コズミック・ゼロ
- パニック・サスペンス (18)
- パニック小説 (69)
- 正月 (20)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
コズミック・ゼロの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々の流水大説にして、著者の新たな到達点であり新たな出発点!今までで一番読後感がすっきりでした!JDCが出てこなくてもやっぱり流水は凄い!何より読みやすいので、流水初心者にもぜひおすすめです。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本のミステリ史に大革命を起こした第一回メフィスト賞受賞者清涼院流水が、 帯の売り文句によれば「心を入れ換え」て発表した、片割れの「ブラックオアホワイト」とほぼ同時刊行された作品。 デビュー作「コズミック 世紀末探偵神話」をもじった「コズミックゼロ」というタイトルに、流水'大'説の新たな伝説の幕開けを期待したが、売り上げがさほどでもなかったかネタが尽きたか、これ以降は京大出身のインテリジェンスを発揮した英語の教科書みたいなやつやら急逝して流行したマイケルジャクソンを扱った一般読者向けの作品やら、ミステリとは無関係の伝説の作家らしからぬ作品を発表し少し失望したが、アマゾンのレヴューの数から推測するにそこそこ売れているようなので、お金が入ったことは喜ばしく思う。 装丁とさわりの文章から、流水'大'説の濃いのだけれど何故か薄味に終わるという、壁に小説を投げつけられた作家おそらくナンバーワンという作風を和らげ、マゾヒスティックな変人読者だけでなく良い意味で広く一般向けの煮詰めた物語であろうと予想したが、流水大説らしさも確実に残しつつ、完成された堅実な物語は面白かった。 首を傾げる読者はいても焚書にされるような目に合う作品ではない。 分かってての批判はもちろんありだが、作品全否定の、本屋で知らない作家ばかりのなか帯やポップやベストセラーの宣伝に惹かれて読む本を選んでるレベルの層の人は、東浩紀「動物化するポストモダン」でまず自分の見識を深めましょう。 ちなみに清涼院流水の名は舞城王太郎の作品にもたまに登場するが、現代のメタミステリやアンチミステリの源流の一つを知りたいならコズミックは読んでみてもいいかも。 あのたいく…、もとい遠大な物語を完成させる筆体力と爆弾的トリックを書ききる力は称賛に値する。 風呂敷の大きさと広げ方は天才的。 あとは畳み方を覚えれば完璧だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出だしから最後まで極めてクサい言いまわしに執拗な英会話と無駄な知識装飾。読んでて恥ずかしくなる登場人物のセリフと心情表現そして情景描写。極めつけは発想ばかりが先行しておそらく筆者自身も締め切りまでにうまく纏め上げられなかったのだろうと思わせる後半部分の不自然なストーリーの詰め込み。これはちょっと小説としてひどすぎました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者の本を読むのはコズミック 世紀末探偵神話に続いて2冊目だが、1冊目を読んで、この著者の他の作品はもう読むことはあるまいと思ったのだが、装丁の出来の良さと奇抜な設定に惹かれて本書を読むこととなった。 基本的にこの作者の作品は複数視点で日常が描きこまれていくと同時に未曾有の事件がいとも簡単に進行していくというパターンだが、本書も同趣向。 今回は1カ月で日本国民全員を抹殺するという他の作家なら思いついても到底作品にはしないだろうなという感じの大風呂敷が広げまくられる。何となく小松左京の日本沈没を彷彿させるが、SF小説としての実現性のリアリティは皆無。作者が文中で1000万人死んだと一行書いたらそれを納得して読み進めなければならない。殆ど中学生の妄想の世界観でストーリーは進行していくが、文章が読みやすいため、最後までこの話で結構退屈せずに読破してしまえるのはある意味凄いと思います。この人の作品はとにかく作者の作った無茶苦茶な前提条件に疑問を持たず全て受け入れると比較的楽しく読めます。決してそんなこと可能なのか?などという疑問は挟んではいけません・・・。 この種のテーマの作品としては常識破りの本当に日本国民全てが抹殺されてしまいますが、この大風呂敷をさらに無理やり広げたオチには読後言葉が出なかった・・・・。完全に読後、時間の無駄だった・・・という人と、変な小説を読んだなあ・・という人に分かれる作品だが、もの好きな人は是非! 膨大な著作がありその殆どがトンデモと言われる清涼院氏の小説群のなかでは本書はかなり分量がコンパクトで読みやすいと思うので流水体系を初めて読むという人には本書がお勧めである。本書がダメなら、他の著作もほぼダメだと思われます・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の人の感想があまり良くなか ったので、期待しないで読んだ。退屈しないで読めました。一読の価値はあ った。文庫版コズミ ックと似たような展開です。後書きは読まないでも良か った。他の人の感想にもあ ったように、どのように人を消したのかが、とても疑問に残 った。著者の本ではダブルドライブインのような、SF的な内容です。ややおもしろか った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作!!とか人に勧めたくなるような内容では無いです。 やっぱ何かをするならメリットがあっての行動ですよね。 他人から見て些細で陳腐でも本人にとってのメリット。 だからこそ突き動かされるわけで 読者に「共感できないけど理解できる」って落ちどころがあるはずです。 一応「人が増えすぎた」とかなんとか理由あっての 日本絶滅計画なんだけど、 セブンスたちが最期をどう考えてたかって結末を見ると 「日本絶滅計画自体、不必要だったんじゃね?」みたいになってしまいます。 辻褄合わないことが色々多いんですよね。 大きな路線でも不具合が生じてるので 読者としては「こうするしかなかったよね」なんて感情は湧かないなぁ。 素人なわけじゃない。生業としてる作家さんだもん。 作家の心情まで加味して読んでらんない。 ただダラダラ感もなく、一転二転するので 軽快に読めました。 やっぱオチは想像つきましたが、中盤では「どうなるのかな?」って 期待も持てましたし、壮大な計画が陳腐に映らなかったです。 というわけで嫌いじゃない(笑 秀逸!とか驚愕!って内容ではありませんが 中々読めました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|