神探偵イエス・キリストの冒険 The Adventures of God Detective Jesus Christ
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イエス・キリストを探偵として聖書を再構築するという前代未聞の取り組みに私自身身構えていたところはあったが、読み始めてみると非常にライトで読みやすい、万人に受けそうな作品となっていた。(以前、はじめてのミステリになにがいいか?という話題を見かけた際、はやみねかおる先生の「そして五人がいなくなる」を推す人がいて、私も同感だが、その次くらいに読んでもいいと思う。それくらい平易な作品だと思う)それでいて作者のもともとのラディカルにも映る側面は健在で、ファンとしては俺たちの黄金時代が帰ってくると大喜びした。 とりわけヨハネの一人称で物語が進んでいくのは、「ジャパゥン」や「キング・イン・ザ・ミラー」に通じるものがあり、この2つが好きな私としては好みのポイント。イエスが偉大な人物であるということが非キリスト者にもいっぱつでわかるというのもよい。私は時代も舞台も全然違うのに「RRR」を連想した。あれも主人公2人が最高に格好いいが、物語は神話に近づくとすごい真の男が必要になるのかもしれない。 印象に残ったのは最終章のバラバ。といっても、その理由はひどく個人的なもの。最初はどうしても脳内の見た目イメージが、名前につられてウルトラマンの超獣にしかならないなあと思っていたくらい(シモンでも似たようなことが起こった)だったが、最終章で大きく印象が変わった。それはヨハネと対峙した際の台詞を読んだときである。 言ってることが完全に格闘漫画「TOUGH」の宮沢鬼龍じゃねえかよ えーっ 想像してください…読んでいた作品のキャラが、まったく関係ないはずの好きな漫画のキャラみたいなことを言い始めた姿を 以前の描写を思い返してもみんな鬼龍に見えてくるんだ 困惑が深まるんだ 噓か真か猿渡哲也先生はキリスト教への造詣が深く TOUGHだけでなくロックアップやエイハブなど多くの作品にキリスト教的価値観をちりばめているという猿渡先生のファンもいる(特にロックアップは3巻の和田アキ男が大学生に失神KOされる回の冒頭で「世界最古のプロレスラーはイエス・キリスト」なんて言っているので、完全にこの作品と同じ発想) だから元ネタが同じ故にたまたまシンクロニシティを起こしてしまっただけだとは思う。それこそ聖書なんて500億回は擦られている題材だろう。ほかの人も、全然違うところから自分の通ってきた創作物を幻視するのか、それは少し気になる。 総じて流水大説入門編としても、聖書入門編としても、それとは関係なくなにかエンタメを読むにしてもお勧めできる良作。なるべく多くの人に広がってほしい。 | ||||
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聖書の内容をミステリーとして面白い物語として昇華しており、素晴らしい作品でした。 この本に出会えて良かったと心から思います。 聖書の知識が無くても楽しめます。 | ||||
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短編6つの短編集。本格的な聖書ミステリですが、かなり読みやすいです。各章ごとに「TIPS」があり、聖書のどこに書かれているか?などの補足説明が書かれています。 私は聖書未読のノンクリスチャンですが、ミステリーとして楽しめました。今後の第2巻『神探偵イエス・キリストの回想 逆襲のユダ』も楽しみです。 そして、著者の『どろどろの聖書』も追加購入。巻末付録の【聖書を読みたくなった方のための読書ガイド】でオススメの「聖書アプリ(無料!!)」と「紙の聖書」が紹介されていました。 聖書に興味がある方には、こちらも役に立ちます。 | ||||
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