弁護士探偵物語 完全黙秘の女
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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このミステリーがすごい!大賞の大賞受賞作「弁護士探偵物語 天使の分け前」に続く第二作目の本書。前作は未読ながら本作を先に読んでしまいました。完全黙秘の女。傷害事件の被疑者である女はなぜ何も喋らないのか。長いものには巻かれない、しがらみや組織のルールなどに縛られない、はみ出し弁護士と新人女性弁護士のコンビが謎の女と放火事件などを調べていくうちに過去のある事件が浮かび上がってくる。DNT鑑定など法律用語や知識なども解かり易く使われていて、洒落なのかある程度マジなのか弁護士業界のとりまく環境なども愚痴っぽく語られていてクスリとさせられる。最後の法廷のシーンなども現役弁護士ならではのリアルさで読ませる。いろいろな謎が最後に一本の線で結ばれ、完全黙秘の女の正体も明かされる展開は良くまとめられていると思う。主人公のキャラクターも嵌まる人には嵌まるだろう。会話なども多少ハードボイルドぽくて、ヤワで湿っぽくないトーンの描写など一味違った探偵物語でこのあともシリーズとして書かれるのだろう。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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文庫版として出ている 「逆転尋問 弁護士探偵の反撃」 は、別の作品ではなく、本書を文庫化にあたり改題したもののようです。購入の際はご注意ください。 本作品については、このミス大賞を取った前作「天使の分け前」ほど、言い回しやジョークがクドくなく、読みやすい良作と思います。 もちろん前作も、十分面白いですが。 | ||||
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これくらいの厚さの本なら一日で読めるのに、この本は読んで少しすると眠くて眠くて・・。 内容が私にとってつまらないのか、文章自体が読みにくいのか・・。 2週間経ちましたけど、まだ3分の1しか読んでません。 | ||||
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昨年「天使の分け前」読んだ。 日本では難しいと感じていた探偵ものを弁護士探偵という形で描き切ってくれた秀作である。 それから一年、第2弾が登場した。 本書ではヒロインが誕生する。見習い女性弁護士が主人公に共鳴しどんどん圧倒し成長していく様は次回作を期待させてくれる。 ジャズナンバーを散りばめることで更に雰囲気は探偵である。 フィリップ・マーロウとはいかないが、それでも本書はハードボイルド系として良くできている作品である。 早く次回作を読みたい。 | ||||
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待ちに待った第2弾。 相変わらずの主人公に加え、新人弁護士、土田有里ちゃん登場。 導入部からは想像をしていなかった展開が待ちうける中、有里ちゃんがどんどんと逞しくタフになってゆきます。 そうして、主人公の扱い方も上手に(笑)。ごちゃごちゃ面倒くさい心内語の多い主人公にシンクロしてゆき、彼の発していない言葉まで読めるように。。。(笑) 良いコンビなので、法廷で戦う方向というより、一緒にまた事件に立ち向かう方向で、次作移行も登場して欲しいと思わずに居られません。 物語の感想をネタバレさせずかける自信がないので、周辺の感想を。。。 現場を知っていると特に、そのリアルな感じが微に細に面白い。私がパラリーガルだった頃は全てB5に合わせていた裁判書類は今やA4。逆な感覚を覚えました。 刑の時効と控訴の時効の話も、いい加減に取り扱われる作品が多い中、さすが現役弁護士さんの作品ではきちんと説明がされているし。こういう細かいところにツッコミ所がないのがステキ。 また、エンタテイメントを共有していると、逃げている弁護士=逃亡弁護士。医者の場合はただの「逃亡者」なんていうところにも思わず笑えます。他にもこんなのがいっぱい。 次の作品も早く読みたいです。 | ||||
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