九十九十九
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九十九十九(つくもじゅうく)と言えば、知る人ぞ知る清涼院流水『コズミック』から始まるJDCシリーズの、異能の探偵だ。あまりに美しすぎるゆえに、その瞳をみたものは皆、失神してしまうというキャラクター設定である。 本作品は、JDCシリーズのトリビュートでありながら、JDCシリーズの九十九十九とは別人。とは言え、本家本元の清涼院流水が、本作品のあちらこちらでちょっかいを出しているという、実にややこしいメタフィクションとなっている。 本作品そのものは、著者の『ディスコ探偵水曜日』の系譜に連なる位置づけだろう。 | ||||
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複雑な入れ子構造のメタ世界。エログロなんだけど、そんななかでも強く生きていこうという主人公の明るさがよい。 | ||||
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とにかくメタメタメタメタメタメタメタ! メタ小説を上回るメタ小説! | ||||
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流水大説→ NOVELA例無い→ 野辺無井→ もうお前とはしゃべってやんねー世 と進化してきた舞城 王太郎(=清涼院水流) の小説 と書いてある。 「海外に翻訳したい日本文学」とか、けっこういろんなところで取り上げられていた。 ノリはジュブナイル小説? 近親相姦の双子、虐待を受けた主人公、美しすぎて直視できない容姿。殺害されて腹にお札をつめこまれて発見される近所の女性たち、とか。 でも「これはネタでーす」というツッコミがあるのでライトノベルになじめない人にも読みやすい。 推理小説もネタにされている。 何章かにわかれていて、「前にかいたのはフィクションです」とかで一度殺された人が何度も生き返ってくるとか、推理のオチが駄洒落なことが多いとか。 後半が聖書みたいになってくるとか全体として狂ってる。 メタ・推理小説、というか、批評っぽくなってて、高度です。 | ||||
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JDCトリビュートとはいえ、ほとんど本家JDCとは関係なし。 とはいえ、冴え渡る舞城節はさすがとしか言いようがないです。 メタ的なネタや予想の斜め上を行く展開を楽しめるのはもちろんのこと、 『推理小説の探偵とは何か』ということに対する考察なども読み取れ、 ミステリ好きなら考えさせられるものがあるはず。 | ||||
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