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がん消滅の罠 完全寛解の謎
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【この小説が収録されている参考書籍】
がん消滅の罠 完全寛解の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 1~20 1/6ページ
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医療業界のシステムに深く入り込んだ作品 | ||||
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率直につまらない。なぜこのミス大賞なのかが疑問。 駄作は会話が多くなりがちだが、これはその典型であり、そして会話が生き生きと展開していかない。 ミステリーとしての設定(トリック)が雑。 登場人物のキャラが立っていない。 | ||||
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専門用語が多いが、構文としては読みやすい文章で書かれていて読書に慣れている人ならスラスラ読める。 ただ小説として見た場合のテーマ的深みだったり、人物造形などに若干薄さはあるかな。 とはいえ、やはりこの本の魅力はタイトル通り「がん消滅(寛解)の謎」に尽きる。 転移がんが何故コントロール出来るのか、完全寛解するのか。 古今東西に数多あるミステリの中でトリックも星の数ほど考え出されてきたけど、このがんが完全寛解するトリックはまさに初。 似たものを見たことがない。というか専門家でないと出来ないトリックなので、専門家でないと思いつかないよね。 ほんの少し、素人の教養程度でも良いので多少の生物学や医学知識があると、このトリックだけで「その手があったか!」という驚きがあると思う。(そうでない場合、ひたすらウザいとしか感じない可能性もある) その分、ストーリー展開や謎解きの開示については食い足りない結果にならざるを得なかったのだろう。 特徴のひとつとして、本作で探偵役は全ての謎を解けていない。 真相全体を100とすれば、部分正解を含めてせいぜい30~40程度を解明したといったところ。 そういう意味で納得行かない人も当然いるだろうが、この謎は探偵役が持っている人的情報や解析結果から答えを導けるようなものではないので、まぁ妥当なところ。 動機がどうこう、というより純粋に転移がんが完全消滅する「医学トリック(画像トリックとかではなく、本当に医学的な手法で寛解させる)」に感心する、そういう小説なんだろうな。 もう5年以上前の本だから、技術進歩の著しい分野だけに今なら本当にこのくらいの事は出来るのだろうと思うと、ちょっと恐ろしいね。 | ||||
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文章は面白くてさらっと読めました。しかし、結末が人間として残酷というか…後味スッキリではなかったですね。 | ||||
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専門用語が飛び交う、ぱっと見とても難しそうな印象ですが、読んでいくうちに全くの素人でも理解できてしまう。とても不思議な感覚になりました。 | ||||
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癌寛解のトリックは面白いが、西條教授の動機と仕掛けの大きさのアンバランスが不自然。二つのプロットの整合性がいまイチ。むしろ近藤理論との対決に持ち込んだ方が著者の知識が生かせたのでは? | ||||
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がん消滅トリックは,医学的にはめちゃくちゃですが,一応筋は通っているので,フィクションならまあこんなものでしょう,文章やキャラもよければ☆3=4ですが いかんせん文章が読みにくく(専門用語だけでなく) キャラも不快な人物が多い やたら押されてますが,これが大賞とは・・・ | ||||
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癌研究が進むとこういうことも考えられる。面白い。保険屋さんに読むように勧めた。弱きを助け強きから金をむしるのは痛快だ。 | ||||
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素人には少し専門的な部分がわかりにくかった。でも雰囲気で楽しめた。 | ||||
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医学トリックという意味では、本当にうまくいくかどうかはともかくとして、非常にリアルで納得できる。このトリックの素晴らしさのおかげで、幾つかの気になる点が補われたと言っていいだろう。物語としても面白いし、何度も擬似解決を示しながら、「実は」と持ってくる構成も、悪くない。 但し、私がこだわるのは、本当に、些末なことで、本筋のトリックを全く傷つけるつもりないのだが、それは、動機であり、娘と性行為をした人物を探す理由であり、夫婦関係であり、親子関係であり、そして、羽島がこのトリックにたどり着かなかったという点である。それを補ってもあまりある、トリックのすごさには脱帽であるし、小気味よいレベルできちんとまとめるのが大事だと考えれば、多少の傷は甘んじるべきなのだろう。 でも、面白かった。それは間違いない。 | ||||
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お面白い | ||||
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タイトルは『救済のネオプラズム』の方がかっこいいのに……でも、今の時代、見れば一発でどんな物語か分かるタイトルを付けないと売れないのでしょうね。「本を読む」という娯楽がどんどん低俗なものになっていることを悲しく思います。 さて、本書は太田愛の『犯罪者』に似ています。メイン男三人組のキャラクター像、ストーリー運び、会話の妙……とても私好みでした。 医療用語も分かりやすく書かれていて、ほとんど医療を齧ったことのない私でもするっと読めてしまいます。 終わり方はなんとも言えない気持ち悪さというか……(褒め言葉) これはイヤミスなのか? どうせならもっと長編で読みたいと思ってしまいました。それこそ、分厚い上下巻である『犯罪者』のように。 このミスは毎回期待して読んでいますが、警察や医療モノ、学校モノ以外で新たなミステリーの扉を開けてくれるような作品を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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いや、すごい面白かったけど読むのに時間かかったぁー! 前半の手術の描写はなんとなく苦手…。どうも任侠モノとか殺人鬼系の描写は問題ないんだけど、医療系の描写はゾゾゾーっとしてしまう。 オチは好みな感じだったけど閉鎖病棟みたいに評価分かれそう。 | ||||
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岩木一麻さんの2017年度「このミス」大賞受賞作の本格医学スリラーにして陰謀小説の傑作です。冒頭で「がん消滅」トリックが即種明かしされて「そうか要するにE・クイーン「神の灯」の応用技なのか」と落胆しましたが、やはり高評価作とあってそんなに単純ではありませんでしたね。結果的にトリックの大筋は偶々当たっていましたが、他にも終盤の予期せぬ急展開と最終行のサプライズは素晴らしかったですね。殆ど会話体で淡々と進む物語なのに読ませる理由は医学知識が勉強になる為でしょう。でもこんな悪夢が現実化しない事を切に祈りますね! まあ本書のテクノロジーが現時点で実際に実現可能かどうかは存じ上げませんが、こんな悪徳医師はいないでしょうしチェック機構も働くだろうし警察も頼りになる事を信じたいですね。本書について2点だけ腑に落ちない事を書きますと、まず当事者には周知の事実なのにDNA調査をやる意味があったのか?という点で、仮に後々の事を考えての「するフリ」だったとしても何か釈然としませんね。それからこれは著者がわざと筋書きを誘導した為だとは思いますが、夏目と羽島が謎の解明をあっさりと諦めて如何にも怪しい宇垣医師を追求しなかった点ですね。 | ||||
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さすがに大賞作品なのでよくできていると思います。特に、はじめの二人の会話が面白く、ある謎を簡単に解決します。まるでホームズとワトソンのようです。ただ、この羽島の変人ぶりはここだけで終わってしまいます。ずっとこの調子で一冊の本が書かれていたら、非常に面白いことでしょう。連作短編でもいいかもしれません。 | ||||
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医療用語が難しく、解説が多少ありますがそれでも難解です… | ||||
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私、これ誰が主人公か分からないんですけど・・・主人公やら動機・目的やらどうでもいいやって読んでいけば、結構面白いよ。ただ、後半は急ぎ足で説明ばかりしていて、ラストなんか「うそっ、これで終わりかよー」って感じですね。これ読んでると近い将来、がんは治せるようになるんじゃないかと期待しちゃいますね。 | ||||
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実質エンタメ賞と化したこのミス大賞でも、「医療ミステリーと本格ミステリーの見事な融合」と言われてたように、「なぜガンが消えたのか」という謎は、納得と驚きの二つの要素をしっかり満たしつつ、素人にも直感的に理解できる鮮やかなトリックだった。 終盤のどんでん返しの連続は気を抜けないし、トリックの伏線の仕込み方も気づけないレベルで上手い。 また医療ミステリーとしてだけではなく、現代がん治療のリアルな現場レポートとしても楽しめた。そういう意味で、医療ミステリーや本格ミステリーとしての出来は非常に高いと思った。 ただ、あまりにも小説作法が下手すぎる気が…… 人物描写がおざなりでキャラが(特に一部キャラは全く)見えてこないとか、説明長台詞を説明っぽくしないように見せるためだろうの相槌が逆に不自然とか、最後の謎解きが全て地の文というのは手抜きもいいとこだろうと思うし。ミステリとして見ると、ハウダニットは見事だが、フーダニットとホワイダニットはお粗末。 文章は普通でサラサラ読めたのは良かったが……まぁ経歴故なのだろうか。 あとぶっちゃけ一番感心したのは、ガン消滅という本ネタよりも、DNA鑑定のすり抜けと動機の結びつけのトリックだったっていう。 ドラマ版は見てないけれど、もっと脚本上手い人がアレンジしたら傑作になる気配はする。 ところで、厚生省の人は結局どうなったの…… | ||||
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レビューがバラけるのは好みがわかれる内容だからだろうかと思った。 自分は書店平積みが気になって立ち読みし、まずタイトルがキャッチーなことに好感を持った。 amazonで買わないのは単純に商品が綺麗に発送されないから。 もしレビューを参考にするのであれば高評価のものだけ見たらいい内容だった。 これがこのミスを取ったのは真っ当かなと自分は思った。 | ||||
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弱者の救済。 いゃあ~、お題目はいいが、弱者とは西條征士郎、お前かよ! 不貞を働いた妻への意趣返しのためには、金も権力も、他人の命すら道具の一つに過ぎないってか。 クズだねぇ~。 ただ、クズっぷりが中途半端なのね~。 貧困者のために?というか、自己満足?偽善?に、保険金詐欺の片棒担ぐとか。 あり得ねぇ~っつうの。 やるなら、とことんいってくんないとさ。 今や、二人に一人は罹患する癌にだけど、抗がん剤はキッツいっていうじゃな~い。 『コソタク・マヤタク』が、害を除き、益だけをもたらす。 『コソタク・マヤタク』に、お金は必要ない。 唱えるだけだから。 | ||||
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