がん消滅の罠 完全寛解の謎



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初公開日(参考)2017年01月
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長編小説

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がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

2018年01月11日 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金三千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが四例立て続けに起きている。不審に感じた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか――。第15回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.40pt

がん消滅の罠 完全寛解の謎の総合評価:7.22/10点レビュー 125件。Bランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(6pt)

がん消滅の罠 完全寛解の謎の感想

最後の方で話の流れが変わるが、そこまでの伏線が少し物足りなさを感じたなあ。

松千代
5ZZMYCZT
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

がん消滅の罠 完全寛解の謎の感想

医療ミステリですが、専門用語が多用される難解な作品ではありません。
逆にここまで素人にも分かりやすく描けてる事にまず驚きと感動です。
それにしても、医者って神になりうる人達なんだな、って少し怖くなりましたね。
海堂尊超えを期待したい作家さんです。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

がん消滅の罠 完全寛解の謎の感想

かなり骨太な医療ミステリでした。
『このミステリーがすごい!』大賞作品に対する個人的なイメージはもっとライト層向けでミステリも軽い印象だったのですが、本書は本格医療小説+社会派+ミステリという感覚です。
表題となっている、癌が何故消滅したのか?という謎は序盤で仮説として明かされます。その後も謎が展開されてますが、方法は読者が思いつくような一発ネタトリックではなく、医学的な知識を用いたものなので謎解きを楽しむというより、医療現場を知れるような物語です。
医療小説ですが、出てくる言葉は専門用語過ぎず、読者がついてこられる塩梅なので、知的好奇心をくすぐる感覚で楽しめました。
癌とはそもそも何か?医療保険とは?検査では何が起きているか?それらに関わる人たちの物語として楽しめ、社会派小説としての訴えも感じられました。

医療ミステリに関しては、あまり多くを読んだわけではないですが、本書は経験上かなり高品質な作品であると感じます。
近年のキャラ小説もしくはライト設定として医療を扱う作品ではなく、直球の医療小説ミステリとして優れています。著者がそもそも、国立がん研究センターや医療系出版社勤務の方なので、専門性はバッチリなのです。ミステリとしても楽しみましたが、医療の知らない事を知れて勉強になった感覚を得た作品でした。

egut
T4OQ1KM0
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

がん消滅の罠 完全寛解の謎の感想

医療ミステリということなので、一般読者としては業界用語には説明が必要ですよね。その点を最後のページにある選者の人のコメントではセリフが説明的で面白くない、なんてことを言っています。どうしてこんなことを言うんだろうと思います。
そんなことは言わずもがなのことでしょう。難解な医療用語がずらずらと出てきて何の説明もない、巻末に一括して用語解説してあるからそこを参照してくれ、そんなミステリ本を誰が読みますか?
物語の性質上セリフのやり取りでストーリーが進むのは理解できます。この点も選者は指摘していますが読んでいる私は気になりませんでした。文章も未熟さが見えるなんて云っている選者がいますが其処も私は感じません。
むしろテンポの良い会話と描写で、謎めいた現象に戸惑いながらも真相の解明に立ち向かう彼らの行動がすんなりと胸に入ってきます。人物の書き分けも出来ていると思います。そういった面で稚拙さは感じません。
挟み込まれる医療に関してのエピソードや人体の不思議さが書かれたところは興味深く読みました。今さらですが人間の身体の良く出来たデザインとプログラミングの凄さが分かります。本当に神が作り給うと思わざるを得ないほど一つ一つの細胞の素晴らしさに驚きます。がんが消える謎。どんなトリックが用意されているのかと思ってページを捲る手が止まりません。湾岸医療センターの野望は正直イマイチ分かりませんでした。ちょっと話を広げ過ぎなのではと思ったりもします。
しかし、クライマックスから最後の一ページの衝撃は楽しめました。動機に対しての二転三転の裏切りも中々です。私個人としては楽しく読めたミステリということになります。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(7pt)

医療ミステリーだ

出だし1/4は、だれに焦点をあてて読んでいいのかわからないから主な登場人物紹介のページが欲しい。
素人に出来ない仕掛けは、読んで楽しむ。
魅力的な人物がいないのが、残念です。

みやはら
TL5WJ5W1
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未読の方はご注意ください

No.120:
(3pt)

医療業界のシステム

医療業界のシステムに深く入り込んだ作品
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.119:
(2pt)

トリックも会話も雑

率直につまらない。なぜこのミス大賞なのかが疑問。
駄作は会話が多くなりがちだが、これはその典型であり、そして会話が生き生きと展開していかない。
ミステリーとしての設定(トリック)が雑。
登場人物のキャラが立っていない。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.118:
(4pt)

確かに「医療ミステリ」

専門用語が多いが、構文としては読みやすい文章で書かれていて読書に慣れている人ならスラスラ読める。
ただ小説として見た場合のテーマ的深みだったり、人物造形などに若干薄さはあるかな。

とはいえ、やはりこの本の魅力はタイトル通り「がん消滅(寛解)の謎」に尽きる。
転移がんが何故コントロール出来るのか、完全寛解するのか。

古今東西に数多あるミステリの中でトリックも星の数ほど考え出されてきたけど、このがんが完全寛解するトリックはまさに初。
似たものを見たことがない。というか専門家でないと出来ないトリックなので、専門家でないと思いつかないよね。
ほんの少し、素人の教養程度でも良いので多少の生物学や医学知識があると、このトリックだけで「その手があったか!」という驚きがあると思う。(そうでない場合、ひたすらウザいとしか感じない可能性もある)

その分、ストーリー展開や謎解きの開示については食い足りない結果にならざるを得なかったのだろう。
特徴のひとつとして、本作で探偵役は全ての謎を解けていない。
真相全体を100とすれば、部分正解を含めてせいぜい30~40程度を解明したといったところ。
そういう意味で納得行かない人も当然いるだろうが、この謎は探偵役が持っている人的情報や解析結果から答えを導けるようなものではないので、まぁ妥当なところ。

動機がどうこう、というより純粋に転移がんが完全消滅する「医学トリック(画像トリックとかではなく、本当に医学的な手法で寛解させる)」に感心する、そういう小説なんだろうな。

もう5年以上前の本だから、技術進歩の著しい分野だけに今なら本当にこのくらいの事は出来るのだろうと思うと、ちょっと恐ろしいね。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.117:
(3pt)

結末が

文章は面白くてさらっと読めました。しかし、結末が人間として残酷というか…後味スッキリではなかったですね。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.116:
(5pt)

難しいが面白い

専門用語が飛び交う、ぱっと見とても難しそうな印象ですが、読んでいくうちに全くの素人でも理解できてしまう。とても不思議な感覚になりました。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828



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