ご当地グルメの誘惑: 手がかりは一皿の中に2
- グルメミステリ (31)
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コロナ禍の中、なかなか旅行に行くことができませんね。 本書は、ご当地グルメなのミステリーなので、その土地の香りなどの雰囲気が味わうことができます。 繊細な味覚をお持ちなのか、よく食べ歩きされているのか、「美味しい」の表現が丁寧に表現されています。食べ物に関する薀蓄のボリュームがあるのですが、説明書を読んでいる感じでなく、すんなり頭に入ってきますね。読後、その情報をつい誰かに話したくなります。 「このミステリーがすごい!」大賞をもらっている著者なので、食だけではなく、推理小説としてももちろん面白いです。 その上、主人公のグルメライター・亀助の性格が、思慮深く、女性に対して用心深い設定になっているので、その辺りも興味深いですね。 | ||||
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シリーズものの連作短編2作目。 前作は王道グルメの鮨、フレンチ、会席料理といった料理を扱っていましたが、今作では「ご当地グルメの誘惑」と副題にあるように、さまざまな地域のユニークな食材が登場します。 食に関する知識・蘊蓄はボリューム感がありますが、それらの情報をさりげなく、それでいて食欲がそそるような描写を駆使して、読者をグルメ世界にいざないます。 本シリーズの特徴はグルメ小説の形式を取りながら、しっかりとした推理小説として物語が構築されているところでしょう。日常の謎を超えた、食をめぐる非日常の謎。今作も主人公のグルメライター・亀助はマイペースながらも誠実さがにじみ出る姿勢でもって、彼独自のレシピ(推理)を展開して料理(謎)をたいらげていきます。また、異性に対する亀助のちょっと不器用なところも、人間味があって良いんですよね。 食べるという行為は生きるうえで欠かせないもの。本書を片手に食事を楽しむことで、ひと味違った贅沢なひとときを過ごせるかもしれませんよ。 | ||||
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派手な殺人事件を探偵や刑事が解決していくのがミステリーの王道ならば、この作品は思いっきり傍流。 人も死なないし、本格的な推理描写も希薄。 主人公はウェブメディアの企画担当でイベントの企画とかしたりするんだけど、イベント開催までの手順とかはリアルで「そういう感じなんだ、地道だな」と思わされたり、「炎上」の対応など、リアルでそれがゆえにちょっと胃が痛くなるような描写が続く。 「殺人事件」という完全な異世界ではなく、「地続きの現実」が延長された世界で繰り広げられるちょっとした事件とその背後に潜む人の情に絡んだ事件。 それを「地方の美味いもの」を絡めて描くこの小説は一章読むごとにその章のテーマの食材とお酒をセットで飲み食いしたくなるという、仕事に疲れた日の夜のおともとして抜群にフィット。 読後感はマンガの「深夜食堂」に近い。 僕を含む深夜食堂好きには最適の一冊です。 | ||||
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