島社文庫

p128より引用
“ タクシーにカーナビがつく世の中だ。タク
シー運転手は道を知らなくても許される。
 警察官は法律を知らなくても許される。
 テレビドラマの主演女優は顔かスタイルさえ良
ければ、脚本の棒読みで許される。ヌードになれ
るならなおさらいい。
 政治家は地盤があって金集めさえうまければ、
官僚の用意した原稿の丸暗記で許される。
 裁判官や検事は、事件を数多く処理できれば許
され、内容は問われない。
 その一方で、裁判員制度が導入されて分かりや
すい裁判をしなければならないなどと言われ、弁
護士は法廷で書面を読み上げるだけでは許されな
くなりつつあるらしい。どうにも不公平だ。"

 福岡を舞台とし、酒好きでひねた弁護士を主人
公とした、ハードボイルドミステリ。同社刊行作
文庫版、著者デビュー作。
 深夜のファミレスで、依頼人の旦那に呼び出さ
れ、酒臭い無駄話を聞かされた弁護士の主人公・
私。寒さに体を震わせながら、事務所へ帰ってき
たところ、ドアに靴のような物が挟まってお
り…。

 上記の引用は、主人公がタクシーに乗り運転手
がカーナビを操作する場面での一節。
自分に出来ないことでも、機械などで補える、
便利な世の中に感謝せざるを得ません。
と同時に、本人に能力を求められずに済むような
事は、そのうち人が必要とされなくなるかも知れ
ませんね。
 文章の書かれ方が独特で、段落の変更がとにか
く多いのが特徴。ぎゅう詰めで書かれるよりは、
読みやすいので助かります。
 中盤までは話の展開が遅く、主人公のひねくれ
た人物像と相まってだるさを感じてしまいます。
ハードボイルドな雰囲気から、映像化されるなら
モノクロが似合いそうな感じを受けますが、後半
に入ると二時間のサスペンスドラマのように色合
いが付いてきます。しかしやはり、全体としては
モノクロな雰囲気を感じ取れました。
 所々に光る、台詞回しが気障ながらユーモア。
前半を読んで慣れてくると面白い作品だと思われ
るので、合わないなと思ってももう少し読み進め
てほしいところです。

ーーーーー
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No.22:
(2pt)

「懲戒弁護士」の方が良かった

物語自体は、★★★~★★★★でも良いかと思います。後半は話が入り組んで、良く分からなくなりましたが。
ただ、会話とか言い回しが、気持ち悪くて全く無理でした。理由は、★ひとつを付けた方々の書評に書かれている通りです。あのような会話は昭和ならともかく、今の人にはもう無理だと思います。
それと、元々のタイトルは「懲戒弁護士」とのことですが、その方がずっと良かったです。どうして変えたのでしょう。「懲戒弁護士」ならもっと売れたと思います。
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No.21:
(3pt)

単に、ミステリーとしては面白いと思います。

しかし、一人称の主人公のキャラが感情移入を阻んでいるのは、ハードボイルドとしては致命的かと思います。
文体としては、明らかにチャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを模倣して書かれています。
ただし、差し挟まれるワイズクラック(減らず口)は、チャンドラーのものと比較すると、かなりひどいと言わざるを得ません。
ちなみに、この小説の原題は「懲戒弁護士」だそうですが、著者は実際にその後、懲戒処分になったという見事なオチが付きました。
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No.20:
(5pt)

この作品の評価が低い読み手は、読む力がないと思いますが。

おもしろく一気読み。小説は書かれた内容だけで楽しむもんじゃありませんよね。
文章のドライブ感、作者が大切に思っているところが醸し出されるべきじゃ。
あまりに評価が低く驚きました。
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No.19:
(1pt)

気持ち悪いナルシストのハードボイルド気取りの弁護士が見たいなら中古で100円で買って読んでも可です。

気持ち悪いナルシストのハードボイルド気取りの弁護士が見たいなら中古で100円で買って読んでも可です。ただ問題はそこではないです。問題はこのミステリーは凄い大賞の作品で無ければ見向きもされない出来上がりなところです。まあ売れてないみたいですが当然ですね。下手な文章でふざけた証拠隠滅や捜査妨害が見たい人ならバーボンでも飲みながら読んだらいいのではないでしょうか。細部もひどいが全体もだめなラノベレベルですね。
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No.18:
(1pt)

読んでいてイライラするだけ

何がいけないって、窮地に追い込まれてジョーダン言って 笑ってる人、います?自分ではかっこいい主人公を描いている つもりのようですが、現実離れもここまでくるとイライラする だけですよ。 内容は良いので、すごく残念です。 探偵なのに 何の読みもなく、行き当たりばったり、これでは読んでいて 楽しいはずはありません。
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No.17:
(1pt)

近年にない駄作

概括的評価としては、駄作というほかない。
主人公のキャラクターはどこにでもありそうな・・・・ウンザリした
弁護士の作品にしては法律絡みのディテールは殆どなし
死体がゴロゴロの場面もありきたりでアメリカの三文パルプマガジンなみ
「このミステリーがすごい」大賞受賞作とは・・・・・あきれてものがいえない。
カネと時間のムダ・・・だった。
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No.16:
(1pt)

実に魅力的な主人公

この性格の悪さ、口の悪さ。こういうの、大好き。
でも、それ以外には、何1つ見るべきものがなかった。
取り上げている事件は、山ほどある既存ミステリーを、あっちこっち切り貼りしてデッチ上げたような、オリジナリティ全然なしの代物だし、主人公が陥るピンチは全て主人公のドジが原因。
ラストで真犯人が延々と事件の真相を喋りまくるのは、低俗2時間ミステリー、そのまんま。
これで『このミステリーがすごい!』大賞グランプリ受賞で1200万円? そりゃ詐欺じゃねえのか、弁護士さんよ。
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No.15:
(1pt)

このミステリーはつまらない

「このミステリーがすごい!」大賞受賞作という惹句に誘われ、旅の友に買ってみた。

 しかし、このミステリーのどこがすごいのかさっぱりわからない。
 ワイズクラックなるものが、わざとらしくて非常にうっとうしい。
 全編に散りばめる必要があるのだろうか。
 下手な漫談を延々と聞かされている気分だ。

 こんなことに労力を使うより、プロットにもっと力を注いでほしい。
 せっかくお金を出して買ったのだから、最後まで読もうと努力したが、どうしても無理だった。

 弁護士なら、イライラするハードボイルドもどきより、息詰まる法廷サスペンスなどを目指したほうがいいのではないか。十分に力を生かしきれていないのが残念。

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No.14:
(3pt)

冗長過ぎて食傷気味

弁護士が探偵として活躍するハードボイルド風ミステリーと言いたいところなのだが、ソフトボイルドと言った方が正確だろう。主人公は非常に魅力的なのだが、軽口を叩き過ぎで食傷気味になる。恐らく全ページの3分の1は主人公のジョークではないかな。余りに冗長過ぎでテンポも悪く、イライラするような展開だった。

解説でハメットやチャンドラー、プロンジーニ、ブロック、トゥロー、グリシャムなどハードボイルド、法定ミステリーの名手が引き合いに出されているが、疑問を感じた。
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No.13:
(3pt)

つまらなくは無いが、空虚。

何をラノベとするかは色々とややこしいが、この話はラノベっぽい。
言い回しとか、各章の導入とか。
主人公をハードボイルドなキャラに仕立てようとしているのは分かるが、
そのハードボイルドな設定が空回りしている。
ただ無駄にストーリーを回り道させたあげく、特別の感動も無いまま当然あるべき所に帰ってくる感じ。
主人公のキャラクターの練りこみに対して、他の登場人物への特徴づけが弱いのも、その違和感を強めている。
ミステリに深みを期待するのは間違いかもしれないが、読み終わったあとの感慨とかは皆無。
それでも、エンタメとしては楽しめる範囲だと思うので、星3つ。
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No.12:
(5pt)

次作も期待

友人の勧めで読んでみました。
メチャメチャ面白かったです。
読み進めるうちにどんどんのめり込んでいき、自分の就寝予定時刻を過ぎても続きが気になって寝られず、おかげで次の日は寝不足でした(笑)
現役弁護士だからこその法曹界の現実への問題提起も考えさせられるものがあった。
ストーリーも面白かったし、主人公の「私」の語り口調等も個人的には好きでした☆
次作もそろそろ出るらしいので期待しています♪
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No.11:
(1pt)

選考委員にも問題があるんじゃ・・・。

この本は、面白くありませんでした。なんというか、全体的に知識のひけらかしが多く、知らない人をバカにしてるような態度が鼻につくと言うか・・・。最近このミスシリーズを読み始めたのですが、まず選考委員に問題があるような気がします。自分だったら文章をかく時、わかりにくい表現や、多数の人が間違って使っているような表現・・・例えば役不足だとか、おざなりとなおざりだとかは、できるだけ避けたいと思います。不特定多数の人が読むモノなら。このミス大賞ではそう言うものをあえて連打して、『みんなが間違って使ってるような表現を、正しく使ってるゾ!』みたいなアピールをする人が賞を取っているように感じます。あと、このミスは権威に弱いです。有名大学とか、大病院とか、法曹界とかを舞台にしてると、受賞しやすい。そういう場を舞台にしてるだけで、ポイントになってるみたいです。でもそれって、読者にとってはどうでもいいことですよね。大事なのはストーリーの面白さであって、マニアックな専門知識をいくらひけらかせるかじゃないと思うのです。そんなこと、きょうびネットでいくらでも調べられますから。
 このミスは一般の人が楽しめるエンタメミステリーを看板にしているのだから、専門職の人にだけわかる細かい芸や狭い世界の了解をどれだけ知っているかよりも、もっと読者の視点に立った、楽しい作品を選んで欲しいです・・・。
 教養の皮をかぶった下品なバラエティー番組のような小ネタ、小知識披露は、止めて欲しいものです。
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No.10:
(1pt)

非常につまらないです

読むのがしんどかった。
文章が下手なうえ、ムダ口が多すぎてきつい。
いらんことばかり言ってるおっさんの話に
延々とつき合わされてる気分になります。
弁護士のアメリカンジョークがまたつまらない。
この作家さん、ユーモアのセンスがなさすぎ。
完全にすべってますね。
チャンドラーのパロディといえば聞こえはいいが、
諧謔趣味のハードボイルドは読んでいて疲れます。
構成も雑で意外性もありません。
鬼瓦刑事と若い記録係との3人のやり取りにも白けてしまいました。
何故これが受賞作なのか理解できません。
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No.9:
(5pt)

理屈っぽいと共感できるのかな?

かなり好きかもです。伏線に対する???とか、読みながら私が考える事が、主人公の思考と、かなりシンクロ。共感と同感で読み進む感じで、最後はやめられず夜更かしで、読了。相棒の神戸尊もそうなのですが、こういう心内語がシンクロしてしまうキャラ物に滅法弱いです。
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No.8:
(1pt)

気取り過ぎ

著者はハードボイルドを目指しているのでしょうが、ここまで気取って書かれると
鼻につく以外の何物でもありません。
ストーリーはそれほど悪くはないのに無理なハードボイルド風の行が多すぎて面白さを半減している気がします。
かなり無理してチャンドラーのマーロウか北方健三風を気取っているようですがある意味笑ってしまいます。
非常に残念でこれが「このミス」大賞?と思ってしまいました。

違った意味でいしかわじゅんの「瓶詰めの街」はハードボイルドを風刺していて非常に好きな作品です。
著者にも読んでもらいたい。
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No.7:
(5pt)

固ゆで玉子!

出足から丁寧な書き出しでした。それがいつの間にかグイグイ引き込まれてしまい・・・実にお見事な作品です。

 久しぶりにハード・ボイルドを読んだ気がします。

 面白いです!大満足です。ありがとうございます。
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No.6:
(4pt)

「鼻につく」っていうのもわからないではないが・・・

うまいのかうまくないのかよくわからない、しつこいほどのワイズクラックに辟易っていう方が多いのはよくわかりますが、ここまで低評価ってことはないと思いますよ。
新人としては上々の出来だと思います。
各ブログをみても基本的には高い評価のものが多いですし、物語としても主人公のキャラクターの描き方も悪くないと思います。
まあちょっとやりすぎってことで☆一つ減らしましたが、まあ星5つでも個人的にはそれほど違和感ありません。
著者の「ハードボイルドが書きたいっ!」という意欲も強く伺え、今から次作も楽しみです。
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No.5:
(3pt)

ライトなハードボイルド

弁護士が事件に巻き込まれ、探偵として活躍するストーリー。
ハードボイルド風で、『長いお別れ』を思わせるシーンも多い。
前半は軽口がくどいが、個人的には軽妙な感じで楽しく読めた。
これが肌に合わないと読み進めるのは相当辛いかもしれない。
他のレビューにおける低評価もそのあたりに主たる原因がありそうだ。
作中では、刑事裁判の現状(有罪推定)に一石を投じる硬派な面も……。
私は悪くない出来映えだと思うのだけれども、皆さん少し厳しすぎでは?
軽く読めるハードボイルド(というジャンルがあるのかは知らないが)が好みに合う方にはお勧めしたい。
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No.4:
(1pt)

まわりくどい

ミステリーが好きで、このミスからのおすすめも信用していたのですが、
これが本当に面白い作品なのか、全くわかりませんでした。
まわりくどい皮肉屋にもほどがある文章ばかりが続き
そのたびにテンポも悪くなり、イライラが募るばかり。
まったく残念です。
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