■スポンサードリンク
一千兆円の身代金
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
一千兆円の身代金の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の日本の借金、約1000兆円。元副総理の孫が誘拐され、身代金はなんと1000兆円! 日本の財政状態に危機感を持ち続けている者としては、この小説はまさに「我が意を得たり」であった。今まで皆が直面したがらなかった問題を真っ向から指摘している。日本の将来を憂えるメッセージがこの本にはあふれている。しかし、あまり意外な結末ではない。3分の2ぐらいで先が読めてしまう。 ただ、日本に対する警告、問題提起という意味では十分にその役割を果たしていると言える。エンターテインメントという形を取っているので、誰でも気軽に読めるところもいい。政治家にはぜひ読んでもらいたい1冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元国会議員の孫が誘拐される。 犯人グループは、現在の日本の借金と同額の身代金を要求してくる。 設定は、非常に面白い。 話は、幾人かの登場人物たちの視点で描かれながら展開していく。 前半は、緊張感を持って読めた。 犯人グループが言いたいことは、理解できる。 しかし、自分たちの意見を主張するために行う行為としては、 ハッキリ言って荒唐無稽で無責任。 主犯格以外のグループメンバーの動機も、少し弱く感じる。 非常に細かく痕跡を消しているところもあれば、 後になって簡単に動きを見破られてしまうガサツさ・・・。 警察の捜査は、素人でも考えられるような幼稚なもの。 無理やり犯人逮捕に向かうようで展開に辟易した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元副総理の孫にあたる小学生男児の身代金は、一千兆円を払うか、国家の財政赤字の解消と政治家の謝罪の要求という、スケールの大きさを感じさせるこのミス大賞受賞作です。 捜査一課の特殊班捜査課の刑事が捜査につき、引退後も権勢をふるう元副総理の登場あたりまで、スリリングな展開で先行きが期待出来そうだったのですが、革命家が語り出すあたりから、ストーリーの起伏に乏しくなる印象です。 革命家の国家財政に対する憂慮や政治家達の不満等には賛成できる点は多々ありますが、それが上手くミステリーに絡んでくる訳でもなく、革命家VS警察の心理戦や駆け引きをメインとした誘拐ミステリーを望んでいる読者にはやや肩透かしに感じるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルと大賞という冠に惹かれて購入しました。 これが大賞とは今回はレベルが低かったということですね。 犯人の青臭い思想や主張には共感できません。 ミステリーとしては緊迫感はないし人物像の描写も中途半端でオチも想定内でした。 「オリンピックの身代金」や「誘拐」を引き合いに出していますが設定が類似しているだけだとおもいます。 私感的には残念な一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトル通りのインパクト&最後までハラハラ展開。 こういう社会派ミステリーがもっと増えると面白いのにと思わされる作品であった。 敢えて注文をつけるとすると、近年問題となっている 「国民一人当たり〇〇円の借金!」というレトリックの是非について 犯人視点での考察があまり描写されていなかったこと。 ここまで熱くなれる犯人が、その点をどう解釈していたのかが腑に落ちなかった。 あと、捜査一課側のキャラクターのアクが強い。 自分としては面白いと感じたが、人によっては「なんだこのパワハラ上司」と感じるかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『このミステリーがすごい!』大賞受賞。応募時の原稿を大幅に加筆修正したらしい。巻末の選評などを見るに、編集者は大変に優秀だったし、著者も作品を正しい方向に改善する勇気を持っていた。タイトルも変更されていて、すごい。 そのタイトルを見て「一千兆円とはまたすごい額だな……途方もない……」と思って読み始めたら、一千兆円は日本の借金の額なのだそうである。底なしに途方もない借金と同じ額をずばり日本国政府に対して要求するという、もし実際に起こったなら完全に前代未聞の事件となる、小学生の男の子の誘拐事件のミステリである。 読み始めたら、本当にこれがデビュー作か?と思うほどに文章がこなれていて、展開的にも気になることがいっぱい出て来るので先がどんどん読みたくなる。絶対に設定勝ち、それ以外何もないんじゃないかと心配しながら読んだのに良い方向にのみ完全に裏切られた。こんなに熱い社会派ミステリって、可能なんですね!! 本当に、きちんとミステリ。殺人事件を発端としない、こんなに面白いミステリは久しぶりである。そして、著者がこんなにも登場人物の一人一人に愛情を注ぎながら書いた(であろう)ミステリを、わたしはあまり知らない。 (以下蛇足) そして、そして… 北海道のとある地点が特異点のようにクローズアップされていく。これはもしや……? 著者は、わたしと同じ町、同じ高校出身の人らしい。びっくりした。町内唯一・道内随一の売り上げを誇るらしい地元のTSUTAYAではとんでもなく大きな扱いで大変に売れていた。良かった。 こんなに地元Loveな作者の受賞第一作がどんなふうになるのか。まったく予測ができない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつでも誘拐物はどきどきハラハラで、巻を置くあたわずで一気読みになりますが、 本書も例に漏れず続きが早く知りたくなりました。 何人かの視点でどんどんストーリーは進み、 それぞれの登場人物もよく描かれ、 構成もよく、後味もよく、 近年最高の一冊(のひとつ)でした。 後方に選評がありますが、 タイトルも変更してあるし、内容もしっかり書き込んだものと思われます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の日本の財政問題に対する筆者のアツい想い、憂いを感じずにはいられない1冊。 ミステリーとしても刑事のテンポあるやり取りに引き込まれ、一気に読んでしまった。 筆者の次回作に大きな期待を持ちたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本の政治に対して自分がどう思おうと何も変わらない、と思っていましたが、ミステリーを通してこんなふうに訴えることもできるんですね。政治経済に無頓着な私でも、わくわくしながら一気に読める内容でした。作者の熱くピュアな思いが伝わりました。ドキドキと切ない涙必至の作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の政府の政策について、リアルに描かれており非常に分かりやすい。 現代社会の問題点が浮き彫りになる作品だった。 ミステリーとしても、常に続きを読みたくなるストーリーとなっており一気に読み切ってしまった。 ワクワク感×ドキドキ感×感動×学びが全て詰まっている一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読みました。 大筋の内容も面白かったし、刑事達の掛け合いもよかったです。 また次回作を読みたいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!