遊廓島心中譚



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初公開日(参考)2024年10月
分類

長編小説

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遊廓島心中譚

2024年10月23日 遊廓島心中譚

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。さらに真面目一筋だった木挽き職人の父の遺骸には、横浜・港崎遊廓(通称:遊廓島)の遊女屋・岩亀楼と、そこの遊女と思しき「潮騒」という名の書かれた鑑札が添えられ、挙げ句、父には攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑がかけられていた。伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人の妾となって遊廓島に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ英国海軍の将校・メイソン。初めはメイソンを恐れていた伊佐だったが、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれていく。伊佐はメイソンの力を借りながら、次第に事件の真相に近づいていくが・・・・・・。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

遊廓島心中譚の総合評価:8.00/10点レビュー 8件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

遊廓島心中譚の感想

幕末の横浜を舞台にした恋愛ミステリーと位置づけするとしっくりくるか。ラシャメンとして生きる女性の恋愛とミステリの部分がイマイチな気もしたが、乱歩賞受賞作としての完成度は充分なものがあると思う。個人的には評価はイマイチにしたが、設定もよく練られており、同時受賞の「フェイクマッスル」と引けを取らない作品になっていると思う。次回作はどのようなものに出会えるか。

本好き!
ZQI5NTBU
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

遊廓島心中譚の感想

2024年度の江戸川乱歩賞受賞作。
凄く好みの作品でした。雰囲気がとても好きです。(☆8+好み)

舞台は幕末。実在した横浜の『港崎遊郭』を背景に、遊女の愛の物語を描いた作品です。『愛』がテーマと感じられる作品でした。
物語は1860年と1863年、二つの時代を生きる遊女たちの視点で進行し、史実を絡めたミステリーだからこそ描ける愛の形が浮かび上がります。作者が描きたかったのはこのような愛だったのかと驚きました。
歴史物や時代物が好きな方には特におすすめです。歴史に少し苦手意識がある方も、後述するポイントを押さえてから手に取ると、さらに楽しめると思います。

本書をより楽しむためには、幕末の時代背景を知っておくと良いです。物語は歴史的な知識があるのを前提に進行していきます。
実のところ、私自身は歴史ものが苦手で、初読の序盤は内容を把握するのが難しかったです。一度読み進めるのを止め、当時の出来事をWikiで調べ、史実を理解した上で再び本書に向かいました。そのおかげで、より深く楽しめました。この点について少し補足します。

まず『港崎遊廓』をwikiで調べるとよいです。これを見ておくだけで本書の物語がとても把握しやすくなります。

1859年、日本が鎖国を終え、横浜が開港されると、多くの異人(外国人)が訪れるようになりました。それに伴い、現在の横浜公園の場所に外国人専用の遊郭が建設されました。ここが本書の舞台となる『遊郭島』です。表現が適切か分かりませんが、外国人の現地妻、もとい妾という職業としての遊女が本書の女性の登場人物となります。ただし、本書では悲観的に遊女になるのではなく、目的をもって遊女になる姿が描かれているのが好感でした。この辺りは、学校では学ばない歴史として興味深く、物語を楽しむ一因となりました。

時代物・歴史ものとしての雰囲気の面白さは然ることながら、序盤からミステリとしての期待と興味をそそられる展開が光ります。
主人公・伊佐の物語では、行方不明の父が遺骸となって発見されます。その遺骸は燃やされており、さらに父には町娘を殺した容疑がかけられていました。しかも、町娘の首が見つかっていないという状況は、ミステリ好きの心をくすぐる魅力的な謎として提示されます。伊佐は父の無実と真相を確かめるべく、遊女となって遊廓島に乗り込むという流れです。

2つの時間軸を描く物語の構成は、終盤どう繋がるかが作品の醍醐味です。本書では、終盤にてミステリとテーマの『愛』の姿が浮かび上がり、その展開が見事でした。詳細な感想はネタバレ側で記述します。

他、表紙のイラストや、本書の見返しに描かれた遊郭島の地図など、書物全体が時代物の雰囲気を醸し出していてワクワク感がとても感じられました。また、帯に書かれている『二人の愛はどうなった。』というコピーも、読後の余韻に浸れます。とても良い作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(1pt)

駄作。買ってはいけない。

選評で、綾辻、有栖川、辻村、貫井といった面々が高い評価をしていたので買ってしまったが、大失敗であった。まさか東野の言う「期待外れ」「荒唐無稽」そのままであったとは。選考委員のうち私の趣味が一番合わないのが東野である。東野がそう評価するなら逆張りすればいいかと思ったのも購入動機の大きな部分を占める。東野先生ごめんなさい。これからはあなたの新刊も買います。
遊廓島心中譚Amazon書評・レビュー:遊廓島心中譚より
4065368316
No.5:
(5pt)

時間のあるときにじっくり読んでみたい

知り合いの友人が表彰されたと聞いて付き合いで購入したのですが題名がなんだか意味深で興味深い本です。Kindleで購入したのでできないのですが現物があれば書斎に飾っておきたいようなタイトルと表紙のイラストです。時間のあるときにゆっくりと読んでみたいと思います。
遊廓島心中譚Amazon書評・レビュー:遊廓島心中譚より
4065368316
No.4:
(3pt)

うーん

ミステリー読みたくて江戸川乱歩賞受賞した本作を買って途中まで読んだが遊郭がどうとか遊女がどうとか今のところ面白くない。
幕末、密室ミステリーって帯見て期待して買ったがなんだかなぁとりあえず読了したら追記します。
遊廓島心中譚Amazon書評・レビュー:遊廓島心中譚より
4065368316
No.3:
(5pt)

感想

驚きあり、感動ありで、
とても楽しく読めました!

港崎遊廓という変わった場所が舞台なのもよかった。

時代小説を読んだことなかったため、わからない単語もあったが、何となくで読み進めることができ、読後感もよかった。
遊廓島心中譚Amazon書評・レビュー:遊廓島心中譚より
4065368316
No.2:
(5pt)

後半怒涛の展開に驚愕

女性ふたりがなぜ「らしゃめん」になったのか、から始まって、どういう話なのか、どこに向かうのかわからず読み進めていたら突然本格ミステリに化けた。
遊廓島心中譚Amazon書評・レビュー:遊廓島心中譚より
4065368316



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