SPEEDBOY!
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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背中に鬣が生えた少年 成雄(なるお)が主役の短編集。短編それぞれは関連性がなく、登場人物が同じであってもシチュエーションが違うという、パラレルワールドのような変わった構成になっている。 成雄は、音速を超えて走ることができるわけだが、疾走感の極みに達した表現は秀逸。(走りにおいては)人を超えた存在のみが体感できる世界。その中で、ライバルとの音速競走あり、バトルありと盛り上げてくれる。ファンタジーが入り混じったマイジョーらしい作品集だ(そもそも現実感は甚だしく乏しいのだが)。 ちなみに、長編『山ん中の獅見朋成雄』の主人公 成雄も同じ背中に鬣がある設定だが、特につながりはないんだね。 | ||||
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とても疾走感がある小説です。 走り続け、走り抜けていく爽快感が非常に心地よい。 夏の暑い日におすすめの一冊です。 | ||||
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すげえ。 この異常事態に対する現実感の高さがいいよね。 これが小説であり、これが空想科学であり、これが文学であると思う。 最後に登場する犬について、深く解釈することができるだろうが、 それはネタバレになるだろうから、書かない。 この本を読まないのは人生の損失だ。 | ||||
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舞城王太郎の独特な世界観で構築された、走りまくる小説。走る速さが、その擬音語が、作者独特の言い回しで表されているが、その音がちゃんと頭の中で聞こえるから不思議なものである。でも、これまでの舞城節があまり発揮されていない気がした。なんというか、話の中のキャラクターは疾走しているのに、文章自体に疾走感がないのである。「煙か土か食い物」や「阿修羅ガール」と比べると文章の疾走感はイマイチだった。 あるとき成雄は、自分の走る速さの限界は周りの意識や、自分自身の意識が決めている、と気づく。百メートル1秒を切り、音速に達し、ついには海の上を疾走する。謎の光の玉を追いかけ、走る成雄の行く先にはいったい何があるのだろうか、といった内容から始まる本作は、舞城作品らしく、いつものよーに読者をおいていき、伏線も構成もなにもない。今回は逆にそれがあだとなった。 数多くの謎が放置されすぎで、さらに構成がなく、久々の舞城作品だったおいらは、「最後まで読めば、すべての話がつながるんだろうなぁ、、」と思ってしまったのが運のつき。なにもわからないまま終わってしまい、恩田陸の「Q&A」以来、読んだ後に「えっ?」と一人部屋で声を出してしまい、「あ、独り言いっちゃったよ」と一人暮らし独特の寂しさを味わってしまった(ちなみに後の言葉も実際に声に出ている、という寂しさもある)。短編集との見方もできるけど、それはそれでひとつひとつの話は完結してほしい。 | ||||
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舞城王太郎の独特な世界観で構築された、走りまくる小説。走る速さが、その擬音語が、作者独特の言い回しで表されているが、その音がちゃんと頭の中で聞こえるから不思議なものである。でも、これまでの舞城節があまり発揮されていない気がした。なんというか、話の中のキャラクターは疾走しているのに、文章自体に疾走感がないのである。「煙か土か食い物」や「阿修羅ガール」と比べると文章の疾走感はイマイチだった。 あるとき成雄は、自分の走る速さの限界は周りの意識や、自分自身の意識が決めている、と気づく。百メートル1秒を切り、音速に達し、ついには海の上を疾走する。謎の光の玉を追いかけ、走る成雄の行く先にはいったい何があるのだろうか、といった内容から始まる本作は、舞城作品らしく、いつものよーに読者をおいていき、伏線も構成もなにもない。今回は逆にそれがあだとなった。 数多くの謎が放置されすぎで、さらに構成がなく、久々の舞城作品だったおいらは、「最後まで読めば、すべての話がつながるんだろうなぁ、、」と思ってしまったのが運のつき。なにもわからないまま終わってしまい、恩田陸の「Q&A」以来、読んだ後に「えっ?」と一人部屋で声を出してしまい、「あ、独り言いっちゃったよ」と一人暮らし独特の寂しさを味わってしまった(ちなみに後の言葉も実際に声に出ている、という寂しさもある)。短編集との見方もできるけど、それはそれでひとつひとつの話は完結してほしい。 | ||||
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